PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

いま、見直される注目のドレッシーなローレックスを検証する。

2007-04-22 | 通販・買い物

 現行でリリースされていた当時は、「ロレックス好き」には、あまり注目されていなかったローレックスといえば、どこのロレックス取扱店にもある、オヤジ御用達の「コンビ・ディージェー」こと、ロレゾール・デイトジャストです。

 廃盤とともに注目され中古価格が上昇したデイトジャストは〝サンダーバードDJ〟でしたが、ここ一年近くでジワジワと中古価格が上昇しているものはド定番と呼ばれたシャンパンダイアルを始めとした、デイトジャストです。

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 世界的な金価格の上昇によって、金無垢やコンビ(ロレゾール)の、ゴールド使用のロレックスは全般的に値上がり傾向で、これはオリンピック景気に沸く中華人民共和国の高度経済成長に伴なって、国民所得も上昇し、旺盛な消費活動が直接的に影響しています。

 また彼らの購買力が中国人の最も好きな時計である〝ローレックス〟に向けられていることも事実で、銀行融資を受けると、その社会的ステイタスを周囲に知らしめるため、中国人はベンツとローレックス(特に金無垢やコンビのデイトジャスト)を買うんです。

 それは兎も角、手巻きのデイトナに三百万円も出すのなら、三十万円出して、シャンパンダイアルの中古コンビ・デイトジャストを一本ご購入されても悪くは無いと思います。

 ローレックスについて知らない一般人は、そんなデイトナよりもコンビの方が輝き、高価に思えるのですから。パーティー用としてどうでしょうか。今ならオススメです。

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ROLEX CELLINI 〝PRINCE〟のケース形状について検証する。

2007-04-15 | ロレックス

 人気があるのか、ないのか、現段階では判然としないROLEX CELLINI PRINCEですが、そろそろ正規仲卸直営店では普通にフルラインを体感できるようになって来ましたので、先日、フルラインを装着してみました感想を書きます。

おそらくあまり指摘の無いことですが、18KYG (Ref.5440/8)18KWG (Ref.5443/9 Ref.5441/9)のケースは基本的に同じで、18KPG(Ref.5442/5)はそれらとは違い、〝ころん〟としたややカーベックスがかった、腕にジャストフィットするケースでした。

つまり現行プリンスには、カーベックス形状について大きく分けて〝2種類〟あるわけです。

フランクミュラーのカーベックスから比較すると当然フィット感では劣りますが、18KYG18KWGのプリンスは腕に乗せても水平すぎて浮いた感じがあり、〝ミニカー〟を腕に乗せている感じがしていけませんが、何故か18KPGプリンスだけはそのケース形状がいい感じにジャストフィットで感動しました。

やはり、ひとつひとつを体感しなくてはロレックスは語れないと実感する今日この頃です。

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華僑的中・待望の新型〝MILGAUSS〟、を検証する。

2007-04-13 | ロレックス

 Basel/2007で、異様なベゼルと、10分計を搭載するヨットマスターⅡよりも、私が注目したのは、やはりそうですミルガウスです。

私は2年ほど前から、このブログでも、ミルガウスの復活は下記のとおりに私のブログでも紹介していました。その抜粋は…

『…ちなみにミルガウスの継承モデルはデイトジャストオイスタークオーツに他なりませんが、これさえもオーダー品で、現在では廃盤状態です。しかし、このオイスタークオーツが、オーディマピゲのロイヤルオークのデザイナーとして有名なジェラルドジェンタ氏によるものだとしても、プレミアムは付きそうもなさそうですが、自動巻ミルガウス復活という、マコトシヤカな話題をシンガポールのロレックスコレクターから昨年聞きましたが、眉唾ものです。1019が現在、200万円オーバーであり、メーカー修理が困難で、オリジナル性も喪失している現在ならば、ミルガウスの復活〟を待ってみるのも一興かと存じます。…』(200510 1 ()『ロレックスキャリバー1570搭載の旧型エクスプローラー1016の今後を検証する。下線部引用者)

私と旧知の仲であるシンガポーリアンのロレ事情通の彼は流石と今更ながらに感心しました。。しかし、先ほどメールで問い合わせをいたしましたが、ヨットマスターⅡの異様なディテールは知らなかったそうです。。

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さて、注目の新型ミルガウスの主なディテールと正規予想価格と並行品プレミアム予想価格は、下記のとおりです。

     ケース直径40mm

     アンチマグネティック新型ムーヴメント

     新クラスプにエクステンション可能な新型ブレスレット

     正規価格予価58万円

     リリース第一年目の並行品プレミアム予想価格110万円

     シルバーダイアルと2種類のブラックダイアル

     ダイアルに応じたグリーンとノーマルの2種類のサファイアクリスタル

     非限定品

 ところで、改善して欲しい点はイナズマ針は良いのですが、長針・短針が、あまりにもノーマルすぎるので、両方とも幅広にするべきです。また、ラグがポリッシュだといっても、ブレスの中コマをポリッシュにするのはミルガウスのイメージから言うと可笑しいです。さらに、ダイアル外周の60秒数字は不要です。

 更なる詳細は、ロレックスの公式ホームページでご確認ください。

 それでもロレオタの私は早速、知人の正規仲卸会社へ発注しましたが、かなりの特殊時計なので最悪二年は待たされるかもしれませんが。。

 追伸、気になる前作Ref.1019の価格動向ですが、この新型ミルガウスのバランスが良くないので、更にアンティーク価格はかえって上昇するものと思われます。


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