(有)花沢不動産

趣味の話など

奥出雲おろち号に乗る

2019-11-28 | 一寸お出かけ(中国)
津山での遠征ライブの翌日、島根に寄り道し初めてトロッコ列車の類に
乗ってきました。木次線は木次(きすき)-備後落合間を走る「奥出雲
おろち」号です。

外から木次駅を覗いてみると、隣接する基地で気動車に交じって、今回
乗る予定の「奥出雲おろち」号の客車もすでに頭を出していました。



入線~発車お見送り



「奥出雲おろち」号はディーゼル機関車+客車+トロッコ客車の3両編成
からなります。
トロッコ列車の中には、名の通り貨車からの改造でワイルドな乗り心地の
ものもありますが、この車両は12系という、曲がりなりにもかつての急行用
の客車が種車です。



この日は急に寒くなり気温が10度以下となりましたが、吹き曝しのトロッコ
客車だけでなく、隣は「控え車」と称する冷暖房完備の車両で、トロッコ客車
と同じ番号の席に座る(言い換えれば1枚の指定券で2車両の座席を行き来する)
ことができます。車掌さんもしきりに「(ずっと吹き曝しのトロッコで)無理は
なさらぬように」とアナウンスしていました。



トロッコ客車では、トンネルに入ると中央写真のようなイルミネーション
が光ります。

往路はトロッコ客車が先頭で、最後尾の機関車から推進運転をするため、
トロッコ客車には運転台が追加されています。現在も動力集中方式が多い
欧米ではプッシュプルと呼ばれている方式ですが、早くから動力分散化が
進んだ日本ではそれが普及することはありませんでした。
運転席脇は展望スペースになっていて、前方がよく見えます。



あの宮脇俊三氏に「せいぜい三段式スイッチバックがあるくらい」と言わし
めた木次線ですが、なかなかどうして、美しい日本の山里の中を走ります。



標高が上がるにつれ、紅葉が見頃を迎えていました。



木次線名物のスイッチバックの始まり。
出雲坂根駅へは一旦右側の線路に進入後、進行方向を変え、両渡り線を通過
して左側の線路から出ます。



次のスイッチバック。



木次線のもう一つの名所といってよい、奥出雲おろちループの周辺。



終点、備後落合に進入中。
周囲に人家はあるものの、秘境駅といっていいほど味わいのある駅でした。

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名鉄最後の2扉通勤車を堪能する

2019-11-10 | 一寸お出かけ(中部)
私が大好きなパノラマカーの面影を残す、名鉄5700・5300系(総称してNSR車)
の引退が明らかになりました。具体的な時期は明らかにされていませんが、引退
記念きっぷが今月初めに発売され、瞬く間に完売したようです。

引退が明らかになる以前から、NSR車は気になりつつ、延び延びになっていました
が(最近彼岸花を見に半田に行ったのもその一環のつもりでしたが、出発が遅すぎ
断念)、ようやく今回乗りに行ってきました。



パノラマカーの片引戸とは異なり両開扉ですが、2扉で扉間は連続した大窓など、
面影を残しています。
室内は、ドア回りの立席スペースが大きく取られ、補助席を有するなどは今風
ですが、室内から見た窓回りや転換クロスシート本体はパノラマカーとそっくり
です。



この車両を初めて見たとき、前面窓が運転士側と助士側で段違いになっていて、
正直「ださっ!」と思ったものですが、少しでも乗客への前面展望を確保しよう
という涙ぐましいサービス精神の現れです。
室内の速度表示もパノラマカー以来、通勤車では省略されていたものです。
NSR車のものは7セグ表示ですが、パノラマカーの初期のものはニキシー管と
いう、大昔の計算機に使われていたような代物でした。(今や7セグ表示でも
十分古臭いですが、若い方にはニキシー管がどんなものかイメージできない
かもしれません)



その前面展望を楽しんでいたところ、現在残る3運用のうち別運用の5300系と
すれ違い(右写真)



