フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

公衆電話

2008-09-11 23:39:21 | Weblog
日本初の公衆電話が今日、1900年(明治33年)の9月11日、東京の新橋と上野駅に設置されました。まだ自動電話と呼ばれ、交換手を呼び出してからお金を入れて、それから相手の電話番号を言ってつないでもらう方式でした。
こうして全国各地に設置されていった公衆電話も携帯電話が全国民の60%以上にまで普及して激減し、公衆電話事業から今年中に撤退する企業も出てきました。1998年頃は約75万台以上あった公衆電話も、今や36万台にまで減少し、今や駅かコンビにでわずかに見られるだけです。特急電車内の公衆電話もなくなるという情報すらあります。段々、テレフォンカードも電気代の支払いだけに使用されるのでしょうか?
しかしこの公衆電話、まんざら捨てたものではありません。今でも公衆電話がどこにあるかおぼえていた方がいい事があります。地震などの災害によって回線がパンクし、一般電話が使えなくなる事がありますが、公衆電話は災害時優先電話ですから、通話が可能な事が多いのです。心配している遠くの家族や友達に無事を伝える事が一足早く出来るのです。是非覚えていて下さい。
公衆電話といえば、昔、公衆電話は釣銭口をチェックしていたオジさん、今頃どうしているのだろう!?