更新をサボり前回予告から4ヶ月近く経ってしまいましたが、今回は予告通りロバート・グラスパー周りを中心とした2010年代中盤以降の現在進行形ヒップホップで選曲。ロバート・グラスパーについては柳樂光隆さんのJazz The New Chapterの最初の本で存在を知ったものの、当時の自分にはあまりピンと来ずしっかりとは聴いてこなかったのですが、先日スピリチュアル・ジャズからの流れで興味本位で聴いてみたらすんなり耳に入ってきたので、それを機に今回選曲してみることにしました。こういう風に昔はしっくりこなかった音楽がある日を境に好きになるというパターンは音楽好きにはあるあるだと思います。 トラックリストは以下の通り。
1. LUV U feat. Snoop Dogg & Alex Isley / Dinner Party (Sounds of Crenshaw / 2021)
2. Free Write / D Smoke (Woodworks / 2021)
3. Borderline (An Ode to Self Care) feat. Q-Tip / Solange (Columbia / 2016)
4. Ghetto Boy feat. Snoop Dogg / Lalah Hathaway (Hathaway Entertainment / 2016)
5. Complexion (A Zulu Love) feat. Rapsody / Kendrick Lamar (Aftermath / 2015)
6. Little Chicago Boy feat. Tasha Cobbs / Common (Def Jam / 2016)
7. Love Star feat. Marsha Ambrosius & PJ / Common (Def Jam / 2016)
8. You Ain't Gotta Lie (Momma Said) / Kendrick Lamar (Aftermath / 2015)
9. I'm For Real feat. Lalah Hathaway, Snoop Dogg / Terrace Martin (Empire / 2013)
10. We Are Young Gifted & Black / Common & Lalah Hathaway (RCA / 2015)
11. Pain feat. Snoop Dogg / De La Soul (AOI / 2016)
12. Dis Generation / A Tribe Called Quest (Epic / 2016)
13. Testify / Kamashi Washington (Young Turks / 2018)
14. All Time Love with Robert Glasper, Eric Roberson & Tweet / Jeff Bradshaw and Friends (Shanachie / 2015)
15. You're the One feat. Ty Dolla $ign / Terrace Martin (Empire / 2013)
16. Afro Blue feat. Erykah Badu / Robert Glasper Experiment (Blue Note / 2011)
17. Worries feat. Dwele / Robert Glasper Experiment (Blue Note / 2013)
18. Feel the Vibe feat. Anderson .Paak / BJ The Chicago Kid (Motown / 2019)
19. Triangle Ship feat. Kendrick Lamar / Terrace Martin (Empire / 2013)
ロバート・グラスパー、テラス・マーティン、ケンドリック・ラマーら2010年代以降の新世代を中心に、この手のオーガニックなヒップホップではすっかりカリスマになったコモンやQティップ、グラスパーのフックアップで人気が急浮上したレイラ・ハサウェイなどなど、界隈ではお馴染みのメンバーによる選曲になっているかと思います。
個人的にはこのメンバーの一角にスヌープがいるというのが何とも不思議。もともとロバート・グラスパーやテラス・マーティンは2000年代以降のスヌープのツアーバンドのメンバーだったようなので、そういう意味では違和感ないのでしょうが、元々ギャングスタ・ラップで90年代初頭にシーンに出てきた彼が30年後の今でもこうした形でシーンに残り、知性派ラッパーのコモンと共に90年代レジェンドラッパーの2枚看板として現役で活躍しているとは、おそらく誰も想像していなかったでしょう。
収録曲中ではレイラ・ハサウェイがスヌープを伴って父ダニーの曲をカバーしたGhetto Boy、そのMVにも出演していたカマシ・ワシントンが感動的フレーズのソロを聴かせるTestifyあたりがお気に入り。特にTestifyのソロについては何度も聴いて展開を知っているのに毎回なにかがこみ上げてきて泣きそうになります。10年代以降でもっともツボにはまった曲の一つかもしれません。
なお自分から白状しますが、今回の選曲にあたっては柳樂光隆さんが昨年書いたBlack Radio IIIの相関図と関連プレイリストをだいぶ参考にさせてもらっています。
