At The Living Room Reloaded

忙しい毎日の中で少し足を止めてみる、そんな時間に聴きたい素晴らしい音楽の紹介です。

Made In Japan / Various Artists

2021-04-24 | Compilation
2013年以来、8年ぶりに作ってみたシティポップスのセレクション。8年前はちょうど間宮貴子のLove Tripがタワレコ限定で再発され、僕自身含め一部コアファンやDJの間で人気だったシティポップスが一般にも浸透し始めたタイミングだったので、ちょっと面白いかなと思って女性ヴォーカルもの中心に選曲してみたのですが、その後、現行のシンガーソングライターやトラックメーカー、アイドル界隈も巻き込む大きなムーヴメントになってしまったこともあり、個人的にこの辺りの音とは少し距離を置いていました。

今回こうして再び選曲をしてみたのは、最近になってブームが少し落ち着いたような気がしたから。2014~15年に山ほど出たLight Mellow和モノのコンピシリーズや、メジャー各社によるオリジナル作品再発で、8年前は一部マニアのみにしか知られていなかったような作品のほとんどが銀盤化されたことで、当時自分がアナログで聴いていた楽曲を、ようやくデジタルの音質で選曲に組み込むことが出来るようになったというのも大きいです。あまりに乱発されすぎたLight Mellow和モノシリーズには正直思うところもありますが、シングルオンリーで絶対CD化などありえないだろうと思っていた堀江マミや小島恵理、M. TOSIKAZなどのキラー・チューンが次々とCD化されたことはこのシリーズ最大の功績でしょう。

さてさて少し前置きが長くなりましたが、今回のトラックリストは以下。

1. Pacific / 芳野 藤丸 (Moon / 1983)
2. BEST FRIEND / 児島 未散 (フォーライフ / 1985)
3. ムーン・マジック / 岡本 一生 (ディスコメイト / 1978)
4. 太陽が知っている / 山梨 鐐平 (PANAM / 1984)
5. 踊ろよ、フィッシュ / 山下 達郎 (Moon / 1987)
6. 壊れたワイパー / ビアズ (BOURBON / 1983)
7. ハイウェイ・ランデブー / 小室 みつ子 (BLOW UP / 1983)
8. Easy Love / 国分 友里恵 (Air / 1983)
9. フロリダ・サンシャイン / 小田 陽子 (クリスタルバード / 1982)
10. FRIDAY NIGHT / M. TOSIKAZ (ディスコメイト / 1983)
11. ジャスト・フィーリング / 北原 理絵 (Eastworld / 1984)
12. TWO IN THE PARTY / ハイ・ファイ・セット (Express / 1979)
13. ブランチができるまで / 川島 なお美 (東芝EMI / 1983)
14. 逆さ時計が欲しい / EPO (RCA / 1981)
15. 魔法のカーペット / 中原 めいこ (Eastworld / 1984)
16. グロリア / ダック・テールズ (TDK / 1984)
17. 手の中にひまわりの夏 / 後藤 ゆうじ (ジャパン / 1982)
18. エンドレス・トワイライト〜最後の真珠〜 / 慶田 朱美 (VAP / 1989)
19. パーティ・トゥナイト (地球を遠く離れて) / 難波 弘之 (Air / 1981)
20. サンシャイン・スーパーマン / 岸田 智史 (CBSソニー / 1977)

最近のシティポップス一大ムーヴメントの影響で、インターネット上には多数のプレイリストやミックスが溢れていますが、何の選曲意思も感じられないようなコピペ系プレイリストは論外としても、アイドル歌謡なども含めたドがつくほどマニアックな曲ばかりを取り上げたものか、タツロー・美奈子・まりや・ユーミン・まりや・タツローみたいなド定番曲のオンパレードで構成されたもの、もしくは近年の曲や海外で評価された曲が中心となっているようなものが多く、どれも正直あまりしっくりこなかったので、単純に自分が当時好きだった曲中心で構成してみました。

デジタル録音に移行しクリスタル色が強くなってくる80年代後半以降のサウンドはあまり好みではないので、70年代後半~80年代前半の曲がメイン。個人的にはこの時期がAORの黄金期だと思っています。僕と同じように、10年くらい前に神保町周辺のレコード屋に通っていたクラブOBなら、このあたりの音はどんぴしゃかもしれません。

収録曲の一部に少しだけ触れると、山下達郎の"踊ろよ、フィッシュ"は最後にコーラスのリフレインがないシングル・バージョン。最初の選曲時点では次のビアズのイントロがちょっと浮いてしまっていたのですが、この曲を挟むことで、ラストの土岐英史のサックスがブリッジ役となってうまくハマりました。続く小室みつ子の"ハイウェイ・ランデブー"と国分友里恵の"Easy Love"は、雰囲気がそっくりなので自分の中では当時からセット。

また、今回もっともプッシュしたいのは、CKBの横山剣が在籍していたダックテールズの"グロリア"。CKB結成以前の曲としてはよくクールス時代の"シンデレラ・リバティー"が取り上げられますが、シティポップス的には断然こちら。84年の時点で曲展開からアレンジまで、もうほとんど完全に今のCKBの音です。このあとのZAZOU期の音は90年代前半特有の硬質なサウンドになるので好き嫌い分かれると思いますが、これはみんな大好きでしょう。

本当はその他の曲に関しても、色々と語りたいことがあるのですが、これ以上書くとあまりにも長くなって(既にいつもの記事よりも充分長いですが)しまうのでこの辺りで。

今の時代の若いリスナーにも、おそらくすんなり受け入れることが出来ると思うので、今回の記事を読んでもし気になった方は是非聴いてみてください。自分で言うのも何ですがそこそこ会心の出来だと思います。

Made In Japan

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Saudade de Tokyo 2 / Various Artists

2021-03-31 | Compilation
前回更新から僅か2日での更新、その前は9日前と、このところ珍しく立て続けにコンピのアップが続いていますが、最近になって俄然制作意欲が湧いてきていたというわけではなく、たまたま作りかけで止まっていた幾つかの選曲がまとめて仕上がっただけのこと。本日紹介するのもそんなうちの一つで、自分の中では2年前に作った季節モノ「春編」の続編の位置づけになります。トラックリストは以下の通り。

