PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

豪華になった正規カタログについて。

2009-02-27 | 日記・エッセイ・コラム

 先日,懇意にしている日本ロレックス正規販売店(仲卸直営のコンセプトショップ)から3冊のカタログ(下図上段参照)が各2部ずつかなりの重量で郵送されてきました。

一冊は既存の正規カタログの大幅改訂版でありすばらしいものです。そしてもう一冊のカタログはデイデイトⅡを表紙に飾った簡略的なもので価格リストにはボッテガやヴィトンのそれのように写真付で判り易い物になっております。

そしてカタログではないのですが,フランスの雑誌にロレックス特集が昨年12月に組まれたようで,その日本語版としてのSTILETTO ROLEX specialに全162頁に渡ってロレックスの歴史から新工場の全貌についても触れているところが圧巻でした。

特に面白かった記事は,現ロレックス社長,パトリック・ハイニガー氏の同誌記者によるインタビューコメントで,「(Q:一番誇りに思うことは何ですか?に対して)A見ず知らずの人が,ロレックスを着けていることです。」と「(Q:時計はいくつお持ちですか?に対して)Aたくさん持っていますが,いつも同じものを着けてしまいます。実を言うと,ほかの人の着けている時計を見るほうが好きです。」(ともに同上誌26頁)でした。

この2つの回答は,ロレヲタである私とハイニガー社長とが時計(ロレックス)というものに対しての考察において非常に近似していると思うと共に,ハイニガー社長に私は大変なる親近感を抱き,結果として高層アパートからぼんやりと見渡せる富士山を観ながら,またもう一本,金無垢ロレックスが欲しくなる自分に気づきました。

Rolex671rolex

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ライカ雑感(私のライカ。その2)

2009-02-26 | ライカ

 超高画質な写真や画像に収めるだけ,ならば別にライカなんて必要ない。まして記録としてだけならライカで無いほうが手軽で楽だ。それに経済的。

 〝ライカで撮る〟…,〝写す〟ではなく〝撮る〟のである。

 構図を決めて,〝ストーン〟というシャッター音とともに,自分の意図した構図とともに何かしら深いところへ落ちていく,余韻を残した感じで…。

 明らかにニコンの〝バシャ〟というシャッター音とは違う。ニコンのシャッター音は自己完結型で次のコマへと未練も無く進む。

 ライカの〝ストーン〟というシャッター音は,〝このレンズでこの構図,このシャッタースピードと露出の選択でいいのかい?〟…と囁くような未練を残しながら次のコマへと進ませる。

なんともライカには撮影者に味わいを残させるカメラである。

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ライカ雑感(私のライカ)

2009-02-25 | ライカ

 年初以来,非常に多忙を極める私にも先週末は少しだけ余裕のある日々を送ることが出来ました。そういう時にしか登場しないのが私のライカ(下図)です。

 私のライカは新品で購入したエルマリートの28㎜とアクセサリー,それとユーズドのボディーとレンズも含めて,すべて日本代理店直輸入品(ライカジャパンおよび日本シーベルヘグナー)です。

 ユーズドと言っても,期限の切れた正規保証書だけがものによっては無いくらいで,本体はまったくといって良いほど瑕疵の無い完全品と言えます。

 特にユーズドが日本代理店直輸入品になったのは私が意図したことではなく,近年のBPのコンディションにこだわると必然的に日本代理店直輸入品となるわけです。

 ロレックスオーナーの年齢と性格とは違い,特にブラックペイント・ライカを所有する年齢とそのオーナーの収集に対する性格はほぼ皆,近似している気もします。

 よって特に限定品やブラックペイントのライカに抜群にコンディションのよいユーズドが販売されているのはこのためが大きいようですが,販売時の価格差がユーズド販売価格と大差が無い点は,ライカが大きく値崩れしない,安定した金融商品であることを如実に示しているのだと思う今日この頃です。

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旧型GMTマスター研究(オイスターブレス編)

2009-02-24 | 悩み

 私の気に入っているスポロレはGMTマスター167XXラインです。

 私が以前聞いたロレックス社の見解ではジュビリーブレス仕様よりも,オイスターブレスタイプの方をより推奨している感がありました。したがって現在ではそのようなラインナップとなっております。ちなみに日本ではステンレスモデルのジュビリータイプは正規通常販売はされていなかったと思います。

 旧型GMTマスターが次第に注目されてきたことは私には大変うれしいことですが,本ブログでも〝ゲバラ仕様のGMTRef.1675(下記画像左側参照)と紹介した後,某時計ショップサイトでもこれに同時便乗して紹介されていることを見ても人気は急上昇中だということが判ります。

 しかしながら,ゲバラの腕時計について,最近のメンズ雑誌に見られるように,何でもかんでも〝ロレックス〟であるというような誤解されかねない記事を掲載されている雑誌を読むと残念でなりません。

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