(有)花沢不動産

趣味の話など

Drivin' in the U.S.(2)

2021-07-25 | 一寸お出かけ
レンタカー通勤は初日の復路からスタートしました。
会社の駐車場に連れて行かれ、「車はこれですから」とレンタカーのキーを渡された
のはいいのですが、初めてのアメ車、座席の調整やミラーの調整にも往生しました。
翌朝は暗いうちからの出勤で、ウインカーレバーにスイッチが見当たらず、前照灯を
どうやって点灯するのか分からなかったのですが、オートライトで勝手に点いたので
助かりました。後でよく見たら、スイッチはインパネの左側にありました。


エアコンは運転席・助手席で別々の温度設定ができる謎仕様です。デュアルエアコン
というそうで、米国向けの車にはよくある仕様のようです。温度設定は華氏表示なので
見当がつかず、Loの直前は60Fですが、摂氏換算すると相当寒い(15℃)です。
日本のレンタカーとは異なり車載ナビがありません。日本もそうなりつつありますが、
ナビが必要な時はスマホ使用。通勤経路はナビを使うまでもなく、同僚の出張者に
同乗してもらい、4往復目ぐらいでようやく独り立ち(仮免卒業?)できました。

車通勤開始から2週間ほど経って初めての給油。給油口の蓋の開け方が分からず、給油
を諦め、一旦宿に戻ってネットで調べました(笑) 自分の車は蓋を押したら開くタイプ
で、日本車でもホンダ車などに見られるようです。

他にはこじあけるタイプもあるようですが、いずれもドアロックとは連動しておらず、
失礼ながら犯罪大国なのに燃料は盗まれないのだろうかと心配になります。

ガソリンスタンドは日本のセルフ式と同じ。ガロンでどれだけのタンク容量なのか全く
見当がつかず、燃料が溢れないかとビクビクしながら入れましたが、ちゃんと満タンで
自動で止まってくれました。
ガソリンの油種は、レギュラー、プラス、プレミアム。


プラスはエタノール10%の混ぜ物で安いようです。プレミアムのオクタン価が91となって
いて、日本のハイオクがオクタン価ほぼ100(JIS上は96以上)を謳っているのに比べると、
だいぶ低い感じがします。単価はレギュラーで税込USD3.249/g(JPY95/Lぐらい)なので
だいぶ安いです。燃費は25mpg(10.5km/L)程度で、車の大きさ(後述)を考えるとそん
なものでしょうか。

後日、空港に別の出張者を迎えに行くことになり、給油口の蓋の件もあったのでトランク
の開け方を予習しようとしたところ、座席脇にトランクオープナーが見当たらないうえに
トランクの蓋にも鍵穴がなく、これまた往生しました。よく見たらリモコンキーにボタン
があり、これでいけると本番を迎えたところ、キーを出すのにまごついている間に、相手
が手馴れた様子で勝手にトランクを開けて荷物を入れ始めていてびっくり。聞けばトランク
の蓋の内側中央にちょっとした突起があるとのことでしたが、ドアロックとも連動してない
ことにあらためて驚きました。(もしかしたらリモコンキーなのでドアロックと連動して
いたかもしれませんが、キー不携帯での確認までは面倒なこともありしてません)
なお、米国内の車はトランク内への閉じ込み防止のため、中からでも開けられるように
なっているそうです。


ビリー・ジョエルのMovin' outの歌詞にも登場するシェビーことシボレーといえば響きが
かっこいいのですが、レンタカーの車種はマリブというファミリーセダンで、カローラ的
な位置づけ(Movin' outの歌詞も、夜はバーテンダーしてシェビーからギャデラカカカカに
乗り換える、といった内容)らしいですが、カムリ並にデカイです。


