Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

自然がいっぱい!北リアスの旅 ⑪ 宮古市街地、田老地区、そして浄土ヶ浜。

2012-09-17 23:54:07 | Travel
北リアスの旅、3日目の朝。

ホテルでビュッフェスタイルの朝ごはん。


そして
さっそく出かけました、宮古市内散策。

軽く市街地めぐってから、
少し北上して田老地区、浄土ヶ浜、
そしてまた宮古市街地という作戦です。


まずは一晩お世話になったホテル近江屋周辺。

全面オープンにはもう少しかかりそうです。

市街地のホテルもまだまだ再開していないところが多く、
宮古とそこから北はあんまり被害が無いなんてひどいいわれようだなあ・・・
なんて思ってしまいます・・・・。


ホテル周囲には基礎だけになった民家や1階が抜けちゃっている建物も。



ホテル周囲の瓦礫置き場・・・。





ホテル向かいの市民文化会館もまだこんな状態・・・・。




さて、田老地区に向かいましょう。


宮古市田老地区(旧田老町)は、
明治、昭和の津波ほか、過去に何度も津波の被害を受けています。

その教訓から、防災の町宣言をして、
スーパー堤防を有するほか、過去の津波経験者の語り継ぎや避難訓練も徹底し、
昭和35年のチリ地震津波では被害が出なかったことで有名でした。


田老のスーパー堤防。
チリ地震のときはこのXの形状で津波から町を守ってくれました。




堤防にはこんなふうに記してあったんです・・・。

しかし、この度の大津波はこのスーパー堤防を超えて街を飲み込みました。




田老総合事務所(宮古市役所田老支所)。

ここも浸水して、手すりが曲がってます。


もう少し高いところにのぼってみます。

常運時。





堤防がエックス型になっているのが少しわかりますね。




さて、堤防の近くに行ってみましょう。

上ってみた。



ちょうどエックスのクロス地点。

南側の堤防は残っていますが・・・・

北側の海に面する堤防は破壊されています。



大破です。
あの津波の威力・・・・。

それでもこの2重の防波堤が
ある程度は津波の力を弱める効果があったということが分かります。

反面、
この堤防があるから大丈夫と過信して避難が遅れた人とか、
停電で情報も得られにくい中、
この堤防のせいで津波が来ていることを目視できず逃げ遅れた人とかもいたそうです。

賛否両論の中、
田老はまたこの堤防をさらに強化して作ることにしたそうです。


三陸鉄道がのどかに走る町。

人々が安心して暮らせる日が早く来ますように。





田老地区をあとにして、
宮古随一の観光地、浄土ヶ浜へ。











浄土ヶ浜とはよく言ったものです。
「極楽浄土ってこんな感じかもなー」ってホントに思っちゃいます(笑)

そんなところでも津波はやってきて爪痕を残していきました・・・・。



それでも連休ということで、
たくさんの人が訪れてくれていて、
よかったなーって思いました。



さて、浄土ヶ浜でしばしのんびりして、
そろそろ宮古市街に戻ります。


つづく。


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