有機野菜

世界で今年最大の関心事は北京オリンピックでしょう。日本の選手団の活躍度もさることながら、中国の大会運営に大変興味があります。北京の空気はどうか？排ガスがとても多くて電気バスの導入やレンタル自転車の普及などを考えています。
もうひとつ心配なのは食に対する安心、安全です。昨年とりあげられたニュースにも中国の食品の安全度がかなり注目されました。
その中国では少しずつ有機野菜を扱う会社が増えてきました。この有機野菜というのは、農薬(除草剤、除虫剤etc.)や化学肥料などを使っていない野菜で、堆肥などによる土作りを行った畑で昔ながらの農法で育てます。つまり自然に限りなく近い環境で育てるわけです。日本でも農水省が消費者の立場に立って「有機野菜」「特別栽培農産物」を指定しています。
ところでこの有機とは何を言うのでしょうか。
殺菌、消毒された土には栄養がなくなります。そこで大豆やとうもろこし、草類などの有機物・・・を発酵させた堆肥と土をかき混ぜて土壌をつくることから有機野菜と言われるのです。
こうした畑で育つと野菜に元気が出るのですね。ただ有機野菜は自然に限りなく近い環境で育っているので、収穫は自然におまかせ部分があるのです。北京オリンピックの野菜類の殆どが有機野菜でまかなわれる事を祈りたいものですが。
食べるのに少し勇気がいる「勇気野菜」にだけはなって欲しくないですね。