At The Living Room Reloaded

忙しい毎日の中で少し足を止めてみる、そんな時間に聴きたい素晴らしい音楽の紹介です。

Oldies but Goodies / Various Artists

2017-02-25 | Compilation
前回久しぶりにディスクレビューを書きましたが、今回はまたコンピレーション紹介。ディスクレビューについては書きたくなったタイミングで適当に書こうと思うので、まぁ気長にお付き合いください。さてさて気を取り直して本日取り上げるのは満を持して(?)の日本語ラップ。実は高校生の頃、日本語ラップに傾倒していたことがあり、出始めの業務用CDレコーダーで良く自作コンピを作っていたのですが、今回の選曲はそのとき以来の16~7年ぶり。とりあえず以下トラックリスト。

1. 2True / スチャダラパー (from the album "The 9th Sense" / 2004)
2. 20世紀~開け心 / Rhymester (from the album "Egotopia" / 1995)
3. 既に早まる死期(四季)(手記) / 四街道Nature (from the album "V.I.C. Tomorrow" / 1998)
4. GOD BIRD feat. KB, XBS, GORE-TEX, DEV MOB X / NIPPS (from the single "GOD BIRD" / 2001)
5. The Vinyl Athletes feat. A.G. (Original Demo Mix) / Muro (from the promotional single "The Vinyl Athletes" / 1999)
6. Rollin'with my Musty,Rollon'with my Cadi. / DS455 (from the compilation "Club Wild B" / 1995)
7. 一夜 ~No Touch Ace~ / G.K. MARYAN (from the album "Keep On Movin' vol.2" / 2002)
8. サムガールズ feat. KASHI DA HANDSOME / キエるマキュウ (from the single "DREAMER” / 2003)
9. Last Dance (Rough Mix) / RINO & DJ YAS (from the original soundtrack "'hood" / 1998)
10. TOu-KYOu / Soul Scream (from the single "TOu-KYOu" / 1997)
11. Don't Turn Off Your Light (89tec9 Mix) / Microphone Pager (from the album "Don't Turn Off Your Light" / 1995)
12. BACK CITY BLUES / YOU THE ROCK★ (from the album "THE★GRAFFITIROCK '98" / 1998)
13. Realistic Love (Midnight Cruise With Wolf Version) / E.G.G. MAN (from the single "Realistic Love" / 1997)
14. skit
15. ROLLIN' 045 / OZROSAURUS (from the album "ROLLIN' 045" / 2001)
16. サクラサク / Fusion Core (from the single "サクラサク" / 1999)
17. skit
18. ボクも / Nitro Microphone Underground (from the album "Nitro Microphone Underground" / 2000)
19. Big Blue ( GO GO King Recoders Remix ) / SHAKKAZOMBIE (from the single "BIG BLUE" / 1999)
20. DL'S MIDNIGHT THEME PT 2 / Buddha Brand (from the album "病める無限のブッダの世界" / 2000)

分かる人には分かると思いますが、かつて大ハマりしていたこともあり、いつも以上にかなりガチです。題材としたのは、いわゆる日本語ラップ黄金期の作品のうちで、僕が今聴いても気持ちいいと感じるもの。亡くなったDev Large氏が以前作っていたMellow Madnessというコンピとほぼ同じコンセプトですが、あのコンピは御大層なコピーの割に内容がイマイチだったので、「自分だったらこうする」という思いで選曲してみました。ちなみに僕の中で日本語ラップが面白かったのは、シーン全体が多様化しつつもまだぎりぎり「日本語ラップ村」の様相を保っていた2001年頃まで。その後の急激なガラパゴス化は受け入れられず、次第にこの辺りの音から離れていきました。当時リアルタイムで聴いていた人のなかには、同じような仲間がおそらく一定数いるはず。今回のコンピは正にそんな人向け。いつものようにリンクを貼るので、良かったら聴いてみてください。

Oldies But Goodies
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Phylliss / Phylliss Bailey

2017-02-15 | Free Soul
このところ自作コンピの紹介ばかりが続いたので、かなり久しぶりとなる音盤レビュー。久しぶりに面白いというかここで紹介しておくべき(=ネット上にまともなレビューがない)作品を購入したので、ちょっと書いておこうと思います。本作はカリフォルニアのAmericomという自主レーベルから1978年にリリースされた一枚。Phylliss Bailey(フィリス・バイレー)なる女性シンガーによる、おそらく唯一の作品です。実はかつてrelax誌上に出張掲載されていたサバービアのFree Soul 2001にこそっと取り上げられているアルバムなのですが、なにせ地味なジャケットのわりに非常にレアかつ高額なため、きちんとアルバム通して聴いたことがある人は少ないのではないでしょうか。僕自身これまで欲しいと思いながらも、あまりの高額ゆえに購入を見送っていたのですが、最近になってブートレグのリイシューが出回っていることを発見。ブートの類はあまり好きではないので買うことは少ないのですが、本作に関してはモノがモノということもあり試しに購入してみたところ、これがかなりの当たりでした。まずブート特有の粗悪さは一切なく、ジャケットも盤も正規リイシューと言われても違和感のないクォリティ。誰が作ったのか分かりませんが、かなりの愛を感じます。肝心の内容も驚きのアーバン・レディ・ソウル大名盤。アップ~ミディアム~スロウとバラエティに富みながら、全編に渡って最高のモダンソウルが展開されています。特に絶品ストリングス・アレンジで彩られたバラード曲であるA-2のFeeling Of Loveと、これぞフリーソウルという高揚感に包まれたA-4のIt's Easy、アップテンポでポップに弾けるB-2のStranger On My Mindあたりは文句の付けようがない大名曲。最近は便利な世の中になったもので、一部の曲はyoutube等にも上がっているため気になる人は是非聴いてみてください。ずっとリイシュー待ちだったので、ブートと言えど良い買い物をしました。正規リイシューはいつになることやら…。個人的にはP-vineあたりからこそっと出てても違和感ないような気がするのですが。。。
コメント (2)
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