PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

「月に雁」×「エクスプローラーRef.1016/0」に見る,昨今のアンティーク・中古ロレックスの〝キ

2008-03-31 | 通販・買い物

私たちは〝過去を反省し,未来に生きています〟。

すなわち,結果高騰した物品の価格経緯をよく知っています。だから,ドラえもんも,タイムマシーンの使用倫理を決めているのです。私だって過去に戻れるなら,エクスプローラーやミルガウスやデイトナなど数十倍に高騰するロレックスを買いに二十年前に戻りたいです。でも,当時は当時なりの自己所得という〝身の程〟があるので,このようなお話は空論です。しかし,私たちは過去を反省し,未来に生きています。ある程度,将来高騰しそうなロレックスの予測は過去のトレンドから可能です。

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ここ一年半で,日本におけるロレックスはアンティーク・中古価格ともに急高騰しています。要因は,①世界不安による金・プラチナの高騰,②安定的に漸次上昇するスイスフランの対円レートの推移③特に中国,ロシアの日本周辺諸国の所得の上昇による日本のロレックスマーケットからの国外持ち出し④ロレックス新工場建設による定価の底上げ⑤日本の並行ショップ対前年比売上激減補填のための単価の安易な大幅引き上げ…などが現在考えられ,同時にロレヲタもこれ等の要因に振り回されております。

ちなみに,スイス製ウォッチの去年の年間売上高は依然として日本は上位にランキングされていますが,諸外国を経由した並行輸入も手伝ってか,日本だけが際立ってマイナス成長です。

それはともかく,中古ロレックスの一例ですが,デイデイトRef.18238S番,ノーマルダイアル,保証書・内外箱・取説付,21コマ,日ロレメンテ済の美品がちょうど二年前は80万円台でしたが,現在はRef.18238S番,ノーマルダイアル,保証書・内外箱付,取説付なし,21コマ,非日ロレメンテ済で100万円を越えています。

ですから,今ほしいロレックスがあれば,たとえ購入意欲が半分程度のウェイトでも,迷わず即購入しても,たとえ飽きて数年後に売却してもおそらく90%程度で買い戻してもらえると思います。

海外オークションでは既にアンティーク・中古ロレックスは,東京やニューヨークの時計ショップ以上の価格をつけて,どこの田舎者が買うのかと思えるほど〝キチガイ相場〟のエスティメート設定になっていることはもはや常識なのです。Rolex1838rolex


「月に雁」×「エクスプローラーRef.1016/0」に見る,昨今のアンティーク・中古ロレックスの〝キ

2008-03-30 | 通販・買い物

先月,異常な円高急騰のために,毎晩オフィスで寝泊りしていた私は,愛車のビアンキで数年ぶりに都内の切手屋さんに吸い込まれるような懐かしさにつられて入店し,過去に熱狂して収集していた切手群をショウウィンドー越しに眺めていました。すると気づいたんです。子供のころと価格がほとんど変化していない,という事実を。ただ三十年間,〝時だけが過ぎていた〟のです。そして死ぬほどに時間をかけても子供の自分には大人の自動車ほどの価値観に匹敵する「月に雁」(1949年発行。通称〝ツキカリ〟プレミア切手をよく知らない人も一度はどこかで見聞したことがあるといった,日本切手界のスーパースター的な存在)を,当時一枚も買えずただの憧れであったその切手を,購入するまで三十秒たらずで,「月に雁」をしかも1シート(「月に雁」は五枚綴りで1シート)纏めてカード購入している自分がいました。価格はデイトナの日ロレメンテよりも安くしていただき,その日は,金無垢のロレックスを購入したのと同じほど,ウキウキして帰社しました。

そこで,今回は二回に分けて,ロレヲタ黎明期以前の私の子供の頃のお話をしてみます。私が小学生だった1970年代だった頃,切手収集(子供の頃は,〝切手あつめ〟といっていました)が異常なブームで,クラスには必ず数名の切手コレクター集団がおりました。生意気にオトナの〝切手収集誌〟を定期購読している児童もいました。  昼も放課後も切手の〝見せっこ〟をして,たまに相互に収集品の交換をしていました。私はこの当時から〝一番〟で〝珍しいもの〟を収集し,質・量ともに他者を圧倒していました。今のロレックスコレクションでもそうですが,総当り戦の物量作戦でした。その後,ファミコンと旧帝大への嫌な受験勉強が決定的な要因となって,私の切手収集にピリオドが打たれ,世間の切手ブームも1980年代半ばから下火になっていったと記憶しています。