1. Tea For Three / Voices in Latin (Morgan / UK / 1968)
2. Brasil Dá Samba / Grupo Manifesto (Elenco / Brazil / 1967)
3. On The Palette / Takeshi Nakatsuka (Polystar / Japan / 2004)
4. Bob & Hellen / Piero Umiliani (Cinevox / Italy / 1969)
5. Rio / Nico Gomez & His Orchestra (Omega / Netherlands / 1972)
6. Dazzle / The Roger Webb Sound (De Wolfe / UK / 1971)
7. I'm Feather / Barbara Moore (De Wolfe / UK / 1972)
8. Haven't We Met / Ritmo Fantastico (Blue Cafe / Japan / 2002)
9. From The North / Ronny Pellers Satin Sound (Mabel / Switzerland / ? )
10. L'enfant samba / Cortex (Disques Espérance / France / 1975)
11. On Va Jouer Au Carnaval / Chantal Goya (RCA / France / 1977)
12. En Man I Byrån / Lill Lindfors (Polydor / Sweden / 1969)
13. Do I Love You / Kwartet Frits Kaatee + Jeanette Cordee (FK / Neitherland / 1984)
14. Ballade De Johnny Jane / Jane Birkin (Fontana / France / 1976)
15. Przebudź Się / Irena Jarocka (Pronit / Poland / 1978)
16. Carnival (Bossa Float) / April Set (Blue Cafe / Japan / 2007)
17. Give Me Rain / Debra Joyce (Fly By Nite / US / 1977)
18. Le Mauvais Numéro / Diane Tell (Polydor / Canada / 1979)
19. Księżycowe Dziewczyny / Piotr Figiel (Pronit / Poland / 1976)
20. En Écoutant La Pluie (Rhythm In The Rain) / Sylvie Vartan (RCA / France / 1963)
21. Jig-Saw / Del Richardson (MCA / UK / 1973)
22. I Want It All / Bruno Nicolai (Ariete / Italy / 1969)
23. Free / Coco d'Or (Sonic Groove / Japan / 2004)
24. Fantasma ~When You Woke Up In Sunday Noon~ / Studio Apartment (RD / Japan / 2001)

コンセプト自体は前回と同じで、大学生の頃によく聴いていた曲。当時大ブームだったカフェやラウンジ系の音楽、特にブラジル音楽の影響を受けたヨーロッパのライブラリー辺りを多めに選曲しており、オルガンバーやサバービアなんてキーワードから想起される音そのものという感じに仕上げています。前回と比べて今回は、ディスクデシネや鈴木雅尭さんの影響が強めかもしれません。

個人的に気に入っているポイントは、ジェーン・バーキンが歌う「ジョニー・ジェーンのバラード」と、Coco d'Orこと元SPEEDのhiroが歌うFreeをうまく選曲に組み込めたこと。どちらも昔から大好きな曲なのですが、いまいち自分のなかで使いどころが分からずこれまで温存しっぱなしになっていました。

当時僕と同じように渋谷周辺で過ごした人にとっては懐かしい選曲になっていると思いますので、良ければ是非聴いてみてください。もちろん、カフェのBGMとしても機能しますので作業用にもOKです。

Saudade de Tokyo 2
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A Música Soul Brasileiro / Varous Artists

2021-03-29 | Compilation
ここ最近、世界的にも少しブームになっているように感じるブラジリアンディスコ~AOR。元々は2000年代後半に一部の好きモノDJを中心に盛り上がったニッチなジャンルでしたが、2018年にリリースされたエヂ・モッタ選曲のコンピ作品「Too Slow To Disco Brasil」あたりから、一般向けにも取り上げられることが増えてきたような気がします。僕自身がこの手のサウンドを始めて意識したのは、「Terça」というイベント発信で2007年にリリースされた3枚のコンピから。それ以前にUKのWhatmusicがLP化したエヂ・モッタの作品を聴いていたこともあり、意外とすんなり受け入れられたのをよく覚えています。さて、少し長くなりましたが今回の選曲は以下の通り。

1. Contigo / Adriana (Continental / 1976)
2. A Noite Vai Chegar / Lady Zu (Philips / 1978)
3. Terra Azul / Sandra Sá (RGE / 1983)
4. Dançando Com Você / Ronaldo Corrêa (Polydor / 1979)
5. Quero Um Baby Seu / Solange (Warner Bros. / 1980)
6. Natureza Viva / Brenda (RCA / 1980)
7. Por Isso Eu Canto / Sonia Burnier (RGE / 1979)
8. Lavoura / Germannu (Terra / 1984)
9. Êxtase / Djavan (EMI / 1981)
10. Musa Cabolca / Gal Costa (Philips / 1982)
11. Maré / Carlos Bivar (Acre / 1984)
12. Vida Agitada / Paulo Jeronimo (Sonarte / 1983)
13. Toque Tropical / Junior Mendes (Epic / 1979)
14. Hello Mr. Wonder / Carlos Dafé (Warner Bros. / 1977)
15. Ah! Você Mulher / Marcos Valle (Arca / 1986)
16. Tão Só / Claudia Telles (CBS / 1978)
17. Tudo Que Você Podia Ser / Lô Borges (EMI / 1979)
18. Desafogo / Emílio Santiago (Philips / 1977)
19. Chega Mais (Imaginei Você Dançando) / Banda Black Rio (RCA Victor / 1978)
20. Débora / Altay Veloso (Continental / 1986)
21. Pode Acreditar / Grupo Natureza (Som Livre / 1981)
22. Solange / Hyldon (CBS / 1977)

同時代の日本のシティポップスと同様、スティーリー・ダンのような技巧派ナンバーや産業AOR、ディスコ歌謡や今でいうブギー系が多数派を占めるこの辺りの音楽から選曲した割には、かなり頑張ってフリーソウルや現代的なシティポップスに寄せてみたつもりです。この辺りの作品は昨今のブームでオリジナル盤が高騰してしまっており、僕が買っていた10年近く前から比べると嘘のような値段で取引されているようですが、大手のレコード会社からリリースされた作品が多かったこともあり、盤起こしでないクリーンな音質のものが配信やサブスクで聴けるのが嬉しいところ。アルバムまで行かずシングルのみのリリースとなってしまった作品でも意外と配信されているので、探してみるのも面白いのではないでしょうか。

