高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2015年8月29日(土) 第3回自主研修会 裏高尾

2015-09-05 08:16:02 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

 

2015年8月29日(土) 第3回自主研修会  裏高尾

 『さわって匂いをかいで樹を知ろう』 

コース : 高尾駅北口(集合)~日影バス停~いろはの森コース~四号路~山頂~1号路~高尾山口駅前
参 加 者: 10名 (L:関)
天 気: 雨 

【研修目的】
利用者案内活動をスムースに行えるよう「樹木」に関する知識を身につける実地研修。
昨年8月に実施した自主研修の第二弾として、工夫しながら生きている“樹の生き様”を学ぶ。

【研修のテーマ】
(1)樹の名前
樹木には学名・標準和名・地方名・古名の他、別名まであるが、「名は体を表す」と言われる通り、よくその木の特徴を表しています。
苦痛の暗記で名前を覚えるのではなく、特徴と名前をセットで楽しく覚えることがとても大事です。

(2)人との係わりについて
樹木は環境的最適地でなくても生きることはできますが、活き活きとした姿ではなく必死に頑張っている感じ。人間の都合でそこに植えられてしまい、頑張って生きているものが結構多いです。
樹木は樹皮とその内側にある形成層が大事な器官なので、樹皮を削られることはとても辛いことです。よく見ると、香りを嗅ぐため削られ、内皮の色を見るため削られ、樹液を舐めるため削られている姿が散見されました。
山菜として美味しい新芽の中には、二度三度摘まれてしまうと樹体が深刻なエネルギー不足に陥るものがあります。
→名札の功罪について皆んなで考えました。「名札さえなければ苛められないのに、、、」「でも名前を覚えてもらい関心を持ってもらいたい、、、」

(3)森と雨
朝一番、雨でないとわからないこと、雨でないと見ることのできない樹木の表情があること、を学びました。
「今日は雨で本当によかった」

(4)砂防ダムや木道等の人工構造物
人間が作った構造物によって保護されている自然がある。人間が作った構造物によって壊されていく自然がある。一概に良し悪しを言うわけにはいかないです。
ペット同様一度人間が面倒を見たら、最後まで世話をし続ける必要というのもあるよね?

【その他】
(1)昨年の反省(時間配分の失敗)から今回は朝早いスタートとしましたが、今年も後半は空腹と戦いながらあわててVCに戻る、ということになってしまいました。参加した皆さん、申し訳ございませんでした。

(2)霧雨の中の美人ブナは幻想的な姿を見せてくれました。これまで何年利用者を守ってきてくれたのか?あと何年ここで元気な姿を見せてくれるのか?

 

(3)土曜日にも拘らず、朝からの雨のため、利用者がとても少ない高尾山の一日でした。

(4)参加者から活発に的を得た質問が繰り出され、今日のリーダーにとってとても有意義な研修でした。

 

(作成:MS、 撮影編集:MK

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