At The Living Room Reloaded

忙しい毎日の中で少し足を止めてみる、そんな時間に聴きたい素晴らしい音楽の紹介です。

A Day in The Life of a Gangsta / Various Artists

2018-12-23 | Compilation
続いてこちらは西海岸編。どういう風にしようか悩みましたが、今回は90年代の西海岸を象徴するレーベル、デスロウのベストという形式にしてみました。

1. Who Been There, Who Done That / J-Flex (1996)
2. Ain't No Fun (If The Homies Can't Have None) / Snoop Doggy Dogg feat. Warren G, Kurupt & Nate Dogg (1993)
3. Lil' Ghetto Boy / Dr.Dre feat. Snoop Doggy Dogg, Dat Nigga Daz & Nate Dogg (1992)
4. Big Pimpin' 2 / Tha Dogg Pound feat. Big Pimpin' Delemond (1995)
5. Doggy Dogg World / Snoop Doggy Dogg feat. Tha Dogg Pound & The Dramatics (1993)
6. Tha Shiznit / Snoop Doggy Dogg (1993)
7. Midnight Love / Snoop Doggy Dogg feat. Raphael Saadiq & Daz Dillinger (1997)
8. Baby Mama Drama / Daz Dillinger feat. Big C-Style, "Lil" C-Style (1998)
9. Only For U / Daz Dillinger feat. Lady "V" & Big Pimpin (1998)
10. Nuthin' But A "G" Thang / Dr. Dre feat. Snoop Doggy Dogg (1992)
11. I Get Around (Remix) / 2Pac feat. Digital Underground (1996)
12. Thug Nature / 2Pac (2000)
13. Regulate / Warren G feat. Nate Dogg (1994)
14. Hoochies Need Love Too / Paradise (1994)
15. I'm Still In Love With You / Al B. Sure! (1994)
16. 21 Jumpstreet / Snoop Doggy Dogg & Tray Deee (1994)
17. Free 'Em All / J-Flex feat. Tenkamenin (1997)
18. Califonia Love / 2Pac (1996)

あまりイメージないかもしれませんが、いわゆる西海岸風サウンド(G-Funkなんて言ったりしますね)も、このあたりのヒップホップ東西抗争期くらいまでは普通に好きです。時期的には先ほど紹介した東海岸モノと同じなので、聴き比べてみるのも面白いかも。個人的にUSヒップホップはこの時期までがストライクで、このあと出てくるサウス・サウンドやネプチューンズなんかはちょっと苦手。実は意外と同じような人いるのではないでしょうか。

A Day in The Life of A Gangsta
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

To Have and Have not / Various Artists

2018-12-23 | Compilation
少し前に作った90年代USヒップホップのコンピを立て続けに2つ紹介。あまり興味のない人もいるかと思いますが、ここにトラックリストを挙げておかないと自分の中で後々整理に困るのでご容赦ください。こちらは東海岸編。とりあえず収録曲は以下の通り。

1. Intro
2. Full Clip / Gang Starr (Virgin / 1999)
3. Jussumen (Remix) / Das EFX (Eastwest / 1992)
4. They Reminisce Over You (T.R.O.Y.) / Pete Rock & C.L.Smooth (Elektra / 1992)
5. I Juswannachill / Large Professor (Geffen / 1996)
6. 22 Years / Ill Biskits (Khari Entertainment / 1994)
7. Thisisme / Common Sense (Relativity / 1994)
8. