〝DAYTONA〟、〝デイトナ〟。
私が時計を好きになってきたというか、ロレックスを好きになってきた当時、この6263はあまり好きではなく、むしろロレックスを一本も無かった当時は真剣に中古でそこそこ綺麗な1019がまだ45万円で売っていてそちらを買おうと思っていましたが、ファーストロレックスが中古なんて、と思い始め結局、正規店で現金を握り締めて22万円にしていただいた15200を買いました。
また16520の方が手巻きのデイトナよりも見るからにコストがかかっていると思っていたのでこの6263は、ただでさえクロノグラフが好きではなかった当時の私にとって購買意欲なんてそそるはずもありませんでした。
でもあれから嗜好も変わり、いまや宝飾、ゴールド時計がコレクションの8割を占め、ステンレスでは仕事でもこの6263を偏愛しています。
結局私もミーハーなわけなんですね。
スポロレといえばオイスターブレスレット仕様、というのは今やニワカロレックスファンには当然の認識であろうし、GMTにはジュビリーブレスレット仕様もあって写真や資料では知っていても、アンティークや中古などでも店頭で生で見た方は中でもそういうファンにはほとんどいないであろう。
単にダイヤ文字板ではなく、二種類以上の輝石仕様の宝飾文字板のスポロレならばジュビリーブレスは必須で、オイスターブレスでは何となく味気ない。
しかし、現行のスポロレ、かつては唯一ジュビリーブレス仕様も許されていたGMTにも、他のスポロレと同様にオイスターブレス仕様しかない。
なぜだろうか。
コストダウンである。
他のモデルに転用できないパーツはディスコンとなってしまう。
これは5桁時代にはモデルによって様々な箱や付属品があったものが、2000年頃から淘汰されていった経緯にも似ている。
写真の上下ブレスをそれぞれ手で隠して見比べて欲しい。
どうだろう、いや悩む必要は無い。
ロレヲタならばジュビリーブレス仕様を選ぶ。
しかし、一般受けするのはオイスターブレス仕様ではあるが。