一昨年前の盆に帰省した際のネタです。
宮城県でかつて唯一の私鉄であった、くりはら田園鉄道が廃止されて10年以上経ち
ましたが、車庫があった旧若柳駅付近が整備され、保存運転も行われているという
ことで、見に行ってきました。
若柳駅舎。
一見、現役当時のままのようですが、実は同じ形をした駅の解体部材を用いた再建
なのだとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/60/51/ff5a7da0d43582425329d792d334427d_s.jpg)
保存車両。
晩年は社名変更とともに気動車化されましたが、かつては栗原電鉄という名の通り
電化されており、写真左のような懐かしい湘南顔の電車が走っていたり、本来は
終点の細倉鉱山からの貨物輸送が目的の鉄道で、写真右のような電気機関車も活躍
していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5e/96/4387dd3132d91f50de618495634fa0c4_s.jpg)
保存運転は、くりでん最後の新製車(わずか12年でお役御免)となったえんじ色
の気動車と、その相手には名鉄から中古で導入したレールバスが連結されてました。
係の方の「二軸台車独特の乗り心地を堪能ください」という説明を聞くまでも
なく、当然レアなレールバスのほうを選んで乗車。
それにしても、世にも不思議な二軸「台車?」の構造を、あまり深く考察した
ことはありませんが、右の写真を見る限り、一見ボルスタアンカ(的なもの)
で台車の旋回を抑制しているように見えるものの、横動はほぼフリーなので、
ヨーイングし放題ではないかと思います。(実際にそうですが)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/22/7e/1ba15e54eb89022bb8392865adcb5ba4_s.jpg)
駅に隣接しかつて車庫があった場所には、くりでんミュージアムが建てられて
います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6f/29/021eb9f3cf1f90bb6c8829a90b5ea1de_s.jpg)
歴史などのパネル展示や、備品や紙資料とともに、沿線を模したNゲージ模型も
あって、単に車両や情景だけでなく、起点の石越から終点の細倉鉱山に至る各駅
や構内配線も上手に圧縮して再現されてました。車両は10分おきぐらい?に自動
運転されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/24/de/c1bb6cd7f9db8b0e71f0dc4b25f8f97c_s.jpg)
車庫の建物も歴史的(とはいっても戦後の)建造物で、ミュージアムの一部と
して、工場設備とともに保存され見学できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/13/3b/cabe4ae121e842fb288bc1f4437705d5_s.jpg)
廃止前ではなく、廃止後にお金をかけてこのような立派なものを、と少々複雑な
思いもありますが、とても見ごたえのある施設で、運営および保存運転が末永く
続くことを願って止みません。
後日追記:
脚本家の宮藤官九郎氏は若柳出身、ご実家もこの近所みたいです。
宮城県でかつて唯一の私鉄であった、くりはら田園鉄道が廃止されて10年以上経ち
ましたが、車庫があった旧若柳駅付近が整備され、保存運転も行われているという
ことで、見に行ってきました。
若柳駅舎。
一見、現役当時のままのようですが、実は同じ形をした駅の解体部材を用いた再建
なのだとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/31/5f/b26c01e2f47c6a62c06290a13437002b_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/60/51/ff5a7da0d43582425329d792d334427d_s.jpg)
保存車両。
晩年は社名変更とともに気動車化されましたが、かつては栗原電鉄という名の通り
電化されており、写真左のような懐かしい湘南顔の電車が走っていたり、本来は
終点の細倉鉱山からの貨物輸送が目的の鉄道で、写真右のような電気機関車も活躍
していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5e/96/4387dd3132d91f50de618495634fa0c4_s.jpg)
保存運転は、くりでん最後の新製車(わずか12年でお役御免)となったえんじ色
の気動車と、その相手には名鉄から中古で導入したレールバスが連結されてました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4d/b8/d123f066d0a1664323e3d302de8e60f0_s.jpg)
係の方の「二軸台車独特の乗り心地を堪能ください」という説明を聞くまでも
なく、当然レアなレールバスのほうを選んで乗車。
それにしても、世にも不思議な二軸「台車?」の構造を、あまり深く考察した
ことはありませんが、右の写真を見る限り、一見ボルスタアンカ(的なもの)
で台車の旋回を抑制しているように見えるものの、横動はほぼフリーなので、
ヨーイングし放題ではないかと思います。(実際にそうですが)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/2b/0eaa43f8abbfd3ccd84fffbc71e11285_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5d/90/3e704fc355f2cc3f5a8ee12354c5d762_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/22/7e/1ba15e54eb89022bb8392865adcb5ba4_s.jpg)
駅に隣接しかつて車庫があった場所には、くりでんミュージアムが建てられて
います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6f/29/021eb9f3cf1f90bb6c8829a90b5ea1de_s.jpg)
歴史などのパネル展示や、備品や紙資料とともに、沿線を模したNゲージ模型も
あって、単に車両や情景だけでなく、起点の石越から終点の細倉鉱山に至る各駅
や構内配線も上手に圧縮して再現されてました。車両は10分おきぐらい?に自動
運転されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/24/de/c1bb6cd7f9db8b0e71f0dc4b25f8f97c_s.jpg)
車庫の建物も歴史的(とはいっても戦後の)建造物で、ミュージアムの一部と
して、工場設備とともに保存され見学できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/72/fb/ecb7024f278143e8bb5ea6ac2b0097b8_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/13/3b/cabe4ae121e842fb288bc1f4437705d5_s.jpg)
廃止前ではなく、廃止後にお金をかけてこのような立派なものを、と少々複雑な
思いもありますが、とても見ごたえのある施設で、運営および保存運転が末永く
続くことを願って止みません。
後日追記:
脚本家の宮藤官九郎氏は若柳出身、ご実家もこの近所みたいです。
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