At The Living Room Reloaded

忙しい毎日の中で少し足を止めてみる、そんな時間に聴きたい素晴らしい音楽の紹介です。

Sweet Island Lady / Pauline Lan

2020-05-24 | Compilation
こちらはこれまでの積み選曲リストからではなく、新規にセレクトしたもの。現地では非常に知名度が高いという台湾の女性シンガー、藍心湄(ラン・シン・メイ / 英語名:Pauline Lan)が80年代中盤~90年代に残した作品群から僕好みのフリーソウル~シティポップス風味の曲を集めたのがこのセレクトです。この手のいわゆる亜モノは個人的にほぼ未開拓で、今後掘っていくという気もないのですが、この人については以前たまたま聞いた何かのネットラジオで、台湾のメロウ・グルーヴを以前から掘っているDJの谷内栄樹さんという方が紹介しておりとても気に入ったため、今回少し掘り下げてみることにしました。そもそも以下トラックリスト。

1. 讓我走吧 (taken from the album "鼓舞" / 1987)
2. 我的心想要飛出去(taken from the album "無色彩" / 1989)
3. 重新再一次 (taken from the album "紅蜻蜓的夢" / 1988)
4. 二十歲的浪漫 (taken from the album "二十歲的浪漫" / 1985)
5. 吻的回憶 (taken from the album "夜長夢多" / 1995)
6. 忘了問你 (taken from the album "一見鍾情" / 1993)
7. 初戀其實蠻好 (taken from the album "要不要" / 1989)
8. When Two Are In Love (taken from the album "Something In My Eyes" / 1991)
9. 讓我貼近你的笑臉 (taken from the album "我的温柔只有你看得见" / 1992)
10. 唉呀呀啦啦啦 (taken from the album "一見鍾情" / 1993)
11. 請你看著我 (taken from the album "一見鍾情" / 1993)
12. 熱帶魚 (taken from the album "愛走了" / 1996)
13. 夜長夢多 (taken from the album "夜長夢多" / 1995)
14. 忘記 (taken from the album "愛我到今生" / 1994)
15. 你得到的愛你不懂 (taken from the album "無色彩" / 1989)
16. 整夜戀你 (taken from the album "一見鍾情" / 1993)
17. 想起你 (taken from the album "不偽裝的溫柔" / 1991)
18. 跟著夢想飛行 (taken from the album "我的温柔只有你看得见" / 1992)
19. 別讓愛躲在夢裏 (taken from the album "我的温柔只有你看得见" / 1992)

まぁ当然まったく読めないわけですが、漢字表記なので意味はなんとなく分かるのが面白いですね。曲のトーンとしては全体的にAORというか、80年代の日本のシティポップスに少しじめっとした南国のエッセンスを加えた感じ。いわゆる込み上げ系のメロディ展開も多く、初期のDiggin' Iceやフリーソウルのコンピシリーズが好きな人にもニヤリとして頂ける内容かと思います。いつものようにMixcloudへのリンクを貼っておくので興味のある人は是非聴いてみてください。

Sweet Island Lady
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The Modern Sound of '60 / Various Artists

2020-05-23 | Compilation
まだまだ続くコロナ渦のなか、作りかけで積み状態になっていたセレクトを先日ひとつ形にしたのでご紹介。今回の選曲対象は、一昔前にクラブ界隈で流行った非アメリカ産の1960年代ジャズです。このブログでもブーム全盛期に精力的に扱っていた分野なので、今回はその頃によく聴いていた曲を懐古の意味も込め、改めて取り上げてみました。以下トラックリスト。