とは言え、サブスクで聴いてみるにしても何か羅針盤のようなものがないと探しにくいのも事実。今回アップロードしたMixcloud音源にはトラックリストも付けたので、気になる方は、是非これをもとに掘り下げてみてください。当時それほどのめり込んでいたわけではないですが、一応リアルタイムのブームを経験した目線で選曲しているので、ネットで適当にポチポチ検索してYoutube動画を張り付けただけのものや、だらだらと関連曲のみをまとめたSpotifyプレイリストよりはきっと楽しめることと思います。

A Música Soul Brasileiro
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Trippin' On Broken Beats / Various Artists

2021-03-20 | Compilation
先日のモワックス集や昨年作ったドラムンベース集の系譜にも繋がるクラブジャズ温故知新もの。今回はもう少し時間軸を先に進め、2000年代前半に流行ったブロークン・ビーツを集めてマイベストを作ってみました。これらは当時、いわゆる西ロンドン系と呼ばれていたサウンドで、2000年頃を境にドラムンベースから足を洗った4ヒーローのDegoやプロデューサー集団のBugz In The Attic勢を中心に、同時代にフューチャー・ジャズで一世を風靡していたジャザノヴァやキョート・ジャズ・マッシヴなんかとも呼応しつつ、最先端の音楽として大きく注目を集めていたのをよく覚えています。とりあえずトラックリストはこんな感じ。

1. Harmony / Atjazz (Mantis / 2000)
2. Dreams Come True (Afronaught Mix) / Alison David (Goya / 2003)
3. Light / Wei-Chi (Compost / 2004)
4. Disease / Sequel feat. Pete Penicka (Sonar Kollektiv / 2004)
5. Submerso / Patricia Marx (Trama / 2002)
6. Looking For Love (Bugz In The Attic Remix) / Vikter Duplaix (Hollywood / 2002)
7. Shadow Of The Sun (Yukihiro Fukutomi Remix) / Loop Session (Loop Sounds / 2004)
8. I Just Wanna Say (Domu's Number One Mix) / Michelle Lawson (Mercury / 2003)
9. Love from the Sun / Beatless (Ubiquity / 2001)
10. Fuel For The Ire / Modaji (Laws Of Motion / 2001)
11. Into The Blue (4Hero Remix) / Shaun Escoffery (Oyster / 2001)
12. The Last Dance (Make It Good) / Nathan Haines (Chillifunk / 2003)
13. Astral (Gerd's 4lux Remix) / Jazzinho (Ecco.Chamber / 2004)

一口にブロークンビーツと言ってもサウンドの幅は広いのですが、選曲しているのはジャジーで綺麗な曲が中心。雰囲気としてはドラムンベース集を作ったときのタッチに近いので、自分で言うのも何ですがこのジャンルのものとしては非常に聴きやすい仕上がりになっていると思います。この辺りのサウンドは当時DMRバイヤーだった小川充さんがプッシュしていたので、あの頃渋谷に通っていた人にとっては懐かしく聞こえるかも。実は最近、当時のDMRの通販カタログ(と言うか実質フリーペーパー)をある程度まとめてメルカリで購入したので、選曲にあたって多少参考にさせてもらってます。ちなみにこの手の音楽が東京のクラブジャズ界隈で流行っていたのは概ね2003年頃までで、ファイブ・コーナーズ・クインテットの登場とニコラ・コンテを中心としたスキーマ勢の躍進により、その後シーンは大きくオーセンティックなモダンジャズに振れていくことになりますがそれはまた別の話。リンクを貼っておきますので、よければ是非聴いてみてください。

Trippin' On Broken Beats
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Memories of Discotheque 3 (Disco's Revenge) / Various Artists

2021-03-20 | Compilation
前回選曲から3年ぶりとなる極私的コンピシリーズMemories of Discothequeの第三弾。前回前々回ともにMixcloudの再生数はまったく伸びておらず、もはや完全に趣味の世界なのですが、個人的には結構気に入っているシリーズなのでこの度、3度目の選曲をしてみることにしました。このシリーズのコンセプトはタイトルそのままディスコなのですが、90年代フリーソウル期のディスコ・リバイバル曲を中心に選曲した1作目、もう少し往年のパラダイス・ガラージに寄せた2作目と来て、今回の3作目ではシカゴハウスに挑戦。知らない人には意外に思えるかもしれませんが、初期のシカゴハウスは80年代中盤以降におけるアンダーグラウンド・ディスコの正当進化と言って差し支えないので、そういうディスコっぽい曲を集めて選曲してみたら面白いかなというコンセプトで作ってみたのがこちらになります。トラックリストは以下の通り。

1. All Dis Music / Romance (FFRR / 1988)
2. Devotion (Club Mix) / Ten City (Atlantic / 1987)
3. It's You (Vocal) / E.S.P. (Underground / 1986)
4. What About This Love (Dub Version) / Mr. Fingers (Alleviated / 1989)
5. Children Of The Night (Dub) / Kevin Irving (Trax / 1987)
6. Fantasize Me (Club) / Pleasure Pump (State Street / 1987)
7. Dream Girl (Wet Dream) / Pierre's Fantasy Club (Hot Mix 5 / 1988)
8. Pleasure Control / On The House (Bright Star / 1986)
9. The King Of House / House Family (Underground / 1987)
10. Ride The Rhythm (Remix) / Marshall Jefferson (Trax / 1986)
11. Love Will Find A Way (Club) / Victor Romeo presents Leatrice Brown (Dance Mania / 1988)
12. Free Yourself / Virgo (Trax / 1986)
13. Promised Land (Club Mix) / Joe Smooth Inc. feat. Anthony Thomas (D.J. International / 1987)

