REF.1016特集は人気コラムの一つの様なので、重複しますが実際のREF.1016で検証してみます。
下記写真のダイアル、特に〝王冠マーク〟と〝ROLEX〟の形状により、高年式、1980年代物だと判断されます。
では、具体的に、このREF.1016は現在、ロレックス・マーケットの中ではどんな価値的位置づけなのでしょうか。
このREF.1016と製造年式(R後半ナンバー。1987年頃)、外装コンディション、コマ数、付属品の有無、メーカーメンテナンスの有無という、すべて同じ条件下で、二つのロレックスで比較検証してみます。
1987年当時、REF.1016は28万円、REF.16808は426万円でした(下記写真参照)。
しかしながら、それから二十年近く経過した現在、ご存知の通り、REF.1016は90万円、REF.16808もほぼ同額。。
単に「金無垢は今の自分には似合わない…だからステンレスのスポロレがいいんだ、、だから1016は100万円でも購入したんだ。」というのであれば、それは市井の人々には〝マッタク〟理解できません。
こういう感覚でしか買い物できない人は、いつまでたっても、金無垢は買えても、似合わないものです。
もっとも、とっても軽いステンレスのスポロレ、フルコマでもやはり軽いスポロレ、、そういうものに100万円以上掛けるというのは、やはり、ロレオタ以外には理解不能でしょう。
〝ロレックス〟といえども、100万もする中古ステンレス時計の購入理由は、ロレオタなりの高尚な 理由が必要です。
つまり、こういう理由です、、『ロレックスコレクションのために必要不可欠と判断したため、シカタナク購入したけれど、別にビンテージジーンズに合わせるためとか、ファッション的に必要だったというわけでもない。購入して直ぐ他のロレックスと一緒に静にしまい込んでいて、たまに来る友人に鑑賞用として見せるものに過ぎません。そんなことで、特に思い入れもありませんけど。。』
…これが100万オーバーステンロレ購入に対する、100点満点のロレオタの模範解答です。
しかし、アッパークラスのロレオタは金無垢、コンビ、スポロレ、チェリーニ、懐中、、と混在させた収集をしますが、一つだけそういうロレオタにとって心中は「…どんなにステンレスの時計が重くても〝ステイタス〟は感じない、、」といつも真理として実感していることです。
…どうも、ファーストロレックスに100万もする〝ステン〟中古スポロレを選択するのは、購入ロレックス選択ばかりでもない、一事が万事、人生そのものにポリシーなしのミーハーともいえない、空っぽでつまらない、チンケな人間だけのようです。