(有)花沢不動産

趣味の話など

江戸東京たてもの園 その1

2009-10-31 | 一寸お出かけ(関東)
シルバーウィークの時の話ですが、東京在住時に行っておくべきだった
シリーズの続きです。

中央線の武蔵小金井からバスで数分ほどのところ、広大な小金井公園
の中に江戸東京たてもの園があります。

保存建築というと武家屋敷であったり、茅葺きの民家を連想しますが、
ここのものは昭和モダンな建物が多いのが特徴だと思います。

田園調布の家。瀟洒な家というのは、こういうものを指すのでしょうか。



前川國男邸。
さすが建築家の家、山小屋のような外観と中央の吹き抜けが素晴らしい
です。1944年と戦中築でありながら、なんと豪華な造りなんでしょう。



常盤台写真館。上階のスタジオで、記念写真撮影も行っているようです。



小出邸。現代の建物として十分通用しそうな外観です。



三井邸のシャンデリア。



三井家の邸宅にしては少々こじんまりとした印象を受けましたが、この
建物は、何とあちこちの三井邸のパーツを寄せ集めて、一つにまとめた
ものとのこと。さすがは大三井…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紀州鉄道/キハ603

2009-10-25 | Weblog
紀州鉄道は、和歌山県の御坊を起点とする鉄道ですが、路線延長が
わずか2.7kmと、日本で1・2を争うほどの短さでも知られています。

そんな短い路線を、ふだんは1両だけで行ったり来たりしていたのが、
キハ603という1960年製のとても古いディーゼルカーでしたが、ついに
本日引退することがニュースなどで報じられていました。

実は写真は5年近く前のものです。
2台目のデジカメとして、初めてシャッタースピードなどが設定できる
やつに買い替えたので、遠征して初走行写真というわけです。

車内の様子。



床は板張り、座席も背もたれが低い上に全体的にも小さく、戦後すぐの
ディーゼルカーの特徴を有しています。(当時は軽量化が優先された
ために、電車と比較して車体幅も狭くなっています)

この写真のように、窓の上半分がHゴムで固定で、下半分だけで開閉
するタイプの窓を、鉄道ファンの間では俗に「バス窓」と呼んでいますが、
本家のバスがかなり以前からアルミサッシや固定窓になっていたり、
そもそも「バス窓」の起源が実はPCCカーだったりするなど、全く不適切
な用語です(笑) 本家?のバスマニアの方は、いったいコレを何と称して
いるのでしょうか?(笑)

余談が過ぎてしまいましたが、結局私がキハ603に乗ったのは、この時
限りとなってしまいました。まだ大丈夫だろうとついつい油断してしまい、
残念です。

なお、後任は元北条鉄道の2軸式レールバスが務める模様です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊丹にて

2009-10-24 | 写真館
ご無沙汰してすみません。手抜きですが生存証明です。





個人的に、ボーイング767ってなんかカッコ悪いなあと思っていたのですが、
この角度ならなかなか悪くありません。



おしまいに、トリプルセブンの真横からの流し撮りがびしっと決まりました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神鉄トレインフェスティバル2009

2009-10-07 | Weblog
10月14日の鉄道の日関連ということで、この時期は各地の鉄道事業者
でイベントが行われますが、初めて神鉄(神戸電鉄)鈴蘭台工場の公開
を見に行ってきました。
…というか、神鉄に乗るのは何年かぶりのことで、スミマセン。

基地の全景。手前に事業用車の姿も見えます。



工場の内部。旋盤や天井クレーンがいかにも工場していますね。



お約束で、整備中の主電動機、空気圧縮機、電動発電機といった車両
機器も展示されていました。

他社の工場イベントでは、車両のクレーン吊上実演といったものをよく
見かけますが、こちらは専用トラバーサを使用した台車抜取実演。



合理的な設備なんですが、見た目は地味です(笑)

これは他社のイベントでは経験がありませんが、ヘルメットをお借りして
ピットから床下を見るという趣向もありました。



バラスト運搬用のホッパ車などを牽引する電気機関車。
今年で還暦を迎えたという、とても古い機関車ながら何と現役です。



これも珍しいことに内部が公開されていました。中が狭いので、ここでも
ヘルメット着用です。



機関車の運転台は、左手ブレーキの右手マスコンで、電車とは逆です。
マスコンには抑速ブレーキ段も備え、実は登山鉄道ともいえる六甲山の
急勾配への備えは万全です。

約10年ぶりの新車・6000系。現車は初めて見ました。



お昼の30分程は撮影タイムということで、神鉄の代表的な車両の3本
並びを正面から撮ることができました。



ちなみに真ん中の車両は、銀色(アルミ)に朱色の帯という塗り分けから、
「ウルトラマン電車」と呼ばれ、一般の方にも親しまれています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都電おもいで広場

2009-10-02 | 一寸お出かけ(関東)
東京在住時に行っておくべきだったシリーズ第2弾というわけで…

都電荒川車庫に隣接した「都電おもいで広場」なる所に、旧型車両2両
が保存されています。

個人的にここの目玉と思っているのが、冒頭の写真のPCCカーこと5500
型。米国の往時の高性能路面電車の技術導入を図り、低騒音・高加速
を誇った車両です。

路面電車も含めて普通の電車では、マスターコントローラとブレーキハン
ドルという2本のレバーで操作しますが、このPCCカーは車と同様にアク
セルとブレーキペダルで操作します。写真で分かるでしょうか?



1954年のデビューですが、このような特殊な機構が、乗務員からも保守
側からも嫌われたのか、1967年の1系統(上野-品川間)廃止と同時に
引退ということで、わずか13年という短命に終わりました。
ということで、まさか保存車があったとは思いもよらなかったわけです。

ちなみに、大阪や名古屋そして神戸などで導入された和製PCCカーも
同様な理由で短命に終わっています。

こちらは都電として長らくお馴染みだった7500型。
上記の5500型より何年も後に登場した車両ですが、何だかこちらのほう
が古臭く見えます。



運転台もコンサバティブなツーハンドルです。



よく保存車両のこういった部分は、いたずら防止で固定されたり、撤去
されたりしていますが、こちらのものは操作可能であったのにはちょっと
驚きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする