高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2008/03/12 共同巡回(作業日・シモバシラ観察地撤去など)

2008-03-12 23:59:59 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:8名(内、都レンジャー2名)
コース:清滝駅~6号路~山頂(昼食)~もみじ台下(シモバシラ観察地)~もみじ台便所下~山頂(解散)

6号路を歩くと、飛び石手前の貯水池あたりでは、ヤマアカガエルの声がうるさいぐらいです。先日まで凍結した雪で滑らないか心配していたのに、あっという間に春が来てしまいました。という訳で、今年度最後の共同作業は、冬の名残り? シモバシラ観察地の撤去+αです。

今回は清滝駅に集合後、6号路を上りました。というのも、途中にあるハナネコノメが咲いているんじゃないかと期待していたんですが… うーん、10日ほど早かったようです。つぼみの先はかすかに赤くなっていても、開花はまだでした。でも、最初に書いた通り、途中の貯水池のヤマアカガエルはうるさいほどでした。これが聞けただけでも、良しとしなければ…

さて山頂に着いた一行は、くぎ抜き、ペンチ、ハンマー、かけやなどの道具を準備し、シモバシラ観察地へと向かいました。で、撤去作業を始めたんですが… これがあっという間に終わってしまいました。まぁ、U字釘を抜くのに多少手間取ったりもしましたが、これだけ人数がいれば早いです。作る時には結構時間がかかりましたが、片付けるときは1時間もかかりませんでした。

で、そこで抜いた杭とロープを持って、次の作業ポイントへ。もう一つの作業予定は、もみじ台便所下へのロープ張りです。もみじ台便所西側の階段を下りていくと、左側にちょっと広がった場所があります。そこは富士山のビューポイントのため、休憩したり、お昼を食べたりするのは非常に気持ちよい場所です。ただ、そこの上側にはロープなど、明確な区切りが無いため、山頂方面へ戻る際に植生回復エリアへ入り込んでしまう方が多いのです。

先日、ある方から「この間、帰りがけにある利用者から『今回、リーダーに連れられて柵外を歩いたが、途中にあった植生回復中という看板を見て、あわてて登山道へ戻った。私はそういうことが嫌いなんで、表示があれば絶対に外に出なかったのに、ロープの始点に表示が無かったせいで知らずに出てしまった。そのお陰で今日は気分が悪い! なんでちゃんと掲示が出てないの!』なんて言われちゃって…」という話を聞きました。
まぁ、なんと言って良いのかわからない、ある意味困った話ですが、わかりにくいよりは、わかり易いほうが良い、ということで、今回は少し短い間隔で杭を打ってロープを張り、明確に「ここは入っちゃ駄目な場所ですよ」とわかるようにしてみました。近日中に「植生回復中」の掲示を出すことも考えています。

さらに、あまった杭とロープで、便所直下にあった壊れた木柵、もみじ台下の巻き道のロープ柵なども、あっという間に補修できてしまいました。なんというか、皆さん、だんだん手際が良くなっているような気がします(^o^)

最後にロープと道具類を持って山頂へ戻り、解散となりました。杭は現在現場に残してありますが、これは都レンジャーが車で取りに行き、ビジターセンターまで運ぶ予定です。(追記:15日に都有車で回収してきました。5号路を戻ろうとしたところでスタックしてしまい、一時はどうなる事かと思いましたが…)

という訳で、今回の作業日も、無事に終わりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。来年度になっても、作業はまだまだ続きます。今後もよろしくお願いします。(都レンジャー・福田)

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