At The Living Room Reloaded

忙しい毎日の中で少し足を止めてみる、そんな時間に聴きたい素晴らしい音楽の紹介です。

Softly, As In a Morning Sunrise starring Joaquin "Joe" Claussell

2019-02-27 | Compilation
昨日に続き、クラブ・ミュージック系DJ兼トラックメーカーをフックアップしたシリーズの第二弾。今回の主役はNYが誇るディープハウス界のレジェンド、Joaquin "Joe" Clausell(ヨアキン・ジョー・クラウゼル)です。90年代初頭から一部ではカルト的人気があった彼ですが、90年代後半にJerome Sydenham(ジェローム・シデナム)のIbadan RecordsからTen Cityのリミックス等をリリースしたことが転機となり、ハウス界隈のみならず耳の超えた音楽ファンから広く存在を知られることとなりました。以下トラックリスト。

1. Bridge To Thee / Joaquin "Joe" Claussell
2. Diamonds (It's Time To Let Our People Go) / Bayara Citizens
3. Central Reservation (Spiritual Life Ibadan Remix) / Beth Orton
4. Kiss (Joaquin "Joe" Claussell Remix Instrumental) / Calyn
5. Just Let Go / Mental Remedy
6. Sore (Joaquin's Sacred Rhythm Version) / Diogal
7. Come And Fly With Me (Joaquin's Improvisonal Remix Mix) / The Brooklyn Heat & Soul Band
8. Most Beautiful (Joaquin's Sacred Rhythm Version) / Elements Of Life feat. Anane And LIsa Fischer
9. A Dance To Gratitude / Mental Remedy
10. Emarofo Tech (Joaquin's Demo Sketch Mix) / Mampo
11. You Can't Just Smile This Way (Unofficial Edits & Overdubs) / Bill Withers
12. Mother Nature / Joaquin"Joe"Claussell
13. Salvadorian Funk / Joaquin"Joe"Claussell
14. Ogum Knows Better (Unofficial Edits & Overdubs) / Dori Caymmi
15. My Dear (The Letter) (Joe Claussell's Main Remix) / Womack & Womack

一聴して彼の作品だと分かる、そのトライバルでオーガニックでスピリチュアルなアレンジは唯一無二。2010年代以降は本来の活動と並行してUnofficial Edits & Overdubsと称した、有名無名問わず様々な楽曲を勝手にリエディット+オーヴァーダビングした楽曲群をプロモオンリーで少量販売していますが、これがまた見事に傑作揃いで目が離せません。今回の選曲も半分くらいは、そうしたアンオフィシャルなブートレグ作品群からのもの。まぁこうしたブートレグ音源の存在も、クラブ・ミュージックの一つの特徴だったりするので、目くじら立てることなく寛大な心で受け止めてあげてください。いつもの通りリンクを貼っておくので気になる人はチェックしてみてください。朝方に聴くと最高に気持ちいいです。

Softly, As In a Morning Sunrise
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Deepest Shade of Black starring Moodymann

2019-02-26 | Compilation
しばらく更新をサボっていましたが、年末から最近にかけて幾つか音源をアップロードしているので、自分の備忘録も兼ねて宣伝をしておきます。近頃アップしているのは、一人のクラブ・ミュージック系のDJ兼トラックメーカーが作ったトラックに的を絞って選曲したベスト曲集。この手のDJ主導によるクラブ・ミュージックは、Mixcloudでの僕のフォロワーの方々(この言い方、なんか偉そうで苦手です)の趣味嗜好とはアンマッチらしく、再生数がいまいち伸び悩んでいるのですが、まぁその辺りには目を瞑る方向で趣味全開でレビューしていきたいと思います(笑)

さてさて、第一回目は昨年末にアップしたMoodymannことKenny Dixon Jr.の作品集。90年代中盤から現在まで通じ、独自解釈なディープ・ハウスを作り続けているデトロイトの奇人です。まずはいつものようにトラックリスト。

1. Misled
2. I Can't Kick This Feelin' When It Hits
3. Sunshine
4. In Loving Memory
5. Mahogany Brown
6. Joy pt. III
7. Never Quite The Same
8. Desire
9. Wednesday Night People
10. People
11. Don't You Wan't My Love
12. I'm The Baddest Bitch (Moody Man Mix) / Norma Jean Bell
13. The Thief That Stole My Sad Days
14. I'm Doing Fine
15. Pitch Black City Reunion
16. Emotional Content (TP's Emotionally Deep Remix) / Kenny Dixon Jr.


この人が作るトラックの最大の特徴は。異常なまでの生音感とブラックネスから漂うエロチシズム。サンプリング手法をベースに楽曲を制作しながらも、非常に有機的な雰囲気を醸すサウンドメイクは唯一無二です。活動の主戦場となるデトロイト・テクノ~ハウス界隈での人気は推して知るべしですが、全体的な音の質感からすると本来のフィールドとは異なるニューソウルやジャズファンク辺りのファンも耳を貸すべき。

いつものように音源はアップしておくので、気になる方は是非チェックしてみてください。

Deepest Shade of Black
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