私が児童だったとき,垂涎の切手はもちろん,「見返り美人」(1948年発行)と「月に雁」でした。前者は未使用完全品で確か当時10,000円程度だったと記憶しています。当時,私の毎月のお小遣いは,千円程度でしたから,祖母から五千円ほど前借りして,デパートの切手売場(都内ではもうほとんどデパートのテナントにその姿は見られませんが)から「見返り美人」を購入したときは〝気が狂ったように熱病のごとく〟帰宅し,〝脱兎のごとく〟切手仲間の家に「見返り美人」を見せびらかしに行ったのでした。

…あれから,三十年,切手は収集していません。もしも仮に,ロレックスコレクターになっていなければ,あのまま日本屈指の切手収集家になっていたと思います。切手は今や趣味の世界で,ロレックスは今や不純な投機も組み合わせたコレクションになってしまったことは否めません。加えていまや小学生の頃の純粋な〝ものあつめ〟が懐かしく思えます。でも同時に切手に価格を設定し,利潤を生むように設定された資本主義の仕組みに騙れ,オトナたちから必要以上に搾取されていた自分からも解放されたことを認識しています。

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当時は物品の熱狂的収集家を〝ヲタ〟,〝マニア〟,〝エンスー〟とは言わず,〝愛好家〟と言っていましたが,私のように,子供時代に切手を収集し,ロレヲタになった日本人は相当数いらっしゃるのではないでしょうか。ちなみに,私の当時の切手収集仲間の消息は不明です。

1980年代の「日本切手カタログ」を見てみますと,「月に雁」は未使用完品でカタログ値は一枚20,000円程度でした。現在は30,000円ぐらいですが実売は三十年前とほとんど変りません。一方のロレックスはどうでしょう。同様に1980年代のエクスプローラーRef.1016/0の日本正規のロレックス価格は280,000円で,実売は日ロレ品でも20万円前後だったようです。当然これらの価格比較は両者とも未使用価格なので,もしも「月に雁」の価格がカタログ評価同様の未使用保管を二十年後の今もしていたのなら,「月に雁」はカタログ上は1.3倍程度で実勢は同価格ですが,エクスプローラーはどうでしょう,完全なデッドストックなので恐らく店頭販売価格は1,800,000円はするのではないでしょうか。タイムマシーンがあればドラえもんに懇願したいぐらいですね。Rolex18130rolex


ROLEXの〝謎〟を検証する。

2008-03-29 | 悩み

 以前から,日本の雑誌では,ROLEXという会社について, 〝非公開〟,〝秘密主義〟,正規販売店では〝役所的な権威主義〟…などと,一方的な〝感情的〟個人主義でもっていろいろと掲載していますが,そもそも株式公開企業であろうとなかろうと,日本人的な細かい公開の追及に応じる必要など,一民間企業が行なう必要なんてありません。まして,どこから株式会社組織であるROLEXが,いつのまに民間法人から財団法人,という実しやかな流布が市井でまかり通っている かも疑問です。

 日本ロレックスはスイスのロレックス販売会社である,ロレックスホールディング社(どうもロレックスは販売会社と製造会社を法人化しているようです)の資本を受けた子会社である旨が,日本ロレックスの会社案内(下図参照。就活にも必要)に記載されております。ましてやスイスのロレックスは〝MONTRES ROLEX S.A.〟ですし,ドイツのそれは〝ROLEX DEUTSHLAND GmbH 〟,アメリカ合衆国のそれは〝ROLEX WATCH U.S.A. Inc〟,シンガポールのそれは〝SINGAPORE ROLEX PTE.,LTD〟,そして日本のそれは〝日本ロレックス株式会社〟です(S.A.GmbHIncPTE.,LTDはどれも〝株式会社〟であり財団法人=Foundationではありません)。Rolex2096rolex Rolex2107rolex_3

 ロレックスが財団法人視されているのは,以前の大株主であるロレックス経営者が自己株式をその財団に移譲させたためから来る,誤解なのでしょう。このロレックス販売会社とロレックス製造会社を一元化し統括しているのが,従来から誤解の原因となっている例の財団法人なのかもしれませんが,ロレックスを購入する上でそのようなお家事情は,私のロレックスを購入する動機になりませんし,そのような〝謎〟は,始めから,〝謎でもなんでもありません〟

