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趣味の話など

タラコ色疾走

2019-10-28 | 一寸お出かけ(東北)
絶景・秘境路線として外国人にも知られる、只見線に初めて乗ってきました。

スタートは会津若松から、車両は東北色のキハ40系です。



只見線の絶景ポイントの一つである、第一只見川橋梁から。
鉄橋を渡る列車を山上から見下ろした写真が特に知られています。



第二只見川橋梁。



会津川口-只見間は、2011年の水害の影響により現在も不通で、代行バス
が走っています。
そのまま廃線の危機にありましたが、上下分離方式で2021年度の復旧が予定
されています。その時にはぜひ再訪したいです。



只見駅にて。紅葉は全体に遅れ気味ですが、ここではいい感じになってました。



只見-新潟間を走る臨時快速「只見線紅葉満喫号」が停車していました。



今回の主な目的はこれに乗車することで、車両は国鉄復活塗装のキハ47系です。
同様のタラコ色一色の気動車は、今でもJR西の中国エリアなどでなんぼでも見る
ことができますが、窓周りなどの改造で見た目が大きく変わっており、ほぼ原形
を保っているものは、新津所属のこれだけとなっています。

室内も、冷房のダクトが側天井に追加されている以外はほぼ原形。青色のボックス
シートも国鉄スタイルです。



実は指定券を往路・復路両方取るつもりでしたが、往路は発売日当日に既に満席
だったため、計画を変えて只見線の全線完乗を狙った次第です。
絶景区間は先ほど通った会津若松方に多く今回で一度に見られたことと、主目的
の当列車の復路は1ボックス占領できるほどゆったりで、結果的には良かった
です。

始発の只見からひたすら急勾配と長いトンネルを通過し、福島と新潟との県境、
大白川にて列車交換。なお対向列車は、新旧新潟色のキハ40 2両編成でした。



こども車掌も乗車し、木製の記念乗車証を手渡してくれました。只見線終点の小出
にて乗務完了。



上越線および信越線に入ると、さすがはかつての大幹線、線形が良く、最高90km/h程
の速度で、当系列としては貴重な?快速運転を体験しました。
寒地向けの空気バネ車ということもありますが、軌道状態が良ければ乗り心地も良好、
というごく当たり前のことが新鮮に感じられました(笑) 国鉄時代のこの手の台車
必ずしもそうじゃないのです。201系とか。

新潟に到着。



新潟駅のかつての姿を知っていたので驚きましたが、在来線ホームは高架化工事の真っ
最中で、当列車は飛び地のような地平の仮設ホーム8番線に到着しました。利用客の間
では「迷路みたい」と話題になっているようです。
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