(有)花沢不動産

趣味の話など

レールバスに乗ってみる~北条鉄道

2008-01-26 | 一寸お出かけ(関西)
三木鉄道から比較的近い、北条鉄道まで足を伸ばしてきました。

北条鉄道には、日本ではもうここと紀州鉄道の2箇所でしか走ってないと
される、二軸単車式のレールバスが走っています。「二軸式」って何?と
いうことを説明するのに、かつては「貨車のような」という表現ができました
が、今や貨車でさえ二軸のものは少なくなりました。

さて車内の様子。
一見、ふつうの列車の車内のようにも見えますが、大きさが幅・高さともに
バス並みであることと、扉、窓、空調などバスの部品が多用されています。



運転台。
大昔のレールバスは、車のようにシフトレバーが床から出ていて、クラッチ
ペダルもあったそうですが、こちらは普通の気動車と変わりません。



(当時の)バスと同じように、外板はリベットで接合されています。



このレールバス、当時、鉄道車両もバス車体もどちらも作っていたメーカー
だからこそできたワザともいえます。現在では、富士重工はそのいずれから
も撤退しています。
それにしても左側の銘板、変わった形式名です。



もともとバス程度(10年ぐらい)の寿命しか想定されておらず、20年以上に
も渡って未だに生き永らえているのは、仮にバスだとしても驚異的です。

ところで、このレールバスの乗り心地といえば… 
かなり柔らかめのセッティングでしたが、二軸車ということで概ね想像通り
でした。例えるなら、阪堺電車が大和川を渡るのに高速走行しているよう
なカンジ、といえばお分かりでしょうか?(笑)
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三木鉄道

2008-01-26 | 一寸お出かけ(関西)
かつて、国鉄の赤字ローカル線の救世主の如く「第三セクター化」という
ことがもてはやされたことがあり、どのような理屈で赤字が解消されるの
だろう?と不思議に思ってましたが、やはりそれは錬金術に過ぎなかった
ようです。

この3月で、第三セクター鉄道の一つである「三木鉄道」が廃止される事
になったので、乗りに行ってきました。

路線距離はわずか6.6kmで、かつて日本最短の三セク鉄道とも言われて
ましたが、駅は全部で9駅もあり、路面電車並みに発車と停車をくりかえし
ます。

車内の様子。



終点の三木駅。
神戸電鉄にも同名の駅がありますが、相当離れています。
というか、三木から神戸方面には神鉄1本でいけてしまうことも、三木鉄道
の利用客が少ない一因かもしれません。



三木駅の外観。
このような味のある駅舎が、廃止とともになくなってしまうのも、惜しい感じ
がいたします。

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進水式!

2008-01-14 | Weblog
知り合いから招待券を頂いて、某造船所の進水式に行ってきました。
今日は祝日ということもあり、私を含むものすごい数の一般の招待客が
来て、その数2,000人とも3,000人ともいう話でした。

紅白の垂れ幕があるのが、船主・来賓席で、セレモニーは全てここで執り
行われます。


ブラスバンドの演奏が、いやが上にも雰囲気を盛り上げます。


命名の瞬間。船名を隠していた覆いが取り外されました。




笛の合図とともに、渠底の盤木が外されていきます。
見ているこっちも段々ドキドキしてきます(笑)




支鋼が切断され、音もなく船体が滑り出していきました。お見事です。



うっかりクス玉ばかり注視していて、肝心の支鋼切断(シャンパンを割る
儀式)の瞬間を撮り損ねてしまいました(^^;

実は私、他の造船所で「ドック進水」というものも見たことがありますが、
これはすでに注水されているドックから船をタグボートで引き出すという
だけの見ごたえに乏しいシロモノで、どうせ見るなら、このような「船台
進水」をオススメします。とても感動的です。(ときどき見学の公募もして
います)


ところで、華やかな儀式の後には、渠底に残ったヘッド(獣脂)の後始末や、



船と一緒に行ってしまった盤木の回収といった、もう一仕事が待っています。

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社名、ブランド、キャッチフレーズ

2008-01-13 | Weblog
以前、社名(ブランド)がバラバラだなあとちょっと話のネタにした家電
メーカー、やはり社名変更するみたいです。(本当に偶然でしたが、何て
タイムリーな話題だったかと驚いてます)

ブランド名のほうがずっと有名になってしまい、それに社名変更する例と
いうのは、特にバブル期以降多いように思います。
この会社のケースだと、創業者の名前があまりにも偉大すぎ、その名前
を捨てるのか、といったケンケンガクガクの議論があったであろうことは
容易に想像がつきます。

そういえば電機メーカの多くは、社名・ブランドの他に、キャッチフレーズ
(正確にはコーポレート何チャラとか言うらしいですが)も採り入れられて
おり、パンフや名刺などのロゴのすぐ下に併記されていることがあります。

さきのP社だと"ideas for life"ですが、他には例えば、

inspire the next
leading innovation
changes for the better

などなど。(それぞれ、どこの会社のものか分かります?)

