(有)花沢不動産

趣味の話など

381系国鉄色に乗る

2022-10-25 | 一寸お出かけ(中国)
最後の国鉄型特急電車の381系。
国鉄色が復活したの機に、伯備線の「やくも」に乗ってきました。

岡山駅にて。

岡山寄の先頭車は、原型ではない貫通扉付なのがちょっぴり残念。

外観こそ国鉄色ですが、室内は「ゆったりやくも」のまま(?)です。

シートはしっかりとリクライニングする快適なものに替えられていますが、車両
としての乗り心地は極悪レベルであることを覚悟する必要があります。振子式で
お得意のカーブだけでなく、直線を飛ばしている時も踊っているようで曲者です。

そういえば、車内放送はオリジナルのオルゴールでの「鉄道唱歌」がバリバリの
現役なのには驚きました。オルゴールは消耗品で、国鉄型車両でも後年電子音に
替えられたものが少なくありませんが、この列車では律儀に各停車駅で鳴らして
いて大盤振る舞いです。

終着近くの車窓で宍道湖。


終点の出雲市駅にて。
幕はソッコーで「回送」にされましたが、出雲市寄りの非貫通の先頭車を撮る
ことができました。


出雲市駅構内のポスター。

50周年となっていますが、運転当初、伯備線は非電化でキハ181系が投入されて
いました。布原でのD51三重連の終焉と時同じくして運転開始されたのは感慨深い
ものがあります。続く381系が40年にもわたって君臨しているのもすごいです。

後日、有名撮影地のネウクロ(根雨-黒坂間)で、走行中の写真も撮ってきました。

よく見るとテールライトが点いているので、いわゆるケツ撃ちというやつです。

オマケのショットのほうが、うまく撮れてるような気がしないでもありません(笑)

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「しらさぎ」を見に行く

2022-10-04 | 一寸お出かけ(北陸)
なかよし鉄道からの帰りに、道の駅・山中温泉に保存されている車両を見に行って
きました。愛称は「しらさぎ」といっても、国鉄・JRの特急のことではありません。

この6010系という電車、大井川鉄道のイメージがあって、なぜ北陸の道の駅で保存?
と不思議に思っていたのですが、元々は北陸鉄道加南線(1971年廃線)で走っていた
車両で、所縁の地であるこの山中温泉に里帰りしたというわけです。


車内も公開されていました。
2扉クロスシートといえば、当時から既に名鉄や地方鉄道向けにも実績が多く、N車
としては手慣れた構成です。


ちょっと気になる側引戸の意匠。


非貫通のためか、運転室が広々としているのが印象的です。恐らくは大井川時代に
ワンマン化改造で背面仕切を一部撤去して、さらに開放的になったものと思われます。


妻引戸がない広幅の貫通路も地方私鉄向けでは珍しく、意欲的な設計です。


モダンな車体と比べて、時代が逆戻りしたようなイコライザ式台車。


古い下回りを流用したことでかえって重量軽減の必要に迫られ、日本の高速電車
用では二番目とされる試作色の強いアルミ構体採用に至ったというのは、興味
深い話です。
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