タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

ファミリーパレードに参加してきました

2016-11-07 20:31:39 | つれづれ
昨日の日曜日はお昼まで外来診療をしていて、
食事も摂らずに急いで神戸まで出かけてきましたよ。
写真の横断幕には、「しあわせ家庭再建ラリー&マーチ」と書いて有るのです。

神戸市会議員の松本周二先生、同じく長瀬猛先生に続いての、来賓としての挨拶をしているところです。
みなとのもり公園と言う公園は、新神戸トンネルを抜けてすぐのところに有ります。
ここに総勢200人ほど集まったでしょうか。
肌寒い中、この後、マーチに出発です。


それで何の会だったかと言うと、
家族の絆を大事にしよう、夫婦円満、純潔を守ろう、親に孝行しよう、とかですね。
ちょっと気恥ずかしい内容でしょう?
でもね、これは本質をついていると思うのですよ。

例えば、ヨーロッパでは半分以上の家庭が離婚をするのです。
ベルギーなんて70%以上が離婚です。
北米では約半分の家庭が離婚します。
日本では1/3程度が離婚しているのです。
そんな家庭で育った子どもは、どうなるのでしょうか?
教育も受けられないし、愛情も受けられない、
そんな子たちが大きくなった世界は幸せな世界になるのでしょうか。

純潔を守るというのは結婚するまで、という意味です。
また結婚してからは不倫をしない、ということです。
ニュースでは芸能人の浮気や離婚の話でもちきりでしょう?
それがおもしろいのですか?

中高生はどうなのですか。
早くから付き合うために、子宮頸がんになる年齢も低年齢化していますよね。
10年ごとに3歳ずつ、平均発症年齢が下がっています。
30年前と比べて約10歳若く発症します。
私が医師になった頃は、子宮頸がんといえば、40歳代でなる病気でしたが、
今では30歳代でなる病気です。
20歳代でもよく前癌状態で引っかかりますから、
子宮の出口を取ったりするのですよ。
Ib期以上では子宮を広範に取らないといけなくなります。
そんな話もしてきたのですよ。

医療機関を受診する方は、母子家庭という補助券を持っておられることが有ります。
子供さんを産んでから離婚されているのですね。
片親で子育てをするのはたいへんでしょう。
収入も低いし、子供の面倒を見る人も居ないのですから。
ですがこういう場合は、高率に性感染症を持っておられます。

私たちが目指さなければならないのは、普通の家庭なのです。
家族の絆を深めるのですよ。
そういう家庭には、性感染症も入って来る余地はないのですからね。
もちろんそれは結果論で、1つの例です。

世界を良くしていくためには大きなことをする必要はなく、
まずは自分たちの家庭を良くしていけばいいのです。
そして次に周りの家庭も幸せにしてあげるのです。
そうすれば自ずと世界が幸せになるのですね。

もちろん偉そうなことは言えませんが、参加しているのは、普通の人たちですよ。
みなさんの周りの、どこにでも居る普通の人たちなのです。
この後、フラワーロードから三宮センター街へ出発です。

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