さらに前面展望。名鉄名古屋に接近。



名鉄名物?名古屋本線と犬山線の平面交差、枇杷島分岐点。



犬山橋。かつては鉄道・道路併用橋でした。



朝早くからずっと5700系(5704編成)に乗っていましたが、途中、午前中
にすれ違った5300系(5304編成)と2回目にすれ違う直前でつかまえて、
そちらにも乗ってきました。見た目はほぼ同じです。



5300系は昔のSR車の名残でオールM車のため、先頭車でもモータ音が聞こえる
のがいいです。当初は台車もSR車からの流用で、ゴツゴツした乗り心地で爆走
することに驚いたものです。

帰路は例によってかぶりつき席で、中学生ぐらいの地元のファン3名と楽しく
話をしながら、あっという間に時間が経ちました。
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告知です(追記あり)

2019-11-08 | 音楽
11月10日(日)

何かと接点のあるTable Dogさんに再びヘルプで参加いたします。

場所 Acoustic Live Bar「時代屋」
茨木市春日1丁目13 −31
JR茨木駅からすぐです。

チャージ:1,000円(1ドリンク付)

イベントは19時スタート、Table Dogの出演は3番目で20:30頃を予定しています。


11月24日(日)

実は7月から「ミッチーバンドエクストラ」なるオールディーズバンドにKbとして
参加しており、参加以降早くも3回目のライブ。
コニーフランシスといったコテコテのオールディーズナンバーから、歌謡曲も少々。

場所 Otis Blue
大阪市阿倍野区天王寺町北1-1-4
大阪環状線 寺田町駅・南出口下車徒歩1分

チャージ:投げ銭制

18:00オープン、18:30スタート(2バンド中1番目の出演です)


12月8日(月) 

遠征や非公開イベントなどでなかなか告知できませんでしたが、Paul is livesが年末
イベントに出場します。従前のコピーバンド大会の主催元の撤退や、拠点の会場
も残念ながらなくなりましたが、半年毎のイベント自体はひらビーのあっちゃん
によって事実上引き継がれています。

イベントは14:30スタート、Pauls is livesの出演は4番目16:30頃となります。

場所 RAW TRACKS
大阪市北区天満1-6-8 六甲天満ビルB1

チャージ:1,000円(ドリンク別・要1オーダー)




これまで通りDog Stepsへのドラムでのサポートも行っております。
最終金曜@Cave KOBE(直近は11/29(金) 19:00スタート)
第2水曜@タルマッシュアロー in 津山(直近は11/13(水) 20:00スタート)


ご来場を心よりお待ちしております。
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さかい巡っトラム号

2019-11-05 | 一寸お出かけ(関西)
現役で日本最古の電車とされる阪堺電車モ161形(1928年製)ですが、現在は
貸切などの臨時列車での運用が主で、なかなか一般に乗る機会がありません
でしたが、秋季堺文化財特別公開に合わせ、この3連休に恵美須町-浜寺駅前
間を各日2往復するというので、乗りに行ってきました。

私がモ161形に乗ったのは2000年代の初めなので15年以上ぶりです。いつでも
乗れると、正直油断してました。(同じく最古参を競うことでんも…)

幸い恵美須町には1往復目の発車の30分前には着き、先客は10人もいません
でしたが、あれよあれよと長蛇の列になり、発車時にはほぼ満員となりました。

浜寺駅前にて。



外観に違わずレトロな車内。
左写真で黄色のベストを着た女性は堺のボランティアガイドの方で、車内放送
を用いて阪堺電車の紹介や堺の観光案内のアナウンスを行っていました。



1往復目を終え恵美須町にて。



1往復十分に堪能したので、2往復目の出発をお見送り。
右側の信号扱所もレトロですね。



この3連休は実に鉄づくしでした。(智頭宿に行った2日目も、実はその前に
片上鉄道の保存運転を見に行っておりました)
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古い町並みには旧車がよく似合う

