私のイベント(第3回デンデケ祭)の計画が概ね固まった頃、いつも
ライブを見に来て下さる会社の女性から、Yさんという方がイベント
を是非見たいとのことで紹介されました。聞けば彼はビートルズが
好きで、ご自身もかつてバンド活動をしていたとのこと。何となく彼
の顔は知っていたのですが、プレイヤーであることはお互い知らず、
灯台下暗しで社内に同年齢のビートルズプレイヤーがいたことに意外
さと嬉しさを感じました。彼には、イベントでセッションコーナーを
設けるので、ぜひ演奏もして頂くようお願いしました。
セッションコーナーは、イベントの予定場所であり懇意にしている
セッションバーのビートルズセッションデーのアイデアから拝借して
います。失礼ながら彼がどんな実力の持ち主か見てみたく、イベントの
前段として5月のセッションデーに誘いました。
彼はなかなかステージに出ようとしませんでしたが、帰り際に1曲だけ
"Money"を披露してくれました。全然ブランクを感じさせない堂々とした
演奏振りで、ジョンをよく研究しているのが分かるボーカルとギター
でした。ちなみにこの日は、我がThe Silver Cricketsのジョージ役+
父親が、かつて彼と一緒にバンドをやっていたとのことで、約10年ぶり
の奇跡的な再会を果たしております。(ここでもビートルマジックです)
この時彼は明らかにバンド活動再開に意欲を持っていたようです。
ところが、それから程なくして、彼からはセッションのお礼とともに、
唐突な話を聞かされました。6月一杯で会社を辞めて、しばらく病気
療養をすると。
彼は6/29のイベントを大変楽しみにしていたようですが、当日体調が
思わしくなくどうしても来られないと、とてもすまなそうな電話があり、
願いは叶いませんでした。そしてそれから1ヶ月も経たぬうちに、彼の
訃報を聞きました。聞くところによると、6/末に退職して1週間ほどで
容態が悪化したそうです。
結局、私が彼とセッションをしたのは、5月のセッションデーでの"Money"
が唯一となってしまいました。療養中の彼の状況が掴めず、つい連絡を
取るのを躊躇してしまい、無理にでもスタジオに誘い出せば良かったか
と、後悔することばかりです。
上記の話をここで明らかにすべきか正直迷いましたが、1人のビートルズ
プレイヤーがいたということを知って頂きたく、彼が敬愛していたジョン
の命日にあえて記させて頂きました。
我々が当たり前のように、いつでも好きな音楽を聴いたり、弾いたりできる
ことに感謝しつつ、道半ばでそれが叶わなかった仲間のためにも、後悔
することがないよう前に進んでいきたいと思います。
ライブを見に来て下さる会社の女性から、Yさんという方がイベント
を是非見たいとのことで紹介されました。聞けば彼はビートルズが
好きで、ご自身もかつてバンド活動をしていたとのこと。何となく彼
の顔は知っていたのですが、プレイヤーであることはお互い知らず、
灯台下暗しで社内に同年齢のビートルズプレイヤーがいたことに意外
さと嬉しさを感じました。彼には、イベントでセッションコーナーを
設けるので、ぜひ演奏もして頂くようお願いしました。
セッションコーナーは、イベントの予定場所であり懇意にしている
セッションバーのビートルズセッションデーのアイデアから拝借して
います。失礼ながら彼がどんな実力の持ち主か見てみたく、イベントの
前段として5月のセッションデーに誘いました。
彼はなかなかステージに出ようとしませんでしたが、帰り際に1曲だけ
"Money"を披露してくれました。全然ブランクを感じさせない堂々とした
演奏振りで、ジョンをよく研究しているのが分かるボーカルとギター
でした。ちなみにこの日は、我がThe Silver Cricketsのジョージ役+
父親が、かつて彼と一緒にバンドをやっていたとのことで、約10年ぶり
の奇跡的な再会を果たしております。(ここでもビートルマジックです)
この時彼は明らかにバンド活動再開に意欲を持っていたようです。
ところが、それから程なくして、彼からはセッションのお礼とともに、
唐突な話を聞かされました。6月一杯で会社を辞めて、しばらく病気
療養をすると。
彼は6/29のイベントを大変楽しみにしていたようですが、当日体調が
思わしくなくどうしても来られないと、とてもすまなそうな電話があり、
願いは叶いませんでした。そしてそれから1ヶ月も経たぬうちに、彼の
訃報を聞きました。聞くところによると、6/末に退職して1週間ほどで
容態が悪化したそうです。
結局、私が彼とセッションをしたのは、5月のセッションデーでの"Money"
が唯一となってしまいました。療養中の彼の状況が掴めず、つい連絡を
取るのを躊躇してしまい、無理にでもスタジオに誘い出せば良かったか
と、後悔することばかりです。
上記の話をここで明らかにすべきか正直迷いましたが、1人のビートルズ
プレイヤーがいたということを知って頂きたく、彼が敬愛していたジョン
の命日にあえて記させて頂きました。
我々が当たり前のように、いつでも好きな音楽を聴いたり、弾いたりできる
ことに感謝しつつ、道半ばでそれが叶わなかった仲間のためにも、後悔
することがないよう前に進んでいきたいと思います。
追悼でも何でもありませんが、以前公開していた耳コピー曲を再アップしました。
http://musictrack.jp/musics/63764
以前公開していた時は、最も再生回数が多かった曲です。
なお今回は、合成音で音色的に問題なさそうだったため、初めてソフト音源
(Roland VSCというまた古いヤツ)から直接サウンドファイルに変換しました。
http://musictrack.jp/musics/63764
以前公開していた時は、最も再生回数が多かった曲です。
なお今回は、合成音で音色的に問題なさそうだったため、初めてソフト音源
(Roland VSCというまた古いヤツ)から直接サウンドファイルに変換しました。