At The Living Room Reloaded

忙しい毎日の中で少し足を止めてみる、そんな時間に聴きたい素晴らしい音楽の紹介です。

Belissima / Pizzicato Five

2015-01-02 | Japanese AOR
どうも皆さん、あけましておめでとうございます。紹介するようなネタも徐々に少なくなってきているため、以前ほど頻繁に更新出来ないかもしれませんが、今年もどうか一つ宜しくお願い致します。さてさて新年一発目に紹介するのは半年ほど前にも少し触れた、ピチカート・ファイヴによる1988年の2ndアルバム。マニアの方は掲載ジャケットを見て頂けると分かると思いますが、CDとは規格番号が違う当時少数のみリリースされたLP盤です。あの時は「出会ったことない」と書きましたが、某ユ○オンの年始セールで売りに出されるとの情報を前日たまたま事前察知したので正月早々サルベージしに行きました。知っている人は分かると思いますが、このLPはとにかく中古市場に流通する機会が極端に少なく、作品自体の知名度の割にシティポップス~J-AOR界隈では最難関の入手難易度を誇る一枚。当時2000枚ほど製作されたようなので、いわゆる自主盤などに比べれば流通量が多いと思うのですが、おそらく現在所有しているオーナーのほとんどが重度のピチカートマニアのため、滅多なことでは手放さないのでしょう。内容的にはCDとまったく同じで以前にもレビューしているため深くは触れませんが、田島=小西=高浪による『聖三角形』が見事にハマった名盤中の名盤。人によって感じ方は違うと思いますが、個人的にははっぴいえんどの「風街ろまん」、シュガーベイブの「SONGS」と肩を並べることが出来る数少ない日本語ポップスの歴史的名盤の一つだと思っています。僕のようにわざわざ苦労してまでLPを手に入れずともCDなら普通に買えるので、もし聴いたことないという人は是非。最近のリスナーだとこの辺りはピンと来ないかもしれませんが、ちょうどフリーソウルとライトメロウの両方からOriginal Loveのコンピが出たタイミングでもあることだし、聴き返してみても罰は当たらないと思います。
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