名前が出たついでに、日本ではマイナーな部類のカムリはこちらでは人気車。カローラも
よく見かけますが日本とは異なり99%セダンです(一度だけクーペを見かけて何コレ?
と思いました) 日産車もかなり健闘していて日本よりよく見かけますが、どうやらアル
ティマとかセントラといったセダンは、レンタカーやレンタカー落ちが多いようです。
ミニバン流行りは米国発と思っていましたが、日本ほどではなく、最も多く見かけるのは
いまだセダンです。次いでSUVが多く、ピックアップ、ミニバンがそれぞれ同率といった
印象です。そういえば、ミニバンはアルヴェルのように背が高いという印象ではなく、幅
も長さもあって全体的に巨大で、例えばオデッセイは日本仕様とは別物です。

レンタカーの返却は帰国日に空港でしたが、早朝の出発でレンタカー窓口の営業時間外
だったため、空港内のレンタカー専用駐車スペースに駐めた後、無人の窓口にある返却用
の箱にキーを返却するという実に簡単なものでした。日本では、空港内に窓口があっても
車自体へのアクセスには空港外の営業所まで送迎してもらう必要があって有人営業時間帯
の対応となるので、ここは大きな違いですね。返却時は満タン返しが原則であることと、
窓口のリストに駐車した位置の番号とオドメータの値の申告が必要です。

続く?
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Drivin' in the U.S.(1)

2021-07-22 | 一寸お出かけ
出張先は地方都市のため、通勤手段は車(レンタカー)です。

初めての左ハンドル車で、とにかくウィンカーとワイパーを間違えまくりました。
今もたまに間違えます。
ついでに逆走も1回だけにとどまらず何度もやってしまい、宿から近所のスーパー
との間でやらかした時は、片側2車線のまあまあ交通量のある道路で焦りました。
こちらのドライバーは鷹揚なのか、よほどの至近距離でなければ平然としたもの
でクラクションもパッシングもしないので、自分が間違っていると気づくのに少し
タイムラグがありました。日本で「逆走してしまう人」の心理も同様なのでしょう
か。田舎でとにかくよかったです。
信号のない交差点ではまず左を確認、ちょっと気を抜くと逆走しそうになるので
意識して右側車線に。郊外の交差点は、赤信号でも「右折可」がふつうです。
市街地では逆に"No Turn on Red"の表示があります。同じく郊外の交差点では、
右左折レーンがはっきりしている(片側1車線の道路でも左折レーンは分離帯で
区切られていることがあり手前で緩やかに分岐している)ので、後続の直進車を
支障することが少なく、走りやすいです。日本の中京圏の一般道に同様のつくり
のものがあって、さすが自動車王国と感心したことがあります。
信号も少し異なり、日本の右折信号は直進赤の後に右折青の表示がされますが、
こちらの郊外の信号は青信号のタイミングで対向車が停止し、左折も同時に青に
なります。なお、左折待ちは交差点の手前で停止しないと、左折青にならずに
赤になって、交差点内に取り残されることになるので注意が必要です。

制限速度は日本よりやや高め(市街地で35mph、郊外で40~45mph、州間道では
60~75mph(km/hにするには1.6掛け)ですが、これも田舎で大らかなせいか?
めちゃくちゃ速度超過して飛ばしている車は少ない感じがします。

続く?
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The fourth U.S. visit: 米国入国編

2021-07-19 | 一寸お出かけ
シカゴ・オヘア空港はターミナル5に到着。かつて「最も忙しい」と称された
全米屈指の巨大空港です。
ESTAで事前申請していたので入国審査はあまり厳めしい感じはしませんでした
が、帰りのチケットはあるのか、受入先はどこなのか、所持金はいくらなのか、
といったまあまあシビアな質問はされました。そういえばESTAの申請時には
SNSのアカウントまで書かせる欄があって驚きました。

