1年ほど前なら6桁正規定価の7掛が6桁並行新品価格でしたが対米ドルレートで15%上昇したために8.5掛が並行新品価格の標準となっています。これに各ショップの思惑やプレミアムが付いて正規定価と並行新品価格の価格差がなくなりつつあります。
15%原則は6桁のデイトジャストやデイデイトなどのドレッシーなモデルに顕著にあらわれています。
私は以前にも言っていますとおり、〝6桁正規新品の数万円(数万円はロレックスオーバーホール標準見積)以上、または15%以上(無金利ローンも考慮。回数×0.05%を含む)並行6桁新品は安くなるか〟をモデル別にお買い得感を納得した上で購入しています。
大手家電量販店などでヴィトンの並行新品がジャパン物よりも数パーセント安く売られていても銀座などのジャパン正規店で買ったほうが心理的にもよろしいでしょう、私はそうしていますがあれと同じです。
並行、正規品を問わずその6桁ユーズド店頭価格が〝6桁並行新品価格-数万円(数万円はロレックスオーバーホール標準見積、または6桁並行新品価格×0.85)〟以内ならば並行新品しか買いません。どんなに綺麗にみえるユーズドでもベゼルにはキズがあり、ショップで契約している社外メンテナンス会社が研磨をしているのですから〝新品ではありません〟 。もちろんロレックスに出しても仕上げは新品でも新品ではありません。それに正規メンテナンスはいろいろと外装パーツも交換されて結局並行新品以上になってしまった、なんてこともままあります。
最近、コンディションのよくない、ベゼルにスレキズが見られるデイトジャストでも並行新品と数万円ほどしか価格差が無いロレックスが平気で売られています。
そういうものは、そういう些細なキズは気にしないおおらかな華人や韓国人、外国人がタックスフリーで買えばよろしい。わたしたち日本人は日本にある多くのショップに問い合わせてベストな一本を買いたいものです。