只今、徹夜の私のところへ友人のシンガポーリアンからリサーチ価格の回答が送られてきました。代表的なモデルと円換算後のプライスをご参考までに下記に記します(S$1=¥62)。
①DAY-DATE Ref.118239 (ホワイトゴールドのデイデイト)used 約99万円(GST抜)+Fedex+関税などの諸経費で恐らく日本入国価格は最大約105万円。
②Submariner Ref.16613 (ロレゾールの青サブ)used 約32万円(GST抜)+Fedex+関税などの諸経費で恐らく日本入国価格は最大約36万円。
現在の我が国の中古相場からしますと、約30~35%ダウンしています。しかし、日本の実勢はこれにショップの利幅が加算されます。シンガポールでは通常値札で販売していますが、異常な円高により現在ですとこのぐらいになります。いずれにしましても、現在から年末年始にかけての中古相場は現在既存価格の20~30%ダウンで時計好きの方々に提供されると予測されます。
また新品および中古ともに円高還元セール実施のショップが急増すると、既存在庫の利益が当然日増しに目減りするため少しでも利益確定を確保すべく、都内全ショップの価格破壊的な大幅店頭プライスのディスカウント開始が戦略的に強く懸念されます。
一時的な円高も予測されますが、日本政府の金融介入が失敗した場合、価格は総崩れとなることも大いに予測されるため、今後の展開を見守りたいと思います。
※プレミアアンティークのスポロレはRef.1665シードウェラーも100万円を大きく割り込み、1016や1655、手巻デイトナやポールニューマンも強い円の影響で円換算で見ますと、只今暴落中です。
昨今のノーマルミルガウスRef.116400は白・黒とも日本正規価格以下となり,非常に買いやすくなりました。私が世界のロレヲタに向けて命名発信した白ミルガウス〝トロピカルマンゴー〟(So-Called“TROPICAL MANGO”.「Rolex Oyster Perpetual Ref.116400〝MILGAUSS〟の近況を検証する。」本ブログ2008.3.16掲載)は黒ミルよりも十万円ほどの価格差です。もうそろそろ日ロレに交換用文字板が入荷していると思われますので,五万円程かけて白ミルを黒ミルに交換したほうが経済的です。またグリーンミルガウスも80万円を切る勢いです。今後のミルガウス新品のプライスレンジは,急激な円高と欧米(イタリアを除く)での販売不振によって白ミル49万円,黒ミル54万円,グリーンミル70万円となるでしょう。
やはりマンゴーは腐敗し発酵すると青く変色してしまうかのごとく不人気になったのでしょうけど,私はトロピカルマンゴーは大好きです。
よく外国映画で公衆トイレやレストランの便所で登場人物が自己の革ベルトの腕時計を腕から外し,洗面所で勢い良く手を洗っているシーンがありますが,私は極めて照明が明るい衛生的な現代的なビルから新橋方面に見られる戦後まもない建築の汚いビルの様々なトイレで,こういった〝革ベルト外し〟のシーンを実演している男性を見たことがありません。
たとえカラトラバではないチープなブランドの時計であっても,このような映画のシーンを真似ては〝かえって水が付いて汚れる〟はずです。まして,手を洗ってハンカチで手をきちんと拭いたとしてもその時計を再度腕に付ける場合に水分が付くリスクというものは,腕時計を付けたまま水が付かないように気をつけて手を洗うよりもずっと高いはずです。
しかし,ロレックスオイスターはどちらの洗い方であっても気にすることなくシーンを選ばないことは確かです。
凄い円高です。歴史的に稀に見る株安です。首相が国会で答弁し,そして六本木や高級バーで飲んでいる最中,〝モノポリーの驚きの男性〟のように私は大金持ちになる確信と恐怖に打ち震えながら,モニターに喰らいついております。30年に一度来るか来ないかのビッグウェーブです。
実際の日本株は企業実態の半値で見られ,円は二十円以上高く見られています。テレビで注目されたい似非エコノミストはスポットライト浴びたさに凄い円高を唱える。世の中,なんでもマイナスのことをいえば,たとえ間違っても批判されることはプラス意見よりもずっと許される傾向があります。そんな昨今,私の銘柄株のストックも日増しに数万株単位で急上昇し,円貨は銀行数行から空になるほど米ドルも買いまくっています。まさに私の銀行ストックのバケツが抜けた〝関ヶ原〟を日々展開しています。私も両腕に旧タイプのゴールドロレックス,GMT(Ref.16758と16718)を久しぶりに装着し,睡眠四時間で来年の莫大なサクセスに向けて証券会社営業幹部と連日の白熱の日々。
ところでこの危機とチャンスが大きく交差する中,〝ロレックスマーケット〟といえば,ショップは仕入値割りを覚悟で早急に不良ストックを販売するところが来年の勝ち組。実際都内の某ショップでも大値引きを開始しました。換金目的の客は早急に売却しないと予想外な値段でしか買い取ってもらえないでしょう。その逆は今の〝マヤカシ〟の円高の内にショップは仕入れるか,一般客は現在為替レートを反映させた海外発注をショップに対応してもらえれば,かなりの安値で新品ロレックスを購入できるでしょう。
私はディスコン予定の16618青サブ最終型をユーロ建てで本日,並行ショップに発注をかけました。購入可能価格はショップの回答待ちです。
円高から円安になるよりも,円安から急激な円高になることが,日本人にとって〝今,そこにある危機〟と言えるのです。