 いづれにしましても,パテックやバセロン,ブレゲなどのメーカーには上記のようなプライベート事項迄を疑問視し,〝謎〟として取りざたされたことはありません。このように,ロレックスに対して〝謎〟〝謎〟〝謎〟と謎の呪文で探りをかけた似非ロレックスエンスーや雑誌社の好奇によって,十数年前のロレックス関連の記事掲載の時計雑誌に頻繁に見られた,故佐藤元サービス部長の貴重な談話や,若手スタッフの座談会などが掲載クローズとなったり,ロレックスという名前が雑誌媒体の商業主義に利用されるにつれて,商品のお問合せ先も日本ロレックス㈱から販売先名に変更されるようになりました。合わせて,ロビーインフォメーション横に若い警備員(郵船ビルの丸の内側から皇居側にかけて配置している数名の警備員ですが,私のオフィスのビルヂングのご同業よりもかなりな高慢な感じがします。きっと警視庁出かもしれません)も配置されました。

 私は〝ロレックスの謎〟という場合,〝ロレックスウォッチの謎〟であって欲しいのです。例えば,サブマリーナRef.5513の裏蓋にRef.5512とあるのは何故かとか,本来Cal.1580搭載のはずがCal.1560であったりするのはナゼかとか,そういうレベルの〝謎〟にして欲しいのです。でもロレックスはこういった質問には返答はしません,というか兄弟会社である別会社のロレックスに聞かなければ分からないからでしょう。ただこういう類のロレヲタの質問は日本ロレックスには〝異常者〟として捉えかねられません。

 私の友人は,赴任先の地方の日本ロレックスの営業所にこのような質問をしたときに,電話で〝ピッ〟という電子音が頻繁にすると言います。まさかとは思いますが,〝会話を録音〟しているのかもしれません。本当は録音する前に相手の了解を得ることは必要と思われますが。また私の体験から申しますと,サービス窓口の受付嬢も始めからクレーム対応の固い姿勢で,メンテナンス依頼の来客者と接しているところもあるようです。また,自社製品に対する自己の知識不足から来る勘違いを否定することなく,次第に怪訝な表情をするのは相互誤解の元となります。そういえば以前,丸の内の技術者の机上に〝『ロレックスの買い方』〟というロレ初心者読本があったのには非常なるショックを受けたのを記憶しています。

 でも彼ら彼女らも毎日毎日,接客でお客さんから〝これはずいぶん昔に香港で買ったロレックスで…〟とか,〝クリスタル交換で王冠マークの透かしいれてないものを…〟とか,ロビーで大阪弁で大声でケータイしだすお兄さんとか…色々な下世話な話にも付き合わされて大変だと私は,ひどく同情もしています。【しかしながら,昼休みに,遥々丸の内へ行く私同様,日中に,どこかの会社の役員らしき人たちが日中来られるのも,日本経済は相変わらずタクマシイと思ったりもしていますが…】 

 いずれにしても,この様な問題は,日本ロレックスの一部の社員の行いであって,都内の一流企業にも色々な人物が混沌として組織の中におりますので,このこと自体,取るに足りないことです。それよりもロレックスが優秀だと感じるのは,以前にも言いましたが,心憎くも,人心をハッとさせる,そのマーケティング〝センス〟でしょう。このことの極々一つは,この本ブログ中の〝HUNTING ROLEX ADVERTISEMENTs〟の〝〝JAPANESE SWORD〟×〝ROLEX〟〟をご参照ください。

 それはともかく,要するに,コレクション性のある,時計やカメラや自動車の詳細なディテールの質問をするコレクターが起こるくらいのエンスーやマニアやヲタを抱えだした,そのメーカーは,そのブランドがマーケットで成熟した証拠ともいえましょう。ただ言葉の揚げ足を取る卑劣な市井のクレマーのようなロレックスファンはただの外道クレーマーであって,ロレックス好きでも,ロレヲタでもあるとはいえません。Photo そのブランドが本当に好きならば,紳士的にメーカーを暖かく育てたいものです。


正規新品購入。使い続けて数十年,愛着のあるロレックスがロレックス社からメンテナンスを拒否されたら…

2008-03-26 | 悩み

私たちが若かりし20代に,社会人として搾取された安価なサラリーを必死に貯蓄し,購入した日本ロレックスの正規品を毎日毎日使い続け,四十年後,自分の息子に渡そうと,丸の内の日本ロレックスに初めて持参し,カウンターで〝メンテナンス拒否〟されたら…。どう感じますか。消費者という権利を行使する前に…

私は最近このことを考えると,異常に高騰したすべてのロレックスを売却して,パテックフィリップ,バセロンコンスタンチン,またはブレゲにでも今のうちにチェンジしておこうと真剣に思うようになりました。