実際に聴いて頂けると分かると思いますが、ウエストエンドやプレリュードあたりの後期楽曲(リズムマシンやシンセが使われてるもの)にかなり近い質感なので、そうした曲が好きな人には違和感なく受け入れられると思います。シカゴハウスはいわゆるレアグルーヴ文脈ではなく、セカンドサマーオブラブに繋がるレイヴの起点みたいな位置づけで語られることが多いので、特にヒップホップ畑出身の人だと少し取っつきにくいかもしれませんが、今こうして聴くと全然問題なくレアグルーヴなのが分かるかと。いつもの通りMixcloudに挙げていますので、興味のある人は是非聴いてみてください。

Memories of Discotheque 3
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Experimental Beathead Jams / Various Artists

2021-02-06 | Compilation
2021年最初の選曲は、前々から一度しっかりと向き合わなければいけないと考えていたトリップホップ。以前90年代のUKサウンドとしてTalkin' Loudレーベルを取り上げましたが、90年代初頭のアシッドジャズ・ブームが下火になり、Talkin' Loudが半ば開店休業状態になっていた頃、アンダーグラウンドで盛り上がっていたのがこの手のサウンドでした。レアグルーヴ~ヒップホップの流れとセカンドサマーオブラブ以降のインテリジェンス・テクノの流れの融合から生まれたこの新たな音は、90年代中盤に一大勢力となり大きな盛り上がりを見せることになります。中でもムーヴメントの旗手となっていたのが、今回取り上げたジェームス・ラベル擁するMo'Wax(とNinja Tune)。今では大御所となっているカリフォルニアのDJシャドウや日本のDJクラッシュをフックアップし、世界に名を轟かせたことでも知られています。さて少し長くなりましたが、前置きはこれくらいにして今回の選曲リストは以下のような形。

1. The Loop / DJ Krush (from the album "Strictly Turntablized" MW025)
2. Ravers Suck Our Sound (N.O.W. Mix) / La Funk Mob (from the ep "Breaking Boundaries Messing Up Heads" MW023)
3. A Whim / DJ Krush (from the single "A Whim / 89.9 Megamix + Bonus Beats" MW033)
4. Sortie Des Ombres / RPM (from the single "2000" MW018)
5. Stars / Nightmare On Wax (from the compilation "Headz" MW026)
6. 89.9 Megamix / DJ Shadow (from the single "A Whim / 89.9 Megamix + Bonus Beats" MW033)
7. Evolution Of The Beast (Part 2) / Palm Skin Productions (from the single "The Beast (Remix)" MW029R)
8. Abstract Original (Deep South Mix) / Attica Blues (from the ep "Vibes, Scribes 'N' Dusty 45's E.P." MW020)
9. Sassafrass (Plaid Mix) / U.N.K.L.E. (from the ep "The Time Has Come E.P." MW028)
10. Symmetrical Jazz / Awunsound (from the compilation "Headz" MW026)
11. In A Silent Way / Palm Skin Productions (from the single "In A Silent Way" MW013)
12. Dig This Vibe / DJ Krush (from the album "Strictly Turntablized" MW025)
13. What Does Your Soul Look Like (Part 1) / DJ Shadow (from the single "What Does Your Soul Look Like")

94年にリリースされたコンピレーションHeadzを頂点にしたレーベル全盛期のサウンドと言うことで年代が93~95年に集中しているため、今回は各曲の収録元とそのカタログナンバーをクレジットすることにしました。ちなみに、だいたい10番台中盤~30番台前半くらいまでがこうしたトリップホップど真ん中の作品で、この後レーベルは徐々に多様化していくことになります。96年のHeadz 2あたりからドラムンベースやアップテンポの曲が混在し始めますが、97年にNigoのA Bathing Apeと組む頃にはロックにも手を出し始めたことでますます方向性がとっ散らかり、さらに日本のToy's Factoryの配給でマス向けにもアピールしだしたことで、段々とコアなファンに対しての求心力が薄れていくことになってしまいました。

今回の選曲はそうした多様化が始まる前、純度が高い時期からの曲のみをチョイスしているため、気になる方は是非聴いてみてください。毎度のことですが公式で出ているコンピよりは初心者にとっても取っつきやすい内容かと思います。

Experimental Beathead Jams
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Black Machine Music / Derrick May

2020-12-30 | Compilation
早いもので今年も残すところあと2日。年忘れというわけでもありませんが、最後に今年作った自作コンピをもう一つだけアップして、年の終わりを迎えたいと思います。選んだネタはデトロイトテクノのイノベイターことDerrick May。これも曲順の原形はずいぶん前から出来ていたのですが、なかなかまとめきれずにいたので年末休暇を使って形にしてみました。以下いつものようにトラックリスト。

1. R-Theme (Dramatic Mix) / R-Tyme (Transmat / 1989)
2. Praise (Mayday Mix) / Inner City (10 Records / 1992)
3. Jaguar (Mayday Remix) / DJ Rolando a.k.a. The Aztec Mystic (430 West / 2000)
4. Salsa Life (Forefather Mix) / Rhythim Is Rhythim (Transmat / 1990)
5. Nude Photo '88 (Ultimate Mix) / Mayday (Kool Kat / 1988)
6. Strings Of Life '89 (Juan's Magic Mix) / Rhythim Is Rhythim (Kool Kat / 1989)
7. Do You Wanna Know? (Mayday Mix) / Funtopia (Two Tribe Music / 1992)
8. Dream 17 (Remix) / Annette (Deconstruction / 1990)
9. Spaced Out / Derrick May (Network /1991)
10. Sueno Latino (Illusion First Mix) / Sueno Latino (Buzz / 1992)
11. Wiggan (Re-Mix) / Mayday (Buzz / 1992)
12. Icon (Montage Mix) / Rhythim Is Rhythim (Buzz / 1992)

この人の場合、周知の通り何度も内容がマイナーチェンジされながら発売されてるThe Innovaterというベスト盤がありますが、残念ながら自身名義の曲のみしか収録されておらず、代表作のSueno Latinoを始めリミックスでの外仕事はそれぞれ個別に聴くしかないため、今回はその辺りも含めての選曲となっています。というか、むしろベストに収録されている曲は少なめで、ヨーロッパで評価されて以降のワークが中心。Strings of LifeもKool Katの12インチに入っていた、89年版のホアン・アトキンス版を選んでいます。自分の好みで作っているので当然ですが、個人的には公式ベストよりこちらの流れの方が好み。Mixcloudへのリンクも貼っておきますので、興味があれば聴いてみてください。それでは皆さま、良いお年を。