いつものようにMixcloudに上げようとしましたが、いつの間にか有料サービスになっていたようで上げることが出来ませんでした…。変わりのプラットフォームでhearthisというものに上げてみたので興味のある方は聴いてみてください。
In Search Of Freedom
1. LUV U feat. Snoop Dogg & Alex Isley / Dinner Party (Sounds of Crenshaw / 2021)
2. Free Write / D Smoke (Woodworks / 2021)
3. Borderline (An Ode to Self Care) feat. Q-Tip / Solange (Columbia / 2016)
4. Ghetto Boy feat. Snoop Dogg / Lalah Hathaway (Hathaway Entertainment / 2016)
5. Complexion (A Zulu Love) feat. Rapsody / Kendrick Lamar (Aftermath / 2015)
6. Little Chicago Boy feat. Tasha Cobbs / Common (Def Jam / 2016)
7. Love Star feat. Marsha Ambrosius & PJ / Common (Def Jam / 2016)
8. You Ain't Gotta Lie (Momma Said) / Kendrick Lamar (Aftermath / 2015)
9. I'm For Real feat. Lalah Hathaway, Snoop Dogg / Terrace Martin (Empire / 2013)
10. We Are Young Gifted & Black / Common & Lalah Hathaway (RCA / 2015)
11. Pain feat. Snoop Dogg / De La Soul (AOI / 2016)
12. Dis Generation / A Tribe Called Quest (Epic / 2016)
13. Testify / Kamashi Washington (Young Turks / 2018)
14. All Time Love with Robert Glasper, Eric Roberson & Tweet / Jeff Bradshaw and Friends (Shanachie / 2015)
15. You're the One feat. Ty Dolla $ign / Terrace Martin (Empire / 2013)
16. Afro Blue feat. Erykah Badu / Robert Glasper Experiment (Blue Note / 2011)
17. Worries feat. Dwele / Robert Glasper Experiment (Blue Note / 2013)
18. Feel the Vibe feat. Anderson .Paak / BJ The Chicago Kid (Motown / 2019)
19. Triangle Ship feat. Kendrick Lamar / Terrace Martin (Empire / 2013)
ロバート・グラスパー、テラス・マーティン、ケンドリック・ラマーら2010年代以降の新世代を中心に、この手のオーガニックなヒップホップではすっかりカリスマになったコモンやQティップ、グラスパーのフックアップで人気が急浮上したレイラ・ハサウェイなどなど、界隈ではお馴染みのメンバーによる選曲になっているかと思います。
個人的にはこのメンバーの一角にスヌープがいるというのが何とも不思議。もともとロバート・グラスパーやテラス・マーティンは2000年代以降のスヌープのツアーバンドのメンバーだったようなので、そういう意味では違和感ないのでしょうが、元々ギャングスタ・ラップで90年代初頭にシーンに出てきた彼が30年後の今でもこうした形でシーンに残り、知性派ラッパーのコモンと共に90年代レジェンドラッパーの2枚看板として現役で活躍しているとは、おそらく誰も想像していなかったでしょう。
収録曲中ではレイラ・ハサウェイがスヌープを伴って父ダニーの曲をカバーしたGhetto Boy、そのMVにも出演していたカマシ・ワシントンが感動的フレーズのソロを聴かせるTestifyあたりがお気に入り。特にTestifyのソロについては何度も聴いて展開を知っているのに毎回なにかがこみ上げてきて泣きそうになります。10年代以降でもっともツボにはまった曲の一つかもしれません。
なお自分から白状しますが、今回の選曲にあたっては柳樂光隆さんが昨年書いたBlack Radio IIIの相関図と関連プレイリストをだいぶ参考にさせてもらっています。
いつものようにMixcloudに上げようとしましたが、いつの間にか有料サービスになっていたようで上げることが出来ませんでした…。変わりのプラットフォームでhearthisというものに上げてみたので興味のある方は聴いてみてください。
In Search Of Freedom