どうも。少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もまぁぼちぼちと更新をしていこうと思いますので、よろしければお付き合いくださいませ。さて新年一発目はオアフ生まれのシンガー・ソングライター、Lance Aquino(ランス・アキノ)による1994年の一枚。おそらくこのアルバム一枚だけの人だと思うので、ライナーに書かれていること以上のバイオグラフィーは分からないのですが、内容的にはなかなか良い雰囲気の90'sコンテンポラリーとなっており、一部で人気があるのも頷けます。参加ミュージシャンのクレジットを見る限り、ランスはボーカル以外にギターとキーボードも弾いているようで、どうやら多重録音で製作されたアルバムのようですね。M-1のGood Timeはタワー・オブ・パワーのホーン・セクションとカラパナのD.J.プラットがゲスト参加したミディアム・テンポの都会的なファンク・ナンバー。デジタル録音に移行した80年代以降の山下達郎サウンドにも通じるものがあるので、その手の音が好きな人なら気に入るかと思います。またM-6のOur Holidayは、柔らかなキーボードとソプラノサックスの音色に導かれる陽だまりのAOR。こちらは昨年発売された小西勝氏監修のガイド本「歌追い人たちのアメリカ」で紹介されていた作品の雰囲気に近いと思います。そしてなんと言っても個人的に推したいのがラストM-10のCircles。跳ねたリズムが心地よいミディアムアップでポップなライトメロウ・チューンです。Brandon BrayのTogetherから繋げてかけると相性が抜群なので、この間のコンピでも早速セレクトさせてもらいました。ちなみにリリース元はTropical Musicなるホノルルのインディー・レーベル。例によって生産量が少ないと思われるので市場にはなかなか出てきにくいですが、あれば価格自体はそれほど高くはないと思うので、気になる人は是非探してみてください。
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このCirclesにかけて、軽快に駆け抜けました。
うーんと唸りました。
90年代産とのことですが、80年代前半の趣きがあります。少し、イナタイ感じです、
これでは、いくらDIGしても、終わりは、ないですね、
CD全盛期の90年代に作られた曲ながら、Late 70's~Early 80'sの音と親和性が高いものも少なくないので、その手の雰囲気が好きな人ならハマるはずなのですが、いかんせん需要に供給と日本での紹介が全く追い付いておらず一部のマニアだけのものになっているのが悩みの種ですね。
僕自身、自分で掘り始めるときに全く情報源がなく非常に苦労したので、このブログやmixcloudのアカウントがきっかけで少しでも同じような音楽を好む人に情報を発信できたらいいと思っています。