フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

囲碁

2008-01-05 20:11:06 | Weblog
今日は、い(1)ご(5)の語呂合わせから日本棋院が提唱して囲碁の日です。
遣唐使に加わった吉備真備が中国から伝えたといわれ、「枕草子」や「源氏物語」にも度々囲碁が登場します。
これだけ歴史があると、この囲碁から日本語が数多く生まれました。
二、三例をあげてみますと、「活路」「玄人(黒人)」「素人(白人)」「駄目」「目算」「捨て石」「白黒つける」「布石」「一目置く」「傍目八目」などはすべて囲碁の中から生まれています。
ところで趣味の世界で囲碁は特に高尚といわれます。そんな評判に心を動かされて練習してみようと思ったのですが、とうとうここまで全然覚えることはありませんでした。履歴書の趣味の欄に麻雀と書くのはちょっと躊躇しますが、囲碁ならば堂々と書ける気がします。
受けうりですが、囲碁は礼儀正しく、静かに考え、きちんと論理思考が学べるということですし、年の上下のコミュニケーションがうまくいくアイテムの様です。
最近ではインターネットで対局する人が多いようですが、言葉のいらない異文化コミュニケーションといえるでしょう。
陣地をより多く取ったほうが勝ちというシンプルなゲームなんですが、ルールがわからないという事は実戦経験さえつめないもどかしさがあります。
日本の三英傑もこの囲碁をずいぶんと可愛がり、普及につとめたそうですので、この地方の人間としては今年位から囲碁の本を開いてみようかと思っています。
以後・・、頑張ります。