1. Helsinki At Noon / Christian Schwindt Quintet (RCA Victor / Finland / 1966)
2. Report From Cairo / Nick Ayoub Quitet (RCA Vitor / Canada / 1964)
3. To Iskol'hof / Bent Axen = Bent Jaedig 6-5-4-3 (Debut / Denmark / 1960)
4. Se Você Disser Que Sim / Edison Machado e Samba Novo (CBS / Brazil / 1964)
5. Harvey's Tune / Sahib Shihab and The Danish Jazz Radio Group (Oktav / Denmark / 1965)
6. B's Waltz / Bent Jädig (Debut / Denmark / 1967)
7. Crazy Girl / Krzysztof Komeda (Metronome / Denmark / 1963)
8. Perhaps / Bjarne Rostvold's Trio (RCA / Germany / 1963)
9. Around 3/4 Time / Jazz Quintet 60 (Metronome / Denmark / 1962)
10. Time Check / Group Six Players (KPM / UK / 1967)
11. Wampoo / Bjarne Rostvold (Odeon / Denmark / 1966)
12. My Little Cello / Oscar Pettiford And His Jazz Groups (Debut / Denmark / 1960)
13. Pink Tenor / Gunnar Ormslev (Jazzvakning / Iceland / 1983)
14. Fin Sikt Över Havet / Staffan Abeleen Quintet (Phillips / Sweden / 1966)
15. Coisa No. 7 / Moacir Santos (Forma / Brazil / 1965)
16. Minha Saudade / Vitor Assis Brasil (Forma / Brazil / 1966)
17. Zabelé / Flora (Odeon / Brazil / 1968)

この辺りを選曲するのはなんとびっくり12年ぶり。以前のセレクトから再集録となる曲も含まれていますが、まぁさすがに時効ということでお許しください。内容的には、当時熱を上げていた北欧(特にデンマーク)やブラジルで発売された曲が中心。あの頃を知る人にとっては「懐かしい」と思う曲も多いのではないでしょうか。いつもの通りMixcloudにアップしていますので、興味のある方は聴いてみてください。最後の曲を除きすべてインストなので、作業用のBGMにもいいかもしれません。

The Modern Sound of '60
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Space Age Travellers / Various Artists

2020-05-05 | Compilation
新型コロナ影響による緊急事態宣言の中、せっかくのゴールデンウィークだというのに、ひたすらステイ・ホームしている今日この頃。仕方がないのでこれまで作りかけで止まっていた、色々な自作コンピレーションをブラッシュアップしていく時間に費やしたりしております。今回紹介するのも、そんな中で完成させたうちの一つ。前回のTalkin' Loudの流れとも少し重なりますが、90年代後半に一世を風靡したドラムンベースに焦点を絞った選曲集になります。トラックリストは以下の通り。

1. The Tree Knows Everything / Adam F (F-Jams / 1997)
2. In Too Deep / JMJ & Flytronix (Moving Shadow / 1996)
3. Truly / Peshay (Blue / 1999)
4. Brown Paper Bag (Roni Size Full Vocal Mix) / Roni Size Reprazent (Talkin' Loud / 1997)
5. Images / Aquasky (Moving Shadow / 1995)
6. Do U Know Where You're Coming From (Hands In The Air Mix) / M-Beat feat. Jamiroquai (Renk / 1996)
7. Circles / Adam F (Section 5 / 1995)
8. Like A Gold Le Fou / Sugizo (Cross / 1997)
9. New Element / Forme (Mo' Wax / 1996)
10. Let You In (Wax Doctor Remix) / DJ Pulse
11. Before Today (Adam F Remix) / Everything But The Girl (Virgin / 1996)
12. Replicant Deliver / Sugizo (Cross / 1997)
13. It's Not A Waste / Maximum Style (Parousia / 1997)
14. Blame (Fabio Remix) / Everything But The Girl (Virgin / 1999)
15. Retro / E-Z Rollers (Moving Shadow / 1997)
16. F-Jam (Cool Down Mix) / Adam F (F-Jams / 1996)

当時のドラムンベース界隈ではLTJブケム一派やゴールディーのメタルヘッズ一派あたりがメインストリームなのだと思いますが、個人的には昔からアダムFの作るジャジーなドラムンベースが好みなので、同時代にリリースされた似たような質感の曲を中心にまとめてみました。アシッドジャズから続くクラブジャズの流れでドラムンベースを聞いていた人には、懐かしく感じることが出来るのではないかと思います。いつものようにMixcloudへのリンクを貼っておきますので、よろしければ家での作業時BGMにでも。たまにはこんなドラムンベースを聴きながら過ごす午後もいいものです。

Space Age Travellers
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