At The Living Room Reloaded

忙しい毎日の中で少し足を止めてみる、そんな時間に聴きたい素晴らしい音楽の紹介です。

World end's Garden / Various Artists

2017-03-17 | Compilation
前回の更新からまた数週間空いてしまいましたが、今回も引き続き温故知新もの。かつて00年代中盤に一世を風靡し、最近ではテニスプレーヤー錦織圭さんのフェイバリットとしても知られるトラック・メーカーNujabesとその周辺の音源を集めてみたので、その紹介をしてみたいと思います。前回書いたように自分の中での日本語ラップ・ブームが終わったのが2001年頃になるのですが、その後で聴いていた幾つかの音楽のうちの一つがこのHyde Out周辺。いわゆる当時ジャジー・ヒップホップと呼ばれていた類の音です。ちなみに一口にジャジー・ヒップホップとは言っても、実は3つの大きな流れがあり、このHyde Out勢はその中でも狭義でのヒップホップの枠に囚われず、わりと独自路線を突き進んでいった一派。ちなみに残り二つの派閥はGagleやGrooveman Spotを中心とした東北のJazzy Sport勢と、CradleなどコンピIn Ya Mellow Toneシリーズで知られる商業主義勢です。あの頃は猫も杓子もジャジー・ヒップホップと呼ばれていたので正直辟易していましたが、それぞれ音的にも思想的にも全く別のものなので、今再びフラットな目線で聴き比べてみると面白いかもしれません。さて、前置きが長くなりましたが以下トラックリスト。

1. Waltz For Life Will Born / Uyama Hiroto
2. Another Reflection / Nujabes
3. Waiting For The Clouds feat. Substantial / Nujabes
4. Gone Are The Days feat. Uyama Hiroto / Nujabes
5. Lamp feat. Nujabes / Haruka Nakamura
6. No One Like You / Zack Austin
7. Child's Attraction (Joaquin's Child's Attraction Dance Mix) / Nujabes
8. Feather feat. Cise Starr & Akin from CYNE / Nujabes
9. Luv (sic.) Part3 / Nujabes
10. Vision Eyes feat. Golden Boy / Uyama Hiroto
11. By And By / nitsua
12. A Day by Atmosphere Supreme / Emancipator
13. Sanctuary Ship / Nujabes
14. Luv (sic.) Part4 feat. Shing02 / Nujabes
15. Sunset Line feat. Uyama Hiroto / Haruka Nakamura
16. Relax Your Mind feat. Pase Rock / Uyama Hiroto

ヌジャベス本人の作品のみに縛ってしまうと既存の作品と差別化が図れないため、今回はもう少し幅を広げて選曲しています。特に意図はなかったのですがなんとなく大きく前半がジャズ/クロス・オーヴァー、後半がヒップホップと言った雰囲気で、ラップ入りの曲も少なめなので、ヒップホップ畑以外の人でもわりと楽しめるかと。良かったら聴いてみてください。

World end's Garden
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