ここから中西部某州への最終目的地には米国国内線へ乗り継いで行くため、
オヘアで一旦荷物を取り出す必要がありました。オヘアでの国内線バゲージ
チェックインはカウンターですらなく、バーコードをピッとされて再びコンベア
に載せられただけ。大丈夫か??と思いましたが、後で目的地でちゃんと出て
きました(笑)
そのバーコードのおじさんには「ターミナル2」と言われた気がしたのですが、
乗継のU社国内線のメインのターミナルは1。聞き間違いだったかと半信半疑で
ターミナル2に行くも、U社のカウンターが見当たらず。チケットは成田で発券
済だったので、結局はそのままターミナル2のセキュリティゲートを通って正解
だったのですが、初めての場合これは分かりませんね。空港内の移動はバス
(もちろん無料)を用いましたが、新交通システムや徒歩での移動も可能なよう
です。

空港内は驚くほどの盛況でしたが、ほとんどの人がマスクをしてたのは意外でした。
目的地の市内では逆にマスクをしている人はほとんどおらず、不思議に思って確認
したところ、公共交通機関やターミナル等では今でもマスク着用がmandatoryとの
ことでした。店や待合スペースはセキュリティエリア内にあり、成田と違って殆ど
の店が開いていました。夜のフライトなのでその前に腹ごしらえをと、大枚10ドル
も出して(笑)ジャイロ何とかを食べましたが、肉は乾燥肉みたいで、パンもぱさぱさ、
やたらとイモフライの量が多くてちょっと残してしまいました。これから現地メシ
はこんなのばっかり食わされるのだろうかとちょっと心配になって調べたら、ギロ
ピタというケバブに似たギリシャ料理でした。(20年近く前ののNY滞在時は、日替
わりで中華弁当、マクド、デリを回すという、なかなか悲惨な食生活でした)

20年近く前の初めての渡米経験から、米系航空会社のCAはコワイのかとビクビク
してましたが(それをネタにしたCMもありました)、良い意味で米国的な?
気さくな感じでした。小さい機体では日本でもそうですが、セーフティインスト
ラクションは、ビデオではなく実演。50人ぐらいのキャパのCRJ200はほぼ満席で、
一人のCAでドリンクのサービスもこなしていました。

続く?
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The fourth U.S. visit: 出国編

2021-07-14 | 一寸お出かけ
つぶやきでお察しの方もおられると思いますが、実は米国滞在中だったりします。
世間的に海外渡航は忌避されているにも関わらず、なかなかひどい会社という
のは置いておき、米国は実に17年ぶり4回目、コロナ下でレアな体験の備忘録
を書きたいと思います。

米国入国には、出国72時間前にPCR検査を受け陰性の証明が必要です。(日本
入国も同様) 出国が月曜日だったため、土曜に三宮のクリニックにPCR検査
を受けに行きましたが、保険外なのか費用がン万円でした。もちろん会社負担
です。
検査自体は、鼻に綿棒を突っ込まれて一瞬で終了。結果は翌日に無事陰性と判明。
陰性証明書はチェックイン時にカウンターに見せました。(シカゴで米国入国
でしたが、特に見せることはなかったです) また、出国3日前に検査を受け陰性
である旨の宣誓書を書かされますが、これは航空会社預かりでした。(日本入国時
も同様に誓約書を書かされます)

伊丹から羽田までは国内線(日中でもふだんは787か777のところ737)、成田発
の便まで時間があったので、羽田-成田間は初めて通しで鉄道利用しました。
リムジンバスなら1時間05分~1時間25分のところ、直行のエアポート快特で1時間
35分ですが、高砂で1回乗り換えで2時間要しました。

成田空港内は閑散としており、店も閉まりまくりでした。
昨秋、成田空港近くの会社への出張した際は宿の近くに店がなさそうだったこと
もあり、空港ターミナルの2~3階で探し回りましたが、とうとう見つけること
ができませんでした。結局、飲食店があるのは国際線カウンターのある4階(と
5階)と分かりましたが、開いているのは一部の店だけでした。出国前に腹ごし
らえをと思い、地元の某陸運系と思われる居酒屋レストランに行ったら、丼物で
1,800円と、デフレもどこ吹く風のお値段。マクドは本場でなんぼでも食べられる
からとスルーしたのですが、後でよく見たらフードコートやチェーンのとんかつ屋
も開いていたので、そちらにすべきでした。

続く?
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