ポールニューマンや手巻きのデイトナ,またはCal.1560以前のムーヴメント搭載のロレックスのメーカーメンテナンス拒否…が今やメーカーであるロレックスによって当たり前のようになされています。

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かなりの高価でも中古のセカンドオーナーとして購入したのなら,まだ〝アンティークロレックス〟が好きだから,で少しは気が済むかもしれません。でも,新品で購入したファーストオーナーが,永年使った自分のロレックスを,ロレックスの窓口でメンテナンス拒否,それも〝改造やガッチャマン〟なんかもしていない,純正の真証ロレックスがメンテナンス拒否されたら〝消費者として〟どう思いますか。嫌というより,嫌な半端なブランド時計を何十年も着けていた自分が嫌になるかもしれませんし,それ以前に自分一代だけの時計であったことが,ハッキリしたため,子供には引き継がすことができない時計,という強い認識だけが残り,その時計を売却するか,タンスにしまうか,捨てるだけとなります。

ロレックスはメーカーとして①「定期的にメンテナンスをしていなかったのでメンテナンスはできない」,というかもしれませんし,②「生産終了のためパーツがありません」,というかもしれません。①は極端な話,毎年メンテナンスをしていたら,ポールニューマンやCal.1560以前のムーヴメント搭載のロレックスなどを今後も永年に渡ってメンテナンスをしていただけるのでしょうか。②パーツがない…ダイアルは後年のオリジナルを製造できているので,それほど複雑でもない(多くは互換性のある)ロレックスムーヴのパーツをストックしておくのはメーカーの義務だと思います。

パテックフィリップはその点,偉いと思います。確実に子や孫いや,パテックフィリップ社が存在する限り,永遠にメンテナンス(〝永遠〟や〝永久〟という表現は公正取引上,独占禁止法に抵触するそうですが。)をしていただけるのですから。時間はかかるが,それでもメンテナンス依頼のパテックに対応のパーツがなければパテック社が再製造する。消費者が考える〝高級時計として当たり前の姿勢〟がそこにはあるのです。ロレックスももちろん高級時計の分類に入ります。

ただし,パテックフィリップやバセロンコンスタンチンなどの過去のアンティークを修理する場合,難問があるようでして,そのブランドの〝日本正規代理店〟の判断によって,スイス送りにするか,依頼者へ修理不可として戻すかにするそうですが,最悪,直接,自分でスイス送りにするという通常気の遠くなりそうな,手段もあります。

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ところで,ロレックスは正直,〝作り過ぎ〟に尽きます。メンテナンス期間を限定し,将来のメンテナンスを眼中に入れない,資本主義の権化の様な商業主義と揶揄されても仕方がないほどです。〝自社で生み出した製品をすべては責任を負えない〟というのでは,やはりマニュフクチュールな時計ではなく,単なる〝量産工業製品〟な時計といえばそれまでですが。

改造品やガッチャマンのロレックスならばメンテナンスは拒否してもよろしい。しかし,一般に,月収サラリーの二倍以上も支払って購入した本物のロレックス製品にはどんなに経年してもメーカーの責任でメンテナンスするのは当然,とするのが消費者心理です。家電製品のテレビや洗濯機,アイロンでもないのですから…

現状の情けないメンテナンス拒否の風景はロビーで見ていて,いつも自分の現行ロレックスの将来が,強く危惧されます。ですから,ウォッチコレクターの世界認識として〝パテックコレクターは親子数世代,ロレックスコレクターは一代限り〟とも言われています。それは,時計の〝メーカーメンテナンスが重要なボトルネック〟になっているのです。

ロレックス社ほどの規模の会社ならば,特別に〝アンティークロレックス・メンテナンス〟部門を新設することを,私は強く要望したいです。もうそろそろ,パテックフィリップ社やバセロンコンスタンチン社のような〝自社製品に対する永遠の愛情と姿勢〟は大切なのではないでしょうか。

アンティークロレックス・メンテナンス部門の新設はロレックス社のイメージに計り知れないほどの,効果をもたらすに違いありません。特に,世界中のロレヲタにとってですが…

