フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

初夢

2008-01-02 22:14:33 | Weblog
どこかの誰かの川柳に「初夢を いつか当てには しなくなり」とありましたが、それでも今晩は「いい夢」を見たいなと思います。
新辞林という辞書には初夢を「その年、最初に見る夢、元日の夜、または1月2日の夜に見る夢」とありますが、江戸時代の中期以降は1月2日に見る夢を指す様になったようです。
その江戸時代には「一富士、ニ鷹、三茄子」を「無事、高く、成す」という語呂合わせからこれらの夢を見ると縁起がいいとされました。
さて、その夢を見る為には・・・。
夢は一般的に普段考えている思考の延長と考えられています。ですから眠る前にした会話や考えている事が夢に影響を与えるともいいます。今晩あたり、家族で将来の夢を語り合うのもいい夢を見る方法かもしれませんよ。
江戸時代には宝舟の絵を枕の下に入れておいた事もあるそうですから、枕の下に写真や夢の箇条書などを書いた紙を入れておくのも1つの方法です。又、布団に入ってからその事を考えつつ眠ることも大事です。
ただ私が思うには、漠然とした夢を語ったり、思ったりするのではなく、具体的に夢を整理する事が必要です。これは初夢という事だけでなく普段からの持つ夢にも必要です。
もうひとつ敢えていうならば、決して夢の大きさを他人と比較する必要はない事を心に刻んで下さい。