PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

スウォッチ創業、ハイエク氏死去。

2010-06-30 | ニュース

日経新聞によりますと、両手首に腕時計をはめた姿が印象的な、偉大なる、スウォッチ・グループの会長にして創業者のニコラス・ハイエク氏が28日、執務中に心不全で死亡しました。82歳でした。

私はロレックスの極右ですが、数年前、私へ会長からの心あたたまる英文のクリスマスカードをいただきましてありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。


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理想と現実の狭間で。

2010-06-20 | 悩み

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20代後半から30代の、そこそこの美人さんやモデルさんが世界的な社会活動をしたり、政治家など社会の指導者として積極的にメディアに打って出られています。かなり穿った、偏見だと自分でも非常に思いますけれど、私には心からその彼女らのお話の内容や活動自体が信用できない悲しさがあります。先日も中途退席させていただきました。

こう言っては大変失礼ですが、むしろそうではない、普通の女性がそれと同様の活動をしていると、何故か彼女に対しては現実味があり、なぜか素直に講演のお話に耳を傾けられます。こういう感じ方をしてしまうことは何も私だけではないでしょう。

私は美人と仕事はしないようにしています。経験から何故か遠慮をしてしまう部分がでてしまってビジネスとして集中できない性があります。

世界が注目するほどのCO2削減目標を提示しながら、国内では高速道路無料化を標榜する政治家。パトロン的なイケメンな連中の取り巻きがいて、さらに何不自由しない家庭環境に支えられてアフリカの貧民に同情しているモデルさん。矛盾を感じます。

一方では、一部の過剰反応な消費者や視聴者を社会的弱者として、このエセ社会圧を真剣に受け止めた官民が擁護するあまり、オリジナル性を喪失した映画のセリフや企業の新聞社告。真面目な人間には生きずらい国です。

責任に押し倒されず、社会通念としての常識の範囲内で行動すれば、すべての国民がハッピーになるのですけれど。

大儀とパフォーマンスは紙一重、アンビバレンツなものなのです。


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中古ロレックスの通信販売について危惧すること。

2010-06-16 | 悩み

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 中古ロレックスに限らず、通信販売というのは、身近な信用取引の代表的な売買手段です。都内在住の私にはほとんど必要はありませんが、考えて見ますと少し恐いですね。というのも、現在、多くのショップが通販を取り入れています。都内のさまざまなショップを巡回し多くの個体を拝見していますが、その中には「陳列されているこれらの4桁のスポロレ、このまま通販したらクレームになるのでは」というものばかり販売しているショップもあります。このような姿勢のお店は、小さいショップ、質屋系が非常に多いのです。

「その時計のアジ」、というよりも、取りきれていない、またはそのままのケース表面の小キズや深い打ちキズ、ブレスのだるみなど、買取、仕入れの後に本当にショップ側でメンテナンスしたのだろうか疑わしいロレックスが非常に多いのです。せめて再ポリッシュと内部点検は本当にするべきだと思います。

それでは中古ロレックスの初心者で遠方のお方はどうしたらよいのかといいますと、一般的には営業歴が長く、かつ業界でも売上上位3位までに入っている老舗ショップもしくは全国展開している質屋系ブランド店が安心だと思います。これらのショップや質屋系は上記のメンテナンスを入念に行い、お客からクレームのないよう充分に対応しています。

逆に変なショップだとクレーム対応を無視または反撃に出る、ということを聞いた事はありますが、嫌ですね。というか恐い。

くれぐれも自己責任ですから、リスクのある通販購入には細心の注意が必要なのです。


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初期のコレクター、いわゆる〝初心者〟について。

2010-06-14 | 悩み

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ロレックスもそうですが、初期のコレクター、いわゆる〝初心者〟であった時を回想しますと、〝なぜ、あのときコレではなくアレを買わなかったのか〟、〝コレと一緒に無理してでもアレも買っておけば良かった〟という後悔の念がよくあります。人もモノも一期一会というシーンが共通して人生にはあります。価格の変動による後悔ばかりでもなく、個体コンディションの独特の雰囲気の喪失感もあります。

私の場合はもちろん1019がまだ50万円で販売されていた1990年代に30万円も出して新品の16234を購入したり、28万円出して新品の14060を購入して悦に入っていました。ちなみに6265や6263は100万円前後、赤シードも赤サブももちろん50万円程度だったでしょうか。今考えると確かに値頃感からも後悔ですが、もちろん当時の私には汚い中古の1019よりも新品の16234の方が輝いて見えました。今なら余裕で20万円程度オンして1019が買えるのなら何本も買いますね。

切手でもそうです。昔はきれいな未使用の小型シートばかり買い、同じ価格で販売していた発売日の赤い消印がついた小型シートの方が高額で販売されていることは知らず、後日その価値を知り大変なショックを受けたことを覚えております。

つまり、コレクターとして走り始めた初期と、後年になりマニア、エンスー、ヲタになると真逆な行動をとることになるのです。コレクターとして成熟している証拠でもあります。


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ロレックスの所有本数について検証する。

2010-06-06 | ロレックス

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何かと森へピクニックに行きたがるドイツ人は一般的に良いものを長く使う質実剛健、堅実な傾向にあるといいます。日本人も同様な傾向で、若い頃にロレックスを1本購入し、定年までの三十数年間、メンテを何回かしながら、最後は日ロレからメンテを拒否されつつ亡くなる方は、ロレヲタではありませんが、別な意味でロレックスを生活道具として全うさせた筋の通った人生の成功者であったと私には思えます。これは大抵1601、1603、6694または1680のオーナーでしょう。

しかしながら、ロレヲタという輩はロレックスという時計の経費が1ヶ月における自己の総費用に60%以上占める者をいいますが、さらに年間日ロレにメンテ費用として少なくとも20万円以上は掛けると計算しますと、基本的にロレックス1本では済まないわけです。これらを経済係数として「ロレックス係数」といいます。

ロレヲタには4つのパターンというか系譜があります。第一1960年代以前にディスコンとなったSS4桁のスポロレ(6263、6265のポールニューマンは怪しいですが)で、ミラー系のエクスプローラーやサブマリーナ(赤シード、赤サブ含む)、そして6263、6265以前の手巻デイトナのみのアンティークロレックスコレクター。第二にSS5桁のスポロレで同じモデルをダブって収集するロレックスコレクター。第三に総当たり戦でとにかく全桁をスポロレ以外にも収集する博物的ロレックスコレクター。第四にショップ店長によく見られるように、とにかく過去のモデル毎に詳しく、事情通である人。

先程も触れたように、赤シードでもポールニューマンでもイナズマガウスでもJボンドでもこれら4桁の雲上モデルを1本だけ所持して〝ロレックスはもう卒業〟といえる人は、ファッションとして所有しているだけで、ロレヲタではありませんが、これもその彼の賢明なライフスタイルです。ロレヲタには耐えられないことですので結局は上記の第一、二、三のどれかの派閥グループに所属せざるをえないのです。


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