(有)花沢不動産

趣味の話など

600形特急色ラストラン

2016-03-18 | 一寸お出かけ(関西)
京阪京津線は、京都地下鉄東西線に乗り入れている都市交通として
の側面の一方で、61‰もの急勾配や半径40mという急曲線の存在、
さらには路面電車ではない4両編成の電車が併用軌道を走るなど、
趣味的な興味が尽きない路線です。
右の写真は終点の浜大津近くですが、急カーブのため、まるで模型
のように見えます。



浜大津から先は、石山坂本線となり2両編成の電車が走っています。
(余談ですが、つい最近まで私は「石山坂・本線」と誤解していて、
なぜ本線を名乗っているのか不思議に思っていましたが、実際は
始終点の地名をそのまま並べた「石山・坂本線」となります) 
現在、石山坂本線には各駅停車しか走っていませんが、京津線が
地下鉄に乗り入れる以前は、直通する急行・準急も走っていました。

大津線100周年を記念し、京阪本線と同様の橙・赤の旧特急色を
復活させた編成が2012年秋から走っていましたが、この3月の連休
でラストランを迎えることから、慌てて見に行ってきました。



元の塗装は左の写真のように、京阪本線の一般車旧色と同様の
若草・濃緑のツートンである一方で、特別ラッピングの車両も多く、
どれが本来の塗装とは言いがたいところがあります。
右の写真は「響け!ユーフォニアム」ですが、他に「鉄道むすめ」
や「ちはやふる」、かつては「けいおん!」など、なぜか萌え系?
のものも少なくありません。



車両は16m級2両編成と短く、併用軌道も通ることからあたかも
路面電車のように見えますが、特に坂本側は直線が続くことも
あって70km/hぐらいは平気で出しています。また起伏も激しい
ことから抑速ブレーキを備え、速度制御はマスコン一本で殆ど
行っているなど、メカニズムも興味深い物があります。
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高尾アパート最後の雄姿

2016-03-12 | 一寸お出かけ(関西)
昔、別地方に在住当時、出張で山陽新幹線に乗っていたら、姫路
付近で不思議な集合住宅が見えるのが印象的で、当ブログでも
何度か取り上げたことがあります(1回目2回目)。その「不思議
な集合住宅」こと公団高尾アパートが、築50周年を目前にして
耐震性不足を理由にとうとう取り壊されることになりました。

検索したら、建物が足場で覆われている画像がいくつもあり、間に
合わなかったかとやきもきさせられましたが、3/12現在、その雄姿
はまだ健在でした。



モノレールの駅が建物を貫通しており高架が一部残ってますが、
かつてここから車両がニョキッと顔を出したことを想像するとワクワク
します。実際に駅として営業していたのは、1966年の開業からわずか
2年足らずの間だったそうです。



建物の裏側。文字通り閉鎖されてました。
いけないこととは承知してますが、取り壊されると分かっていたなら、
一度中に入って上の階まで登ってみたかったです。



全景写真を見ると建物が湾曲しているように見えますが、決して
レンズによる像のゆがみではなく、実際に緩やかにカーブしている
ことが分かります。



船場川沿いのモノレール遺構。奥に高尾アパートが見えます。
手前のマンションは最近建った分譲のようで、営業と思しき人が
路上でチラシを配ってました。(神戸周辺ではお馴染みワ○ーレ)



今はなき姫路モノレールは1966年開催の姫路博への輸送手段として
建設されました。
国籍不明なこの建物はかつての会場跡、現在は姫路水族館となって
います。



水族館の向かい側、かつてのモノレール終点駅を改装した手柄山
交流ステーションにも久々に再訪しました。



手柄山交流ステーションから姫路市街を望む。
右手前にモノレール高架跡、中央に高尾アパートが見えます。



左奥に見える姫路城は本当に真っ白です。
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SL北びわこ号に乗る

2016-03-06 | 一寸お出かけ(関西)
たまたまJRのHPを見たところ、北陸線の米原-木ノ本間を走る
SL北びわこ号の運転予定について、今冬は1日限りの運転である
ことと、牽引機がいつもとは異なるC571号機であることが載って
おり、乗りに行ってきました。

いつもの北びわこ号の牽引機はC56160号機です。昨夏撮影。



始発の米原にて。
ホームからでも機回しは落ち着いて撮れますが、入線は右の写真
のようなありさまで、終点の木ノ本でも十分に撮影タイムがある旨、
しきりにアナウンスされてました。



イベント列車で、戦前の蒸気機関車に昭和40年代に造られた冷暖房
完備の12系客車の組み合わせとはなんてチグハグな、という批判も
よく聞かれますが、そんな12系客車も今や車齢40年前後の大ベテラン
で、かつ昔の汽車旅をほうふつさせるボックスシートなどが原形のまま
残っているのは、やはり貴重といえるでしょう。



米原から40分ほどで終点木ノ本へ。
時刻表上は、C56牽引もC57牽引も違いがなく、表定30km/h程度
の実にのんびりした走りですが、後者のほうが気持ちパワフルな
感じがします。



帰りは湖西線経由で。
かつて新快速として走っていた117系を狙っていたら、見事に乗ること
ができました。最近は緑一色塗りのものも多くなりましたが、原色です。
新快速で走っていた当時は、現在の223・225系と同様にオールクロス
シートでしたが、転用後は扉付近がロングシート化され、300番代に
改番されてます。



湖西線は高規格で建設されたという経緯から、線形も良くかつ駅間も
長いため、各駅停車ながら、かつての新快速をほうふつさせる走りが
堪能できました。
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阪急三宮駅のふしぎな光景

2016-03-05 | 一寸お出かけ(関西)
阪急神戸線がラッシュ時に堂々の10両編成で運転されているのは
以前から知っていましたが、考えてみたら西の始発である新開地を
含む神戸高速線内のホーム長さは8両、プラス2両がどこでどうして
いるのか不思議に思っていました。

そのことを阪急沿線の同僚にたずねたところ、朝の上りの通勤特急
の場合、三宮で2両を増結しているとのことですが、何とその2両、
西宮車庫から回送で迎えにやってくるとのことで驚きました。
鉄を自認する私ですが、それを知ったのは結構最近だったりします(笑)



西北から三宮にやってきた2両は、しばらく梅田寄のホーム端で待機。



新開地から8両編成が到着し、2両編成の手前に停車。



続いて2両編成のほうが迎えに行き、ようやく10両編成となります。



この珍妙?な運用も、3/19のダイヤ改正で10両編成の通勤特急が
三宮始発となることによって、見ることができなくなります。
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旧二葉小学校

2016-03-01 | 一寸お出かけ(関西)
旧二葉(ふたば)小学校は、長田区にかつて存在した小学校で、1929年
に開校した当初からの洋風モルタル校舎が現存します。



二葉小学校は近隣の他校との統合により2006年に廃校となりましたが、
この歴史的な建物は「神戸市立地域人材支援センター」として活用されて
います。



センターのHPによれば、講座やイベントの開催、あるいは貸しスペースと
して用いられていますが、例えば「神戸アーカイブ写真館」といった常設
の展示もあって、開館中は建物の内部を見ることも可能です。

なお、地下鉄駒ヶ林駅が最寄りですが、新長田駅からも徒歩圏内です。
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