Black Machine Music
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Along the Galactic Equator / 星野 みちる

2020-10-24 | Compilation
昨日ふとネットニュースを見たら、どうやら星野みちるさんが当面の活動休止を発表したそう。まぁここ数年の彼女の動向(独立、結婚、新体制でのアルバム発表)を見ていたら、そんなに違和感なく受け入れられる話かなと思います。前にこのブログでも触れたことありますが、彼女についてはマイクロスターの佐藤さんとはせはじむさんの共同プロデュースでクラブ~サブカル界隈で大きく話題になった1stアルバムの頃から追っていて、実はこれまでの全作品を聴いていたりします。今回紹介するのは、そんな彼女の作品の中から僕がセレクトしたマイベスト。トラックリストは以下の通りです。

1. STARDUST (from the album "星がみちる")
2. ディスコティークに連れてって(Single Version) (from the single "ディスコティークに連れてって")
3. ワンダランド (from the album "星がみちる")
4. 私はシェディー(Single Version) (from the single "窓から~思い出すために~ある日あの時あの場所で")
5. 彼方へ (from the album "E・I・E・N VOYAGE")
6. ずっと一緒さ (from the mini album "My favorite Songs")
7. YOU LOVE ME (from the album "YOU LOVE ME")
8. 東京ディスコナイト (from the single "東京ディスコナイト")
9. ONE-TIME LOVE (from the album "黄道十二宮")
10. 土曜の夜はパラダイス (from the mini album "My favorite Songs")
11. この道で (from the album "E・I・E・N VOYAGE")
12. HALF STEP (from the mini-album "A/W COLLECTION〜あなたと私のコレクション〜")
13. 気がつけばLooking for your love (from the album "黄道十二宮")
14. もう、ランデブー (from the single "い・じ・わ・る・ダーリン")
15. うぉーく・どんと・らん / 高浪 慶太郎 (from the single "めもらんだむ")
16. INTERSTELLAR (from the album "YOU LOVE ME")
17. 私がオバさんになっても (from the mini album "My favorite Songs")
18. コバルトブルー / ブルー・ペパーズ (from the album "レトロアクティヴ")
19. グッバイボーイ (from the single "腰抜け男子にアイラビュー")

元々は2014年の4か月シングル連続発売~E・I・E・N VOYAGEリリース後、ライブ会場限定で東京ディスコナイトのシングルが発売されたくらいの時期にマイベストの選曲をしてみたのですが、その後に発売される作品でも個人的ストライクな曲が必ず2、3収録されていたので、作品発表の度に全体セットを組みなおすということをずっとしていました。そうして出来たのが今回のセット。独立後の曲は雰囲気がガラっと変わってしまうので選曲していませんが、Vivid時代の作品についてはアルバム未収録のカップリング曲や外仕事も拾いつつ、なかなかうまくまとまったかなと思います。いつも通りMixcloudにアップしてあるので興味があれば是非聴いてみてください。
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When I Grow Too Old To Dream 2 / Various Artists

2020-10-10 | Compilation
また少し期間が開いてしまいましたが、夏の間に自宅でちょこちょこと作っていたコンピレーションを紹介。前回、前々回からのUKの流れを受けてということでもないのですが、6年ぶりに80年代ネオアコ~インディー・ポップ系の選曲をしてみました。トラックリストはこんな感じ。

1. Mary's Prayer / Danny Wilson (Virgin / 1987)
2. All I Want To Be / The Reflection A.O.B. (Re-Elect The President / 1987)
3. Keeping The Boy Amused / A Craze (Respond / 1983)
4. A Solid Bond In Your Heart / The Jam (Polydor /1992 (recorded at 1982))
5. Strawberry Window/ East Village (Sub Aqua / 1988)
6. You Mary You / Louis Philippe (El / 1987)
7. Swimming In The Heart Of Jane / Treebound Story (Native / 1989)
8. My Red Shoes Story / Flipper's Guitar (Polystar / 1989)
9. Love / BID (El / 1986)
10. When Love Breaks Down / Prefab Sprout (Kitchenware / 1985)
11. Baby It's You / Dolly Mixture (Chrysalis / 1980)
12. Streets Of Your Town / The Go-Betweens (Beggars Banquet / 1988)
13. No Reason No Rhyme / Sirima (CBS / 1989)
14. The End Of The Affair / Weekend (Rough Trade / 1982)
15. Give It Some Emotion / Tracie (Respond / 1983)
16. Tuesday Sunshine / The Questions (Respond / 1984)
17. Who's Fooling Who / Working Week (Virgin / 1985)
18. I Don't Want This Love / Daniel Takes A Train (White / 1988)
19. Window Shopping / The Friday Club (2 Tone / 1985)
20. The Last Fond Goodbye / Grab Grab The Haddock (Cherry Red / 1985)
21. The End Of The Affair / Mari Wilson (The Compact Organization / 1983)
22. The Moon Is Mine / Fairground Attraction (RCA / 1988)

前回のときもそうでしたが、僕にとってのネオアコ~インディー・ポップ(あえてギターポップとは言わない)って括りで選曲しているので、あまり一般的な解釈ではないかもしれませんが、そこそこ統一感のある雰囲気には仕上がっているかなと。知っている人はピンとくると思いますが、リアルタイム世代ではないので、やっぱりサバービアの影響は大きいです。有名な曲からちょっとマニアックなものまでというセレクトは相変わらず。個人的には、ようやくフリッパーズ・ギターを巧く選曲のなかに組み込めたことが満足度高いです。彼らの曲はどれも単体で聴くと素晴らしいのですが、やっぱり英語がヘタ(笑)なので普通に選曲すると浮くんですよね。あとは学生時代に下北沢のユニオンで出会って以来ずっと好きなマリ・ウィルソン。完全にモータウンな仕上がりになっていて、この曲もずっと使いたかったのですが、なかなか使いどころが見つからず、ようやく収めることが出来ました。そんなこんなで自分的にはなかなか満足いく形にはなったので、良かったら聴いてみてください。

