PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

日々雑感。

2017-07-27 | 日記

時計愛好家の仲間とお話しするとき、ロレックスの話が出ない日はない。

お互い、私たちの世代は5桁の話が中心となる。

それも5桁の今昔の店頭価格の懐古談に終始する。

正規メンテが不可の4桁はもはや遠い良き思い出として生き続けるだろう。

しかしながらロレックス最後の良き時代の証として5桁は未だ現役である。


あの最高潮に宝飾文字板のバラエティーが豊富であった5桁のデイトジャスト、デイデイト、デイトナは

もっと見直されてよいはずだ。


5桁のSSが高騰し、これらのモデルも同時多発的に値上がりしている昨今、コレクションとして買い続ける

ことは確かに大変だ。

いや、それ以上に良品の個体自体が店頭から消えつつあることの方がもっと難儀ではあるが。


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日々雑感。

2017-07-26 | 日記

自称、、人権派弁護士…。

経営に行き詰まった事務所のダメな弁護士だと直に判断できる。

差別発言ができない弁護士は肝心な時にヘタレる。

できる弁護士は庶民の話なんて聞いている時間なんて持っていません。

彼らはいつも企業家と歓談している。

そんな私はいつも黒革ベルトにクラシック尾錠の3796か3998の18KWGを勧めている。

クライアントから受けがイイらしい。

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バーゼルの新作。

2017-07-25 | 日記

代理店に外商から問い合わせをさせた。

今年はシャンパンは3本のみの入荷予定とのこと。

ここのこのモデルはだいたいこんな本数。

でも、案外、直に飽きるかもしれない。

ロレックスやパテック以外は経験的にいつもこうだ。



ところで、先日、タカタの株価を気にしながら、香港や米国で時計の仕入れ販売を展開している在日華僑経営者と話した。

SSロレックスはダントツ、異常な値決めが続いているという。

16520のA9番、付属品完全品ならもう、10月中には400万円オーバーになっているらしい。

P番の個体のみも傷だらけ16520なら、デッドなA9番が狙い目だが、あれから17年、そもそも

オリジナルなキレキレ、バキバキな極上デッドに近い完品なんてそうそう無いだろう。

あれば、年内、480万円~500万円の販売価格だろうか。

そういうコレクション性の高い個体は永久博物館行だ。


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日々雑感。

2017-07-24 | 日記

先程、何気にSNSに、フランス人の恋愛至上主義のコラムを見た。

そして思ったことがある。

フランスは本当に同胞に対して自由・平等・博愛であったのか。であるのか。

トリコロールは機能していたのか、しているのか、だった。



なぜこんな他愛もない疑問を持ったのか。



それは『ルイ十六世幽囚記』という本を大学生の時に読んでいたからだ。

これは王政復古期に書かれ編集されたもので王様寄りの考え立つ前提で読まねばならない。

まあ、それはいいとして、1790年以降のフランス史についてはよく知られているのでここでは述べない。


現在のフランス人のルイ16世と、マリーアントワネットに対しての評価は処刑当時

と比べるずっといいし、当時でさえ、一票差で王様の処刑が決まったぐらいだったが、

フランス人のこのときの先祖の行動は、間違いなく共謀罪でその罪悪感は200年後の今日も続いている。


ルイ16世は賢明な王様だった。

先代から続く財政難に加えて、敵国イギリス打倒のためとはいえアメリカ独立戦争にフランスを加担させたが故に

国家経済は破たんした。マリーアントワネットの浪費は考えるほどの浪費ではなく、通常の王妃の国庫負担

程度のもので、特段華美な浪費ではなかったらしい。

ルイ16世は過度に国民思いの国王であったがゆえに馬鹿正直に議会の半数も一般平民を議員として意見を

吐かせた。結果、そういうことに慣れない平民にフランスは翻弄された。

嫌気のさした王妃は国王、子どもを連れて脱出する。

ここで王妃はドイツ製の豪華な馬車を希望し荷物もこだわった。

この時間的な切迫が元でフランス人民に一家は拿捕されたといってよい。

拿捕され、結局、トリコロールの名のもとに平民に言いようにされてタンブール塔での不遇な結末はよく知られ

たところだ。

国王は処刑される直前、神にフランス国民を許してくれるよう願い出た。そして国王は聖人となった。と、国民は

想像しただろう。これが今でも続くフランス人の共謀罪意識の始まりである。

この処刑裁判を行った幹部もまた別の平民によって処刑される。

そしてこの平民も結局はナポレオンを登場させ、ルイ16世の弟二人も王位につく。

いわゆる王政復古となる。

この30年ほどの間に政情が劇的に変わった。

これが、フランスのトリコロールの真骨頂だと私は考えている。



つまり、人間はそのときどきの大きな流れに大きく反対などできないのだ。

フランス人だからではない。

日本人だってそうなんだ。

大きな流れを最初に作ったものから名望家になっていく。

ウソでも屁理屈でも、もっともらしいことをもっともらしくうまく説明できる山師、ペテン師がショップ経営者が、

ザクザク、小銭をため込んで次のペテンを考えている。

時間の間を常に考えながら忍び寄る。

そういう時計のマーケットって、本当にいやらしいと私は思う。


ミドルケースがマシンガンで撃たれたようなありえない傷だらけの16753、100万円オーバーだったけど、

ああいうのが100万で売ろうとする魂胆がはずかしくはないのか?


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日々雑感。

2017-07-22 | 日記

結局のところ、キャリバーナンバーとか、レター形状の違いだとか、マイナーチェンジの部分とか、

そんな細かいところのウンチクは、ロレヲタ初心者が研究発表していればよろしい。

本当のロレヲタは、その個体をパッと見ただけで、どの程度レアなのか、どのくらいの評価がされるか、

瞬時に判別できなければロレヲタとは言えない。

だが、最近の沸騰価格、いわゆる、中野プライスは豪遊ばかりするショップオーナーの呑み代の加減なのでロレヲタの

関知するところではない。

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