私は私の代でコレクションのロレックスを数十年後,〝メンテナンスできない〟からというチンケな理由で〝全部売却〟,という憂き目だけは避けたいのです。

現行品もロレックスが言うところの定期的なメンテナンス履歴がその個体になければ,四十年後の自分のロレックスが窓口で拒否される,ことになります。また,1980年(シリアル頭,〝6〟ナンバー)以前の4桁のモデルはロレックスでのメンテナンスを拒否される可能性が高いので,ロレックスメンテナンスオンリー主義の私は,もうリスクを抱えてまでアンティーク中古ロレは購入する気分にはなりません。これこそが,ロレヲタである私にとっての〝今,そこにある危機〟といえます。


Rolex Oyster Perpetual Ref.116400〝MILGAUSS〟の近況を検証する。

2008-03-16 | ロレックス

 新嘉坡華人のロレヲタ,李氏よりFedEX便にて先日私のオフィスにMILGAUSSがいきなり届きました。銀座の「梅林」で一人でとんかつ定食を食べていた私のところへ,私の携帯に国際電話で彼から突然,『MILGAUSSをアワーグラスで購入したのだが,デイトナ並みに大きすぎるので私には似合わない。君に買って欲しくてFedEXのエクスプレスで送ったので』という彼らしい内容のものだった。翌日の昼過ぎにその梱包を解いてみると,〝シンガポールらしい〝マンゴー〟風インデックスとトロピカルなホワイトダイアルにシンガポールの突然の〝スコール〟を思わせるイナズマ針装備のミルガウスだった〟

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 私は①日本の並行ショップのプレミア価格が暴落していること(特に白文字盤。私はマットブラックの黒文字盤よりも白のほうが好きなのだが。),②日本正規店(日本ロレックス正規品取扱いの仲卸会社直営ショップで都内では路面店,百貨店時計売り場と,これらの多くが銀座に多く展開している。直営ショップの多くは,ロレックスの大型什器に豪華にディスプレイされ店頭販売されている。またこれら仲卸会社は6社あり,ステンデイトナやミルガウスなどのレアモデルの正規末端小売店への流通に絶大かつ決定的なコントロール権力を持つ)には一年程度の予約で入荷すること,そして③まだ日本ロレックスではRef.116400の文字盤交換ができないこと,を彼に伝えると,先方から『FedEXと保険料込みのフレンドプライスで,S$7,500でオッケーラー』とのことだったので,後先考えずに,Citibankの彼の口座に送金した。

昨年末から都内で現物のRef.116400GVも含めて3種類とも見ていた私は,それほどの購入動機は起きませんでしたが,これも何かの縁と思いまして少々渋々購入したのでした。

そもそも,何ゆえ前作のミルガウスRef.1019がディスコンになり20年近く,ロレックスの耐磁性特殊時計としての自動巻時計がリリースされていなかったのかという問題は,単にその代位としてのオイスタークォーツが担っていたということです。そのオイスタークォーツがディスコンとなり,今般の自動巻耐磁性特殊時計ミルガウスの復活に繋がったという経緯はあまり知られていないところです。

日本正規店店頭販売は20079月末からのリリースで初めはRef.116400Ref.116400 GVがほぼ同時に販売され,Ref.116400 GVはグリーンクリスタルの色むらのために製造が中断されているそうで,現段階では必ずしも限定品,というわけでもなく,グリーンサブマリーナRef.16610LVがいつまでも50周年記念として広汎に店頭販売されていることと同じのようですので,180万円も捻出してRef.116400 GVRef.116400黒+Ref.116400,の価格で購入することは,現段階ではおすすめできません。そして本年2月に〝MILGAUSS -Tropical Mango(Ref.116400)が入荷したとのことです。

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シンガポールもほぼ同様の入荷パターンで,シンガポーリアンの彼曰く『ロレックスのミルガウスがシリアル〝M〟からリリースしたのは,ミルガウスのスペルの頭文字が〝M〟だからだ』と妙なことを言っていますが,私的にはそれでは,もう何年も前からロレックスはシリアル〝M〟をこのほどの新型ミルガウスのために,〝M〟シリアルを温存していたわけだ,と奇妙な感慨を抱かされましたが,これは半分単なる偶然で,半分は意識してロレックスがそうしたのかもしれません。

私は想像以上に多くの新型ミルガウスがマーケットに供給されている現在,このまま行くと,デイト付サブマリーナ並とは言わないまでも,一年後には,エクスプローラー並みの店頭在庫状況になるのではないかと想像し,ショップでもプレミア付で新品80万前後に落ち着くのではないかとも思っております。

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※私のRef.116400MILGAUSS , so-called Tropical Mango〟については本ブログ〝HUNTING UHREN ROLEXes〟および〝HUNTING UHREN ROLEXMILGAUSS〟もご参照ください。