When I Grow Too Old To Dream 2
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Call It Something Nice / Stone Foundation

2020-08-08 | Compilation
前回のポール・ウェラーに次いで選曲してみたのは、ここ数年かなり活動が活発化しているイギリスのバンド、ストーン・ファウンデーション。2016年にリリースされたアルバム「Street Rituals」でウェラーとコラボしたのをきっかけに存在を知り、それ以後わりと追いかけるようにしています。サウンド的には正にスタイル・カウンシルをそのまま大人にしたような雰囲気で、そりゃウェラーの側からコラボを働きかけるのも納得といったところ。今でこそ、それなりに名の通ったバンドではありますが、今回は彼らの1stアルバムまで遡り、そこから今年リリース予定作品からの先行カット曲までを俯瞰する形で選曲をしてみました。以下トラックリスト。

1. Freedom Starts (from the album "Is Love Enough?" / 2020)
2. The Turnaround (from the album "A Life Unlimited" / 2015)
3. Seven Days (from the album "In Our Time" / 2007)
4. The Limit of a Man (from the album "Street Rituals" / 2016)
5. Relax Into The World (from the album "In Our Time" / 2007)
6. Heroes Of Mine (from the album "Happiness Was Here" / 2003)
7. Beverley (radio edit) (from the single "Baverley" / 2015)
8. It's Always Been There (from the single "Your Balloon Is Rising" / 2017)
9. Carry The News (from the album "Everybody, Anyone" / 2018)
10. Life Goes On (from the single "The Limit Of A Man" / 2017)
11. No More The Fool (from the album "Small Town Soul" / 2008)
12. What's Goin' On (from the album "Live Rituals" / 2017)
13. The Right Place at the Right Time (from the Compilation "Modstock" / 2014)
14. The Light In Us (from the album "Is Love Enough" / 2020)
15. In Our Time (from the album "In Our Time" / 2007)
16. (Our Love) Is In The Pocket (from the single "Somebody Somewhere / 2009)
17. Don't Walk Away (from the album "Everybody, Anyone" / 2018)
18. Ordinary Joe (from the single "Ordinary Joe" / 2019)
19. Bring Back The Happiness (from the album "To Find The Spirit" / 2014)

活動中の現役バンドということもあり、多くの作品が配信でも購入可能ですが、自主レーベル時代の初期2作品「In Our Time」「Small Town Soul」はダウンロード販売未対応でSpotifyのサブスクのみの配信、同じく自主レーベルからリリースされたシングルの「Somebody Somewhere」と、自主レーベルよりさらに前に作られた自主盤「Happiness Was Here」はデジタル配信がないため要注意。今回の選曲ではそれらの作品からも当ブログ視点での良いところを抜いてきているので、気になる方はチェックしてみてください。

ちなみに彼ら、存在を知った当初は若手バンドだとばかり思っていましたが、実はそんなこと全くなくメンバーはアラフィフ世代のベテランさんたちです。そういう意味では、なんとなくクレイジーケンバンドなんかのスタンスに近い部分があるのかなと思ったり思わなかったり。。。いずれにしろ、スタカン好きのアラフォー・アラフィフ世代の方にはお勧めです。

Call It Something Nice
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How To Grow Old / Paul Weller

2020-07-13 | Compilation
こちらも選曲の原形自体は以前からあったものを最近コンパイルしたもの。先日、新作アルバムを発表したばかりのポール・ウェラー御大によるソロ期以降のマイベストです。元々は2015年にSaturns Patternをリリースしたタイミングで選曲を開始したのですが、そのときまでの曲だけではイマイチ納得いく選曲に仕上げられなかったため、その後にリリースされた曲をポツポツと追加しながら、ようやく今回まとめることができました。以下選曲リスト。

1. Time Passes (from the album "Stanley Road" / Go! Discs / 1995)
2. Wishing On A Star (from the album "Studio 150" / V2 / 2004)
3. Devotion (from the single "Dragonfly" / Island / 2012)
4. Above The Clouds (from the album "Paul Weller" / Freedom High / 1992)
5. Baptiste (from the album "On Sunset" / Polydor / 2020)
6. Clues (from the album "Paul Weller" / Freedom High / 1992)
7. Pink On White Walls(from the album "Stanley Road" / Go! Discs / 1995)
8. Wanna Be Where You Are / Carleen Anderson (from the album "Soul Providence" / Dome / 1995)
9. Come Together (from the single "Early Morning Rain" / V2 / 2004)
10. Will It Go Round In Circles / Jools Holland (from the album "Small World Big Band" / Warner / 2001)
11. Close To You (from the album "Studio 150" / V2 / 2004)
12. Thinking Of You (from the album "Studio 150" / V2 / 2004)
13. I Spy (from the single "Going My Way " / Parlophone / 2015)
14. Open Road (from the single "I'm Where I Should Be" / Parlophone / 2015)
15. Moon On Your Pyjamas (from the album "Wild Wood" / Go! Discs /1993)
16. Your Balloon Is Rising / Stone Foundation (from the album "Street Rituals" / 100% Records / 2016)
17. Village (from the album "On Sunset" / Polydor / 2020)
18. Love's Got Me Crazy (from the delux edition album "22 Dreams" / Island / 2008)
19. May Love Travel with You (from the album "True Meanings" / Parlophone / 2018)
20. All I Wanna Do (Is Be With You) (Acoustic) (from the single "All I Wanna Do (Is Be With You)" / Island / 2008)
21. My Whole World Is Falling Down (from the single "You Do Something To Me" / Go! Discs / 1995)
22. Ends Of The Earth (from the single "Wild Wood" / Go! Discs / 1993)

