(有)花沢不動産

趣味の話など

木造駅舎とチン電

2016-01-26 | 一寸お出かけ(関西)
チン電こと阪堺電車の堺側の終点は浜寺駅前ですが、鉄道線である
南海本線もほぼ並走しており、近くに浜寺公園という駅があります。
初めて浜寺公園に来たとき、大都市圏では珍しく味のある木造駅舎が
印象的でした。

これが当時2003年の写真です。



味があるのもそのはず、なんと100年以上昔の1904年(明治40年)の
建築で民鉄現役最古を誇りましたが、高架化に伴い残念ながら1/27で
この駅舎での営業を終えることになりました。

こちらが現在の様子。工事の準備が進められつつあります。引退を聞き
つけたファンが5~6人はいたでしょうか。
駅前は区画整備されたのか、私が初めて来た頃とは大分様子が変わった
ようでした。



駅舎を反対側から見てみる。



プラットホームの屋根や待合室も木造で味があります。
木造駅舎とは直接関係ありませんが、右の写真を見るとプラットホーム
の一部を切り欠いて待避線になっているのが面白いです。(なんば方面)



行きは南海で来ましたが、帰りはチン電で終点・恵美須町まで乗って、
日本橋に寄ることにしました。

阪堺の浜寺駅前も劣らず味があります。



駅舎を撮ったりして1本やり過ごしたところ、次にやって来たのは
「堺トラム」こと最新鋭の低床車でした。



しばらく前面展望を堪能してたら、前方から緑色の古い電車が。



モ161号というこれまた80年超えの現役最古の電車で、イベントでの
貸切運転のようでした。

恵美須町への乗換えとなる我孫子道は車庫があるため、ここで勝負
かなと辛抱強く待ってみたところ、折り返して帰ってきたモ161号を
ばっちりカメラに収めることができました。



最新最古の車両を一度に見ることができ、ラッキーでした。
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湊川隧道一般公開

2016-01-19 | 一寸お出かけ(関西)
我々にとっても大変ゆかりの深い?(というと、あらぬ誤解を招きかね
ませんが:笑)新開地という町、その名が示す通り、開削や埋立てに
よってできた土地で、もともとは湊川という、これまたお馴染みの名前
の川だったりします。

現在の湊川公園や新開地本通りに沿って流れていた旧湊川は、流れを
西向きに変えることになりましたが、会下山(えげやま)という小高い丘
を通す必要があったため、明治時代に日本初の近代河川トンネルが
作られました。

奥の上に見えるのがその湊川隧道、手前下に見えるのが震災後の復旧
事業として建設された新湊川トンネルです。



実は私、神戸在住当初この徒歩圏内に住んでおりましたが、湊川隧道と
いう歴史的土木遺産があって、かつ定期的に公開されているということを
最近になって初めて知りました。
公開は保存会の手によって第三土曜の午後に行われており、ミニコンサート
等のイベントも行われることがあります。



保存に際し、連絡通路として坑門とともに整備された部分。ここではパネル
展示がされています。



さらに奥には総延長600mのうち1/3程度まで行くことができます。
レンガ積みの側壁に石積みの底面が当時のまま残っており、歴史を感じ
させます。

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和田岬線に乗ってみる

2016-01-05 | 一寸お出かけ(関西)
JR和田岬線は兵庫から和田岬までたった1駅だけの3km弱の路線ですが、
私、神戸在住が通算で十数年でありながら、今まで乗ったことがありません
でした。

というのは、列車が走るのが朝晩だけ、土休日はさらに本数が減るという、
通勤輸送に特化した路線のため、勤め人の悲しさ、なかなか乗る機会に
恵まれなかったのです。
事実上、和田岬駅からの延長線上にある某企業グループへの専用線と
いった趣きです。



兵庫駅では改札を通過した後、和田岬線乗換口にさらに専用改札があります。
終点の和田岬には改札がないのです。



和田岬線ホーム。
普段は103系の6両編成ですが、今日は207系6両編成による代走です。
そのうち103系がなくなりそうだからと、遠路名古屋から来たという方が、
それを知ってガッカリされてました。



兵庫を出発すると、両渡りの分岐を左側に進んで和田岬に向かいます。
右側に直進すると山陽線とつながっており、和田岬線の運用を終えた
車両はここを通って基地に戻っていきます。



左に大きくカーブして二国の下をくぐった直後に、某車両メーカへの分岐
があります。ここで新製もしくは改造された車両は、鉄道輸送の場合、ここ
を通ってJR貨物のディーゼル機関車に牽かれていきます。



