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たけるんの青春デンデケデケデケ…番外編2:Gさんのこと

2006-08-06 | 私のバンド歴
Gさんと出会ったのは、まだネット黎明期のパソコン通信の時代で、私が香川
在住の頃でした。

そのパソコン通信の中で、個人でやっているビートルズ愛好会的なものに
入ったところ、Gさんというメンバーが偶然隣町に住んでいるということが
判明し、「オフ会」を通じて実際の知り合いになりました。(ちなみに、その
愛好会の管理人さんも香川在住でした) 彼は私より5才年上で、建設現場
でアドミのようなことやっていて、全国を転々としているそうです。

家が近所だったため、その後も一緒に飲みにいったり、お互い行き来している
うちに、彼について驚かされたのは、何といってもボーカルの素晴らしさで、
特にジョンの曲を歌わせたら超一級品でした。彼はギターもメチャ上手いし、
ピアノでサラリとエルトン・ジョンの"Your Song"なんて弾き語りされた時には、
もう「参りました」という感じでした。
聞けば、例のBCCのコピーバンドコンテストで、彼は全国大会まで行き、「ジョン・
レノン賞」まで獲得したとのこと。まったくスゴイ人と知り合いになったものです。

マルチプレーヤーであるということで、やはり彼も宅録ヤローでした(笑)
彼の宅録の作品群もこれまた素晴らしく、一度彼の宅録のボーカル入れに
テープオペレータとしてつきあったことがあるのですが、恐ろしい程の完全
主義で大変でした(笑) これについては、また別の機会に書くとして、とも
かく自分以外で宅録をやる人間を知ったのは、彼が初めてでした。

私の自慢の8trのMD-MTRで、彼のギター弾き語りの"Good Bye"のデモ
バージョン(メリーホプキンに提供した曲で、ポールがデモを歌っている)を
録ったことがあります。演奏の素晴らしさもさることながら、ShureのSM57×
2本というシンプルなセッティングでの一発録りにもかかわらず、驚くほど
クリアに録れており、このマスターは私の宝物となっております。
最近、Jash氏のサイトで初めて"Good bye"のデモを聴いてみたのですが、
G氏の演奏とあまりにクリソツ(逆か(笑))なのには、あらためて驚きました。
まったく、歌詞も譜面もないこんなブートの曲まで、一体いつ完璧にマスター
したのだろう?という感じですね(笑) (ちなみに、彼は英語もバリバリなの
です)

今だったらすぐにでも、バンドやらへん?、と飛びついていたところですが、
当時は大スランプの時期でとてもそのような気にはなれなく、結局Gさんと
スタジオでセッションをすることは一度もありませんでした。もちろん、レベル
があまりに違い過ぎて恥ずかしい、という気持ちもあったのですが、今から
思えば実に惜しいことをしました。

その後、私は神戸に、Gさんは九州に転勤となり、お互い音信不通となり
ましたが、もし再会する機会があれば、あらためてセッションをお願いしたい
なと思います。
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