熱く激しいジャム時代やお洒落でポップなスタカン時代とは打って変わって、ソロになってからのウェラーの曲は円熟味の増した大人のロックがメインなのですが、その中でも個人的にどこかソウルを感じられる曲を中心にセレクトしています。選曲全体の肝として意識したのは、シスター・スレッジのカバーとなるThinking of You。僕自身もその昔、7インチの発売と同時にこのブログで取り上げていますが、いわゆる渋谷系やフリーソウル好きの人は、アレで現在進行形のウェラーの魅力を再認識したってパターンが多いと思うんですよね。あのカバーで聴かせる何とも言えない絶妙な枯れ加減を自分なりに80分に拡張したのが、今回の選曲です。ロック畑の人からすると選曲に納得がいかないこともあるかもしれませんが、まぁそれはご容赦を。一応、選曲的にはソロ1作目のアルバムから最新作、山ほどあるアルバム未収のB面曲に外仕事まで幅広く網羅しているので、興味があれば聴いてみてください。特にスタカン以外はあまり触れたことがないという人に試してみてもらえると嬉しいです。

How To Grow Old
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Evangelist of Love / Curtis Mayfield

2020-07-13 | Compilation
久しぶりに作ってみた大物アーティストのマイベストもの。界隈では泣く子も黙る(?)ニューソウル四天王の一角、カーティス・メイフィールドの作品集です。実は選曲のベース自体はかなり前から僕のitunesプレイリスト中にあったのですが、今回コロナ禍で時間があったのでまとめあげてみました。以下選曲リスト。

1. Hey Baby (Give It All to Me) (taken from the album "Honesty" / 1982)
2. Tell Me Tell Me (How Ya Like To Be Loved) (taken from the album "Heartbeat" / 1979)
3. You're So Good To Me (taken from the album "Heartbeat" / 1979)
4. Babydoll (taken from the album "Love Is The Place" / 1981)
5. People Never Give Up (taken from the album "Something to Believe In" / 1980)
6. In Love, In Love, In Love (taken from the album "Do It All Night" / 1978)
7. No Thing On Me (Cocaine Song) (taken from the ost "Super Fly" / 1972)
8. Something to Believe In (taken from the album "Something to Believe In" / 1980)
9. Need Someone to Love (taken from the ost "Short Eyes" / 1977)
10. Heartbeat (taken from the album "Heartbeat" / 1979)
11. Power To The People (taken from the album "Sweet Exorcist" / 1974)
12. She Don't Let Nobody But Me (taken from the album ""Love Is The Place" / 1981)
13. Do Be Down (taken from the album "Take It To The Streets" / 1990)
14. This Year (taken from the single "This Year" / 1979)
15. It's Lovin' Time (Your Baby's Home) (taken from the album "The Right Combination" / 1980)
16. Victory (taken from the album "Heartbeat" / 1979)
17. Dirty Laundry (taken from the album "Honesty" / 1982)
18. Never Stop Loving Me (taken from the album "Something to Believe In" / 1980)
19. Tomorrow Night For Sure (Not Included In Original Album)

この人の場合、熱心なファンの間では70年代初頭のソロ1stやSuperflyサントラがフォーカスされがちで、ディスコ期以降の作品については「駄作」と評されることも少なくないのですが、僕の好みの音が70年代後半以降の都会的な質感ということもあり、80年代以降の楽曲を中心に選曲してみました。一応、本家フリーソウルからもベスト盤や二種類の編集盤がリリースされていますが、個人的には今回の選曲の方がよっぽど僕の思うフリーソウルの雰囲気に近いと思います。選曲タイトルはこの時期のカーティスを評して、よく言われる「愛の伝道師」から。とは言え、スロウな曲ばかりでなくアップテンポでダンサンブルなナンバーも収録しています。思いつきで作ったわけでなく、結構曲順は練ってあるので出来はそれなりにいいはず。良かったら聴いてみてください。

Evangelist of Love
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Down By The Sea / Various Artists

2020-06-14 | Compilation
久々に選曲してみたハワイもの。確認してみたら前回の選曲集を紹介したのが2017年の6月だったので、丸3年ぶりになります。前回前々回でコンテンポラリー・ハワイアン全盛期の70~80年代作品からは目ぼしいところを既に選曲済ということもあり、今回は80年代後半~90年代にかけての曲をセレクト。とりあえず以下トラックリストです。

1. Fire Lady / Malani Bilyeu (Sunfire / 1995)
2. Day To Day / Lance Orillo (L70 / 1990)
3. Island Style / Nalu! (Kahale / 1987)
4. Another Chance On Love / BCU and The Towncriers (Bluewater / 1992)
6. Galaxy of Love / The Krush (Bluewater / 1992)
7. Dana's Tune / Mackey Feary (MGC / 1994)
8. Lady With A Song / Loyal Garner (Pi'ilani Enterprises / 1992)
9. Windward Side / Kumuhau (Stoneriver / 1997)
10. Give Me Your Love / Chucky Boy Chock Band (Kahanu / 1987)
11. Kona Breeze / Pahoehoe (A'A Records / 1990)
12. Together As One / Tiffany Kamai (Lighthouse / 1992)
13. Sweet Island Girls / Keola Beamer (Paradise / 1989)
14. Second Chance / Night Wing (MGC / 1998)
15. Back In Your Heart Again / Kalapana (On The Beach / 1990)
16. Hawaiian Nights / At Second Glance (Kabuki Boy Music / 1995)
17. Goodnight My Love / Kevin Mau (LALA / ? )
18. Weather Today / Ko'olau (Ko'olau / 1994)
19. What's Goin On / The Brothers' Rize ( - / 1993)
20. Song For A Friend / Jonah (Nuuhiwa Productions / 1995)
21. My Darling Kuuipo / Kool Elevation (Kalei / 1995)

実はハワイでは80年代後半のレコード制作中止後、すぐにCDでのリリース主体に切り替わることはなく、しばらくカセットテープ主体で新譜が発売されていた時期がありました。今回選曲したのはその時期の曲が中心。音源自体は後年CD化されたものから借用していますが、リリース年などは分かる範囲でオリジナルの情報を記載しています。収録曲の大半はローカルな作品で、各種配信サービスや動画サイトにもアップされていないもの。自分で言うのもなんですが、ここしばらく作ったコンピレーションの中では全体的に希少価値が高いかと。個人的に最近はやりのSpotifyやitunesでの配信曲を単に並べただけのプレイリスト文化にはアンチなので、たまにはこういうのを作ってみてもいいかと思い、多少気合入れています。

