PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

ロレックスにおける○○モデルについて検証する。

2010-01-31 | 悩み

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6263/0()やエキゾチック(白巻)のノンオイスターのステンレス手巻デイトナをポールニューマンモデルといい、1655をスティーブマックイーンモデルといい、1675/0(ツートンベゼル)を裕次郎モデルといい、更には16753(ツートンベゼルの茶アップライト文字板)をクリントイーストウッドモデルという。

あらためて考えると、○○モデルというのは、設計段階、またはリリース前にその○○の名称が決定され、発表とともに○○モデルというのが世に知られるのが、社会通念上一般的ではないだろうか。

○○の俳優さんが使用する前は、もちろん〝○○モデル〟ではない訳ですが、ロレックス社は自社製品と特定分野の有名人を重ねてコマーシャルする傾向が強いので、販売戦略的にはマッチしています。

しかし、62631655167516753を単に時計としては好きなのに、ポールニューマンやマックイーン、裕次郎やイーストウッドが嫌いな人たちにはこれらの○○モデルと呼ばれているロレックスは買い辛いでしょうね。

私にとってモデル名の彼らについて、裕次郎は晩年の彼しか知りませんし、マックイーンは好きとか嫌いとかという次元ではなく〝たいして知らない〟俳優さんです。幸いそういう知識しかないためにこれらロレックスを購入する際のハードルはありませんでしたが、彼らを本当に嫌いな人は、それらのロレックスは絶対買わないと思います。ですから、ロレックス社が広告に使うイメージキャラクターはタイガーウッズでは駄目な訳がここにあります。

嫌いな人がリーのジーパンをはいていることを知っている人はリーバイスのジーパンをはいているはずですからね。


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生産コストと利潤について考える。

2010-01-30 | ロレックス

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何らかの新型をラインナップするよりも、奇妙なデイトジャストの文字板をリリースするよりも、手巻デイトナも含めて4桁のパーツを自社または委託して再生産したほうがいい。

その方が、ひとりでもロレックスファンの気持ちを引き止めておくことが出来るし、ロレックスというブランドをパテックのそれに近づけることも可能であろう。またうがった見方をしてみてもその方が、コスト的にロレックス社の利潤を高めることに連結すると思います。

4桁スポロレに世界中の人たちが、モノの減価償却を遥かに超えたお金を、まるでかわいいペットに掛けるかのごとく、メーカーの提示する請求金額に異を唱えることなく支払い続けているのですから。

記画像は、ROLEX Oyster Cosmograph〝DAYTONA〟ref.6263/0とポールニューマン氏。最晩年の彼の腕には妻から贈られたこの手巻デイトナとの写真が多く見られる。しかしこの時計のメーカーメンテナンスは2008年を最後にスイス本社より各国サービスセンターへ中止が指示されている。


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日々雑感。

2010-01-29 | 日記・エッセイ・コラム

街を歩いて、ふと〝R O L E X〟の文字と〝王冠〟マークを目にすると、酔っ払っていても一瞬、非常に厳粛な気持ちになれます。

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ある日の木漏れ日の中で。

2010-01-27 | 日記・エッセイ・コラム

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決して落ち着きはしない、ハラハラする忙しい場所。でも緊張の中で手短にまとめて要点のみを集中して、目前の礼儀正しい彼女もしくは彼に説明しなくてはいけない場所。この目の前にある建物のテーブル席で最後の予習をして踏み込む前の厳粛な気持ち。

プロとセミプロのみが分かり合える暗黙の了解。こんな精神が研ぎ澄まされて高揚する場所はこの〝丸の内〟をおいて私には考えられない。Rolex5721rolex


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日々雑感。とある他人の会話を耳にする。

2010-01-24 | 日記・エッセイ・コラム

先日、いつも行くホステス同伴御用達のとんかつ屋で食事をし、その足で同じく銀座のとあるバーで本日の仕事のまとめをしながら、ひとりゆっくりとバランタインの水割りを飲んでいると、40歳前後のサラリーマン2名が隣席のテーブルで次の会話を始めました。

部下「○○さん、時計って何をしているんですか。」

上司「エルジンなんだよね。3万円したかな。」

部下「○○さんって、機械式時計好きなんですよね?エルジンってなんなんですか!」(笑)

上司「…」〈この沈黙以後、終始無言〉

部下「エルジンって通販時計になりさがった、あのエルジンですよね。エルジンってどこの国のブランドでしたかねぇ。スイスですか。僕の認識としてはエルジンって機械式時計の最低ランクですよ。」〈以後、終始エルジンについての知識の粗末な独善的な批判が10分ほど続いて終わる〉

私の隣席でのいきなりの時計話しと極めて珍しいエルジンへの程度の低い解釈。私的にはバブルバックからスポロレ、デイデイトまで、何らかのロレックスタイプを安価にコピーしアメリカナイズされた時計を量産しつつ、タイメックス社と両極をなす時計メーカー、特に金メッキのロレックスタイプを得意とするという位置づけぐらいでしたが、それはともかく部下の上司の小物に対する未熟な暴言と傲慢さが、聴いている私のバランタインの進行を遅らせたことは言うまでもありません。

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