ようやく梅雨が明けましたね。
タマル産で今年、5人目を産まれたお母さんから暑中見舞いを頂きましたよ。
花火はバーチャルですが、夏を感じることができるでしょう?
今年はたいへんな年でしたから、きっと私たち医療者を励ましてくださっているのですね。
新型コロナのせいで、妊娠28週までの早産が世界的に減っているらしいのです。
原因は分かっていませんが、仕事を休んで自宅に居るお母さんが増えたことも一因でしょう。
上の子の保育園も休園になって、風邪を持ち帰らなくなったのもその理由かもしれません。
今日、外来を受診されたお母さんは、保育園が再開されてさっそく上の子が風邪をもらってきて、自分もかかってしまったとおっしゃっていましたからね。
ところで明日8月から、丹波篠山市では助産師による指導が始まるようです。
ただ、タマル産では他院よりも頻繁に妊婦指導をしているので、わざわざ市がする必要はないですよ、と言ってきたのです。
そもそも指導だけに1億数千万円も予算をかけるなんてね。
さらにわざわざ助産師を何人も雇用して、今後10年だけでも5千万円はかかるでしょう。
もちろん産後の1ヶ月から4ヶ月健診までは、どこの市でも行っている赤ちゃん訪問は、これまで通り行うべきです。
丹波市の越川(えちがわ)先生が開業されていた頃から、全戸訪問を熱心に市の保健師に説いておられましたからね。
昔は地域の先生の言うことを、市は受け入れたものですよ。
結局、タマル産にかかっている妊婦さんはタマル産の指導を受け、
タマル産にかかっていない妊婦さんが市の指導を受けることになりました。
希望すればどちらからの指導も受けられるように要望しましたよ。
ですが、やはり出産する施設の指導を受けた方が一貫性が有るのは当然です。
同じタマル産の中だけでも、ある産婦さんは、助産師さんによって指導が違った、と言われることも有りましたからね。
タマル産では、開業当初からソフロロジー式分娩教育による指導を取り入れて、なるべく指導を統一化しています。
フランス人の医療者が、日本式の禅と、インド式のヨガを組み合わせて開発した方法なので、日本人には馴染みやすいものなのです。
あのスティーブジョブスでさえ、禅の本を持ち歩いていたのですからね。
簡単に言うと、瞑想トレーニングなのです。
ホームランバッターも、ホームランを打つところをイメージトレーニングするそうです。
何もバットを振り回してさえいれば良いわけではないのですね。
もう1つは、インド式の呼吸法です。
私も京大病院に居る時に、インド人女性に英会話の指導を受けていたのです。
彼女のご主人は京都市長選にも出馬したアメリカ人なのですが、彼女はヨガのインストラクターもされていました。
妊婦さんには主に呼吸法を指導していると言われていましたよ。
ヨガと言うと、ゴム人形のようなポーズを取ると思っている人が多いですけれどね。
妊娠初期、中期、そして後期には毎週の5回の計7回、助産師が30分程度の時間枠で、瞑想トレーニングと教科書的な話をしています。
市の3回よりずっと多いでしょ?
初期と中期は土曜日の午後なので仕事を休まなくても大丈夫だし、
後期は毎週、火曜と水曜の午前に行っているのですが、産休にも入っているし、しかも妊婦健診の合間にするので、それほど苦にはならないはずです。
というか、安心して産むためにするのですからね。
安心できれば、お産も楽にできるのです。
もっともイメージトレーニングだけでも片手落ちで、
実際の痛みも軽減しないといけません。
そこでウォーターベッドの浮力を利用して、陣痛の間、自由に動ける体勢を取れるようにします。
しかも中は温かいお湯なので、お風呂に入っている時のように痛みが緩和されて、リラックスできるのです。
だからタマル産では帝王切開率が世界的に見ても最も低いレベルなわけですよ。
もう1つ案内です。
これから年末年始とお産の予約がたくさん入っているのですが、
基本的に里帰り分娩は中止の方針としていますよ。
以前タマル産で産んでいて、2人目以降の方は相談させていただきます。
ですがなるべくお住まいの地域で産んでくださいね。
里帰りでない近くの方も、立ち合い分娩に不安が有るでしょうけれど、
夫婦はいつも一緒に家に居るわけなので、医療者と他の妊婦さんへの感染を防御さえすれば問題は有りません。
そのためには、ご主人はマスクの着用をしていただければ立ち合い分娩は可能とします。
本人さんは陣痛で呼吸が苦しくなるので、LDRで分娩中はマスクの必要は有りません。
ただし産後にトイレに行くのに廊下を通る時や、育児指導を数人で受けている時などはマスクの着用をお願いします。
タマル産は差額代が無料の全室個室なのですが、
大病院は差額ベット代が1日1万2千円ほどかかるので、大部屋利用の褥婦さんが多いことでしょう。
なのでタマル産での院内感染よりも、他の病院で発症者が出た時に、産婦人科が閉鎖されないかと、そちらの方を心配しています。
突然、タマル産に流れてこられても、受け入れが困難なことも有りますからね。
すでに大病院では新型コロナが怖いと、転院してきている妊婦さんも居られます。
タマル産で今年、5人目を産まれたお母さんから暑中見舞いを頂きましたよ。
花火はバーチャルですが、夏を感じることができるでしょう?