いつもの通りMixcloudにアップしてますので、気になる方は是非。ネット上に幾つかアップされているハワイ系のミックスはどれもあまり変わり映えしない選曲になっていることもあり、この辺りのハワイもので検索かけてこのブログにたどり着いた方には、おそらくそれなりに満足頂ける内容だと思います。

Down By The Sea
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To Have and Have not 2 / Various Artists

2020-06-01 | Compilation
緊急事態宣言が解けたとは言え、まだまだ以前のように気軽に出かけるのはイマイチ気が咎める今日この頃。家にいてもあまりやることがないので、ひたすら黙々と自己満足の選曲作業をして遊んでいます。こちらは2年くらい前に作った90年代東海岸系ヒップホップ集の続編。今回も選曲にはド定番曲を絡めつつ王道系で仕上げています。以下トラックリスト。

1. Intro
2. One, Two / Ground Floor (Bandoola / 1994)
3. Burn Deal / Natural Resource (Ekapa RPM / 1996)
4. One Love (LG Main Mix) / Nas (Columbia / 1994)
5. Suspended In Time (Groovy Remix) / Group Home feat. Amel Larrieux (Payday / 1996)
6. Me, Not The Paper (Remix Dirty) / Jeru The Damaja (Payday / 1996)
7. When I B on tha Mic / Rakim (Universal / 1999)
8. Peoples Don't Stray / Nujabes feat. Funky DL (Hydeout / 1999)
9. Feelin' It / Jay-Z feat. Mecca (Roc-A-Fella / 1996)
10. Hip 2 Da Game / Lord Finesse (Penalty / 1995)
11. Long Island Degrees / De La Soul (Tommy Boy / 1996)
12. Appletree (2B3 Summer Vibes Mix) / Erykah Badu (Universal / 1997)
13. Listen Up / Erule (Pallas / 1994)
14. Mass Appeal / Gang Starr (Chrysalis / 1993)
15. The Most Beautifulles Thing In This World (Sax Remix) / Keith Murray (Jive / 1994)
16. Au Natural (The Roots After Midnight Remix) / Sweetback feat. Bahamadia (Epic / 1996)
17. Juicy (Remix) / Notorious B.I.G. (Bad Boy Entertainment / 1994)
18. Book Of Life / Hi-Tech (Mass Vinyl / 1996)
19. One World / Grooveman Spot a.k.a. DJ Kou-G (White / 2003)
20. Use What U Got (Remix) / Motion (Blacklist / 1997)

全体的に前回よりも若干しっとりめなので、これからの梅雨の季節のBGMにもいいかもしれません。前も書きましたが、この辺りのセレクトはさんぴんキャンプくらいの雰囲気が好きな人にはドンピシャだと思います。基本的には王道で攻めつつも、ところどころにアングラ系があったり、ヌジャベスやエリカ・バドゥなんかのこの選曲的には変わり種っぽい曲が含まれてるあたり、僕らしいといえばらしいのかもしれません。気になる人は聴いてみてください。

To Have and Have not 2
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Sweet Island Lady / Pauline Lan

2020-05-24 | Compilation
こちらはこれまでの積み選曲リストからではなく、新規にセレクトしたもの。現地では非常に知名度が高いという台湾の女性シンガー、藍心湄(ラン・シン・メイ / 英語名:Pauline Lan)が80年代中盤~90年代に残した作品群から僕好みのフリーソウル~シティポップス風味の曲を集めたのがこのセレクトです。この手のいわゆる亜モノは個人的にほぼ未開拓で、今後掘っていくという気もないのですが、この人については以前たまたま聞いた何かのネットラジオで、台湾のメロウ・グルーヴを以前から掘っているDJの谷内栄樹さんという方が紹介しておりとても気に入ったため、今回少し掘り下げてみることにしました。そもそも以下トラックリスト。

1. 讓我走吧 (taken from the album "鼓舞" / 1987)
2. 我的心想要飛出去(taken from the album "無色彩" / 1989)
3. 重新再一次 (taken from the album "紅蜻蜓的夢" / 1988)
4. 二十歲的浪漫 (taken from the album "二十歲的浪漫" / 1985)
5. 吻的回憶 (taken from the album "夜長夢多" / 1995)
6. 忘了問你 (taken from the album "一見鍾情" / 1993)
7. 初戀其實蠻好 (taken from the album "要不要" / 1989)
8. When Two Are In Love (taken from the album "Something In My Eyes" / 1991)
9. 讓我貼近你的笑臉 (taken from the album "我的温柔只有你看得见" / 1992)
10. 唉呀呀啦啦啦 (taken from the album "一見鍾情" / 1993)
11. 請你看著我 (taken from the album "一見鍾情" / 1993)
12. 熱帶魚 (taken from the album "愛走了" / 1996)
13. 夜長夢多 (taken from the album "夜長夢多" / 1995)
14. 忘記 (taken from the album "愛我到今生" / 1994)
15. 你得到的愛你不懂 (taken from the album "無色彩" / 1989)
16. 整夜戀你 (taken from the album "一見鍾情" / 1993)
17. 想起你 (taken from the album "不偽裝的溫柔" / 1991)
18. 跟著夢想飛行 (taken from the album "我的温柔只有你看得见" / 1992)
19. 別讓愛躲在夢裏 (taken from the album "我的温柔只有你看得见" / 1992)

まぁ当然まったく読めないわけですが、漢字表記なので意味はなんとなく分かるのが面白いですね。曲のトーンとしては全体的にAORというか、80年代の日本のシティポップスに少しじめっとした南国のエッセンスを加えた感じ。いわゆる込み上げ系のメロディ展開も多く、初期のDiggin' Iceやフリーソウルのコンピシリーズが好きな人にもニヤリとして頂ける内容かと思います。いつものようにMixcloudへのリンクを貼っておくので興味のある人は是非聴いてみてください。

Sweet Island Lady
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