Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

自然がいっぱい!北リアスの旅 ⑧ 田野畑~岩泉町の小本地区へ

2012-09-16 23:49:45 | Travel
羅賀港をあとにしまして、
少し内陸に入った田野畑駅にて軽くおやつタイム。

ここも浸水はしているみたいですが駅舎が壊れるほどではなかったみたい。

かわいい駅ですよね。
正式名称は「カンパネルラ田野畑駅」
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の登場人物の名前が由来。


三陸鉄道には他にも賢治の童話由来の駅名があったりするのです・・・・。


たとえば一つ南にある「カルボナード島越駅」
童話「グスコーブドリの伝記」のなかの火山島の名前だとか。
あ、この童話は最近アニメ映画になりましたね。
小栗旬が声優やったりして・・・・。


話それましたが・・・
震災前の島越駅はこんな感じ。
参考画像
かわいいー。


でも津波で駅舎の姿は無くなりました・・・・。

参考画像(2011年6月)

現在三陸鉄道北リアス線(久慈~宮古)は、
この島越駅以外は全部復旧して、
この部分だけはバスでの代行移送となっています。


というのも・・・・

この高架橋が崩落してしまっているので、
線路が通せないのです。


なんとか2014年の全面開通を目指しているのだとか。
その日を楽しみにしています!




さて少し内陸に向かいます。



途中、田野畑の高台移転予定地という看板が立ててあるところを通りました。

森林が伐採され宅地造成が始まっています。
被災地の中でも田野畑は早いほうなのではないでしょうか。

全く話が動いていない地域も多いし、
移転先の候補に挙がった土地で縄文遺跡が見つかったりして
なかなか移転先が決まらないところも。

早く皆さんが落ち着いた生活を取り戻せるといいですね・・・。


さて、内陸を通る国道45号線に出ました。



目的地はここ。

道の駅たのはた。


ここでがっつり経済活動という名の腹ごしらえ(笑)


鴨だしラーメン。
田野畑といえば鴨が有名ですから。

途中からこの味噌を入れて食べると2度おいしい!



そして

たのはた牛乳とたのはたミルクソフト。
濃厚濃厚!
しっかし、この旅で何回ソフトクリーム食べるんでしょう(笑)


この道の駅の近くにある思惟大橋・・・。

高さ120m、長さ315mは逆ローゼ橋(構造名)としては全国有数の規模を誇るとのこと。

この橋が架かる山々には
思案坂とか辞職坂とか面白い名前の坂があります。
昔、田野畑へ赴任してきた役人や教師たちが、
あまりの道の険しさに、このまま行こうか、それとも引き返そうかと思案したという「思案坂」。
そして何とかそこを通過した者も、
その先に待ちまかえるさらに深く大きな沢を見て、
ついには職も投げ出して帰ったという「辞職坂」…。

田野畑の人たちは昔から厳しい環境の中で生活しているのですね・・・・。


さて、
おなかも落ち着いたところで、
思惟大橋を渡り、またまた南下します。



そして隣町の岩泉町へ。
ここでのメイン活動は有名な「龍泉洞」を見ることなのですが、
そのまえに同町で唯一津波の被害を受けた小本地区へ。


実は仕事上担当しているおばあちゃんがこの地区出身で、
震災の少し前に北海道にいる娘さんのところに引っ越したので、
自分の家がどんなになっているかわからない・・・というので、
ついでにちらっと見てきてあげるってことになっていたのです

交番に行って事情を話したら親切に場所を教えてくださいました。
おばあちゃんの家、浸水域ではありましたが無事でした。
よかったよかった・・・・。



任務遂行し、
小本地区をあとにして内陸の龍泉洞へGO!


つづく。


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