今年はたいへんな年でしたから、きっと私たち医療者を励ましてくださっているのですね。
新型コロナのせいで、妊娠28週までの早産が世界的に減っているらしいのです。
原因は分かっていませんが、仕事を休んで自宅に居るお母さんが増えたことも一因でしょう。
上の子の保育園も休園になって、風邪を持ち帰らなくなったのもその理由かもしれません。
今日、外来を受診されたお母さんは、保育園が再開されてさっそく上の子が風邪をもらってきて、自分もかかってしまったとおっしゃっていましたからね。
ところで明日8月から、丹波篠山市では助産師による指導が始まるようです。
ただ、タマル産では他院よりも頻繁に妊婦指導をしているので、わざわざ市がする必要はないですよ、と言ってきたのです。
そもそも指導だけに1億数千万円も予算をかけるなんてね。
さらにわざわざ助産師を何人も雇用して、今後10年だけでも5千万円はかかるでしょう。
もちろん産後の1ヶ月から4ヶ月健診までは、どこの市でも行っている赤ちゃん訪問は、これまで通り行うべきです。
丹波市の越川(えちがわ)先生が開業されていた頃から、全戸訪問を熱心に市の保健師に説いておられましたからね。
昔は地域の先生の言うことを、市は受け入れたものですよ。
結局、タマル産にかかっている妊婦さんはタマル産の指導を受け、
タマル産にかかっていない妊婦さんが市の指導を受けることになりました。
希望すればどちらからの指導も受けられるように要望しましたよ。
ですが、やはり出産する施設の指導を受けた方が一貫性が有るのは当然です。
同じタマル産の中だけでも、ある産婦さんは、助産師さんによって指導が違った、と言われることも有りましたからね。
タマル産では、開業当初からソフロロジー式分娩教育による指導を取り入れて、なるべく指導を統一化しています。
フランス人の医療者が、日本式の禅と、インド式のヨガを組み合わせて開発した方法なので、日本人には馴染みやすいものなのです。
あのスティーブジョブスでさえ、禅の本を持ち歩いていたのですからね。
簡単に言うと、瞑想トレーニングなのです。
ホームランバッターも、ホームランを打つところをイメージトレーニングするそうです。
何もバットを振り回してさえいれば良いわけではないのですね。
もう1つは、インド式の呼吸法です。
私も京大病院に居る時に、インド人女性に英会話の指導を受けていたのです。
彼女のご主人は京都市長選にも出馬したアメリカ人なのですが、彼女はヨガのインストラクターもされていました。
妊婦さんには主に呼吸法を指導していると言われていましたよ。
ヨガと言うと、ゴム人形のようなポーズを取ると思っている人が多いですけれどね。
妊娠初期、中期、そして後期には毎週の5回の計7回、助産師が30分程度の時間枠で、瞑想トレーニングと教科書的な話をしています。
市の3回よりずっと多いでしょ?
初期と中期は土曜日の午後なので仕事を休まなくても大丈夫だし、
後期は毎週、火曜と水曜の午前に行っているのですが、産休にも入っているし、しかも妊婦健診の合間にするので、それほど苦にはならないはずです。
というか、安心して産むためにするのですからね。
安心できれば、お産も楽にできるのです。
もっともイメージトレーニングだけでも片手落ちで、
実際の痛みも軽減しないといけません。
そこでウォーターベッドの浮力を利用して、陣痛の間、自由に動ける体勢を取れるようにします。
しかも中は温かいお湯なので、お風呂に入っている時のように痛みが緩和されて、リラックスできるのです。
だからタマル産では帝王切開率が世界的に見ても最も低いレベルなわけですよ。
もう1つ案内です。
これから年末年始とお産の予約がたくさん入っているのですが、
基本的に里帰り分娩は中止の方針としていますよ。
以前タマル産で産んでいて、2人目以降の方は相談させていただきます。
ですがなるべくお住まいの地域で産んでくださいね。
里帰りでない近くの方も、立ち合い分娩に不安が有るでしょうけれど、
夫婦はいつも一緒に家に居るわけなので、医療者と他の妊婦さんへの感染を防御さえすれば問題は有りません。
そのためには、ご主人はマスクの着用をしていただければ立ち合い分娩は可能とします。
本人さんは陣痛で呼吸が苦しくなるので、LDRで分娩中はマスクの必要は有りません。
ただし産後にトイレに行くのに廊下を通る時や、育児指導を数人で受けている時などはマスクの着用をお願いします。
タマル産は差額代が無料の全室個室なのですが、
大病院は差額ベット代が1日1万2千円ほどかかるので、大部屋利用の褥婦さんが多いことでしょう。
なのでタマル産での院内感染よりも、他の病院で発症者が出た時に、産婦人科が閉鎖されないかと、そちらの方を心配しています。
突然、タマル産に流れてこられても、受け入れが困難なことも有りますからね。
すでに大病院では新型コロナが怖いと、転院してきている妊婦さんも居られます。