みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

プリマベーラが似合う

2015年04月13日 | 絵・写真・美術館
出張帰りの某日、ボッティチェリ展に立ち寄ってみる。
平日の午後、館内は比較的空いていて、ゆっくり眺められる。
観ながら、ボッティチェリの魅力は何なんだろう?と思う。

同時代の巨匠(ラファエロや、ミケランジェロ、ダ・ビンチ)と比べると、絵は上手くないと思う。
(↑偉そうに・・・。失礼な発言・・・。)
ちょっと不器用な感じ、不安定感(幼年のイエスの絵などはとくに)もあるし。
でも、だからこそ、ボッティチェリ独特のデフォルメからは、躍動感や、生き生きとした喜びが立ち上がってくるような・・・。
そこが魅力なんだなあと思う。

有名な、ヴィーナスの誕生や三美神を、ラファエロが描いていても、ボッティチェリほどの魅力はないはず。
(脱線。未来のコンピューターは、そういう作品を描いてしまうだろうな・・・。)

それにしても、ボッティチェリには、春(プリマベーラ)という季節がぴったりだ。

@Bunkamura@渋谷



コメント
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