フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

内野安打

2008-09-19 23:21:42 | Weblog
イチロー選手が昨日、107年振りの記録に並びました。8年連続200本安打以上という記録でした。達成した直後「ボクらしいヒット」と認めたヒットは内野安打でした。
この内野安打については、前にも書きましたが野球ファンの中には余り評価しない人がいます。内野安打を除くとせいぜい2割7分ぐらいだというのです。私はこの意見には全く賛成できません。内野安打が野手との勝負で見事に勝った事を考えなくてはなりません。野手の守備力(送球や足)に勝った結果が内野安打なんです。
メジャーリーグ、それもマリナーズの地元、シアトルで野球を見たという友人に聞くと、イチローの内野安打1本でスタンドは大騒ぎだそうです。中には「相手チームのショートは誰だ」とよく分析してから球場に出掛ける人もいる位です。
野球で最も燃えるプレーはクロスプレーです。返球ボールのスピードと足の対決、ワクワクしませんか?チャンスでポップフライを打ちあげた時のガッカリを思い出してみて下さい。それに比べれば内野へのゴロのさばきは最後まで目が離せません。
大リーグで最高の1番打者は?というアンケートでもちろんイチローがトップでした。走・攻・守という三拍子揃った選手ならではの評価です。この様に走るという事に対する評価をもっともっとあげて欲しいものです。
さあ次はあと15本の張本氏の記録です。