兵庫運河の短い鉄橋を通過。



あっという間の和田岬への到着で、わずか4分程の旅です。



かつては和田岬にも駅舎がありましたが、既に取り壊されて跡地がコンビニ
となっており、そこに説明が掲げられてました。



取り壊される前の駅舎はこんな感じでした。(2009年5月撮影)



先程あっという間に通過した鉄橋は、実は日本最古の鉄道可動橋とのこと
ですが、現在は固定されています。
この日は風もほとんどなく、通過する電車が運河の水面に見事に映りこんで
います。



反対側に振り返って兵庫運河を見ると、おお、アルバートドックのよう。
(すみません、一部の方にしか分からないネタで)

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富士いろいろ

2016-01-02 | 一寸お出かけ(関東)
元日のダイヤモンド富士の写真は実は撮り下ろしだったりします。
ついでに他のネタも公開します。

東名高速上り由比PA付近。
もう少し手前であれば海もはっきり見えるのですが、タイミングを逸して
しまいました。なお、鉄道写真でもかつて名撮影地でした。



東名高速上り富士川SAにて。



河口湖北岸。
日没後ですが、赤富士っぽく見えるでしょうか?
しかし日没時は山中湖に向かってダイヤモンド富士を狙うべきであったこと
を後で知りました。



翌朝、河口湖畔の同じ場所から。
湖面も穏やかで、どうにか逆さ富士が映りました。



本栖湖畔から千円札の富士山。



本栖湖から帰りに国道139号線で富士宮方面に向かったら、富士山麓にも牧場
があってイイ感じ。



国道139号線でここに至る手前の区間にはススキ原があって、これもイイ感じ
でしたが、先を急いでいて撮りそびれてしまいました。
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仙石線全線復旧・仙石東北ライン開業を祝う

2016-01-01 | 一寸お出かけ(東北)
これは半年前に書くべき記事だったことを、まず初めにおことわりして
おきます。

仙石線の海沿いの区間である高城町-陸前小野間が大震災の津波の
影響で、長らく不通となっていましたが、昨年(2015年)の5月末に全線
復旧しました。それと同時に、仙台-石巻間の快速列車は「仙石東北
ライン」と称し、高城町の手前までは東北本線を経由するという興味深い
試みがなされています。

盆休みの折、仙台から石巻までの往路は仙石線の各停、復路は仙石
東北ラインの快速に乗ってきました。

仙石線は全線直流電化されていますが、東北線は交流電化のため、
仙石東北ラインに用いられる車両は気動車で、しかもハイブリッド方式
です。モーターで起動して、速度が上がるとともにエンジン発電に切り
替わり、かつ惰行中でもバッテリーの残量が少なくなればエンジンが
起動するあたりはプリウスと似た感じです。(後年注:ノートe-powerの
ほうがさらに近いですね)



陸前小野を過ぎ鳴瀬川橋梁を渡ると、以前は地上に降りて海沿いを走って
いましたが、復旧後は高架のまま内陸に向かって、次の野蒜(のびる)に
なります。



野蒜駅。
何十年か前に海水浴に行った時の記憶では平地にあって、徒歩で海水浴場
に行きましたが、内陸への移転開業後は周囲に人家もなく、丘を切り開いた
所に駅があります。駅周辺の町づくりはこれからなのでしょう。



陸前大塚~陸前富山の辺りが最も海沿いの区間で、かつては写真の左側に
見える護岸に沿って走ってました。護岸そのものも以前よりかさ上げされて
います。



高城町。
駅名票で次の駅名が仙石線の松島海岸と東北線の塩釜の2つに分かれて
います。
出発信号も、左が仙石線、右が東北線です。なお写真のような現示の場合、
喚呼は「出発進行!」ではなく「出発注意!」となります。

 

仙石線から東北線への連絡線部分。仙石線と東北線の電化方式の違いもあって、
この部分には架線が張られていないことが、仙石東北ラインの快速に気動車が
用いられる理由になっています。



仙石線のこの区間は単線ですが、なかなか際どいタイミングでの石巻行の各駅
停車とのすれ違いです。

一見ややこしそうな配線の東北線への乗り入れ部分。



ここから先は線形が良く、快調に飛ばして仙台を目指すことになります。
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あけましておめでとうございます

2016-01-01 | Weblog


本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 2016年 元旦
 有限会社花沢不動産 社長
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