昔は「技術の××」など、直説的に保有技術の高さをウリにしたコピーが
多かったように多かったように思いますが、今はいずれも(未来志向では
ありますが)横文字かつ抽象的で、やはり時代が変わったというか、少々
大げさですが日本のモノづくりというものも変わったことを感じさせます。

また、ブランドとロゴの不整合といえば、携帯電話でいうところのD社の
例では、その頭文字の由来ともなっている(、ひいては誰が見てもアノ
系列の会社だと分かる)赤色の「3Dマーク」というのが、なぜかあまり
前面に出てなく、水色の英文字だけのロゴが一般には使われてます。
ところが、この「3Dマーク」というのが全く使われてないのかといえば、
例えば取説とか名刺のウラにはしっかり登場しているなど、その辺りの
扱いは実に不思議です。

ま、これらは各社の思惑とか戦略と言ってしまえば、それまでですが…
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HP正月バージョン

2008-01-07 | Weblog
某鉄道模型メーカーのHP、普段はちょっとお堅いイメージがあるサイト
ですが、毎年新年明けにはトップページに正月らしい趣向を凝らした
(ある意味笑える)スペシャル画像が登場し、ここ数年来の楽しみと
なっています。

さて、今年の新年スペシャル画像はいうと、大方の予想通りというか
年末にリリースされたばかりのC62がフィーチャーされていますが、
今回は例年になく悪ノリし過ぎの感も(笑)

いくら干支にちなんだものとはいえ、ヘッドマークのみならず、よく見る
と、除煙板にまで「ねずみ」が…
確かに、そこに「つばめ」マークを施したC62は実在しましたが…(^^;
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サウスバウンド・9:いぶすき天然砂むし温泉

2008-01-04 | 一寸お出かけ(九州)
指宿に行った目的は、ココ、天然砂むし温泉です。

指宿駅から商店街を抜け、海岸に向かってしばらく歩いて行くと、波打ち際
から湯気が!



このモダンな建物が「砂むし会館」で、ここで浴衣とタオルを借りることが
できます。



砂むし会館の裏手の様子。
写真手前のすだれの下が「全天候型砂むし」となっています。
波打ち際での砂むしは、大潮の干潮時で天候の良いときに限って可能な
ようです。



入浴の手順はこんな感じです。

・全裸(!)の上から浴衣を着る。
・砂場に行き、従業員から指示された場所で仰向けに寝る。
 タオルはこの時に首~頭に巻く。
・従業員がスコップで上から砂をかけてくれ、生き埋めにされる(笑)
 かなり苦しいです。
・背中のほうから徐々に温まり、しまいにはかなり熱くなってきます。
 局部的に熱くならないよう注意。
・出るときは各自適宜。
 10分ぐらいが目安らしいです。
・建物の中には、シャワーや大浴場があるので、砂はここで落とすこと
 ができます。

全くの手ぶらで行っても問題ありませんでした。


(以上、熊本・鹿児島お出かけ記 完)
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サウスバウンド・8:指宿枕崎線

2008-01-04 | 一寸お出かけ(九州)
鹿児島最終日は、ちょっと足を伸ばして指宿まで行ってきました。
それにしてもこの指宿という地名、メジャーながらも、充分に難読な地名
の一つではないでしょうか。

鹿児島から指宿へは、指宿枕崎線で快速だと約1時間、普通だと約1時間
20分といったところです。
日本最南端のJR路線だというこの指宿枕崎線、いかにも閑散とした赤字
ローカル線という勝手なイメージを抱いていましたが、意外と通勤通学客が
たくさん乗っていて、この朝の下りの快速列車は5両の立派な編成でした。



なおこの列車、快速「なのはなDX」という愛称ですが、この「デラックス」と
いう言葉の響き、何だか60年代っぽくて好きです(笑)
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サウスバウンド・7:桜島あれこれ

2008-01-03 | 一寸お出かけ(九州)
市街地の高台(城山)からの眺め。これは定番かもしれません。




桜島フェリーからの眺め。




上陸してからの眺め。(烏島展望台より)



みなさんは、どこからの眺めがお好みですか?
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サウスバウンド・6:磯庭園

2008-01-03 | 一寸お出かけ(九州)
翌朝、熊本からリレーつばめと新幹線を乗り継いで、鹿児島入り。
昔は八代以南は単線でガタガタの線路を、在来線特急が一生懸命走って
いましたが、新幹線の開業で本当の意味で速くなりました。

鹿児島の最初は、島津家別邸であった磯庭園(仙厳園)に行ってきました。
ここは居所の他、斉彬の時代に溶鉱炉や紡績、切子などの近代産業発祥
の地としての側面も持っています。

御殿の中では、いかにも正月らしく琴の演奏が披露されていました。



庭園は、桜島や錦江湾を借景としています。



実はここのすぐ脇を日豊線が走っていて、小学生ぐらいの時に初めて来た時
は庭園よりも、そちらのほうが気になってしょうがなかったです(笑)
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サウスバウンド・5:熊本市電コレクション

2008-01-02 | 一寸お出かけ(九州)
まず旧型車から。(1350型)



旧型車の車体のみを更新したもの。(8500型)
四角張った車体がいかにも80年代していますが、このスタイルはしばらく
の間、路面電車のスタンダードとして、あちこちの都市で見られるように
なりました。



なお、純粋な新車として作られたもの(8200型)は、日本初(ヘヴィレール
含む)のインバータ制御車でもあります。


90年代に入ってからの車両。(9200型)
この頃のアルナの標準的スタイルとなっています。



こちらは97年から導入された日本初の低床車両。(9700型)
アドトランツから技術導入・機器購入し、新潟鉄工が製造したものです。
ちなみに、アドトランツは吸収合併、新潟鉄工は倒産により、現在は両社共
会社の名前が変わってしまっています。



この低床車、決してトラの子的なものではなく、結構な両数が走っています。
ちなみにこの色は熊本県警色です(笑)
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