2019-11-04 | 一寸お出かけ(中国)
先々月に鳥取県の智頭宿を訪れましたが、その時は現地への到着が夕方
近くだったため、あらためて石谷家住宅の中を見るため再訪しました。



まるで武家屋敷のような巨大な佇まいですが、あくまで地主の家です。

現地に着くと、前回とはうってかわり広い駐車場がいっぱいで、落ち着いた
町並みにも多くの人出。偶然にも「ちづ宿ハイカラ市」なるイベントに居合
わせました。

出店もたくさんあり、またハイカラという名に因んで?(反して?)レトロ
なコスチュームで闊歩する人もいましたが、驚いたのは旧街道を埋め尽くす
旧車の数々。古き日本建築に旧車がこれまたよく似合っています。



右写真のホンダCR-X。樹脂を多用したボディで、スタイルも斬新でしたが、
もはや旧車なんですね。35年も昔のクルマなので、旧車を名乗るには十分
すぎるほどですが。



美しい日本のクラウン?

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はんしんまつり

2019-11-03 | 一寸お出かけ(関西)
阪急の正雀の公開と同様に、阪神の尼崎も事前応募制で、3回目の応募にして
はじめて当選しました。ただし、阪急は往復ハガキでの応募に対し、こちらは
Web応募が可能です。



尼崎車庫には歴史的なレンガ倉庫があり、そこだけの公開には行ったことが
あります。



ファンの間ではゲテモノと呼ばれる事業用車が見られるのも、車庫ならでは。



休憩所の1000系。
手前を歩いている人は大きな駅名板を抱えています。各社の物販ともに、中古
鉄道部品の販売も行われていて、駅名板は数千円ぐらいだったので、ちょっと
欲しかったです。新開地とか高速神戸といった、ちょっと変わったヤツ(笑)



5500系の見たことがない塗装。
改造途中の車両(チラ見せ?)とのことで、看板の内容を要約すると「詳しい
内容は鋭意検討中のため、質問には答えかねる」「今後の情報に注目」「写真
撮影、SNS投稿は大歓迎」となっていました。



トラバーサ実演。



見どころは色々ありましたが、興味深いのはやはり工場内部でしょうか。



作業台には表示器が置かれてますがあくまで演出で、表示器でいじる部分
はせいぜい幕の交換ぐらいで、実際には接触器のチップの整備などが多い
とのことでした。



8000系の制御器の動作実演を行っていました。
模擬的に1~4ノッチを入れて、カム軸がガチャガチャと動く様子は壮観
です。こういうのが見られるのは古い車両ならであり、今時のインバータ
制御はブラックボックスで、目で見える動きは全くないとのこと。
実演は、弁当箱ぐらいの大きさの簡易な試験器を用いてましたが、本チャン
の試験器は右写真のようなもので、まるでマスコンそのものです。



現有車種の主電動機。奥から5500・9000系、5700系、1000系、8000系用。
(写真に入りきらないさらに手前には、5000系用もありました)
手前の8000系用の直流複巻電動機と、一つ奥の1000系用の交流誘導電動機と
を見比べると、後者の体積は2/3ぐらいです。
右写真は8000系用主電動機のカバーが開けられてますが、右側に集電ブラシが
あり体積を要するのと、消耗部品であるブラシの保守が必要です。現在主流の
誘導電動機はそれらを不要としました。



なぜか5000系の台車がポツンと置かれていると思ったら、クレーンによる
吊り上げ実演に用いられてました。
他社の車体吊り上げに比べて随分地味(笑)ですが、それでも溝のある地面に
フランジをピタッと合わせてスムーズに接地させると拍手が起こってました。
クレーンの運転は一年目の若手。
伺ったところ、工場内は死角が多いため、天井クレーンはあえてリモコンを
使わず運転台で操作するとのことでした。



車庫のすぐ南には、新しい尼崎城復元天守が。
この周囲も会場になっていたようです。

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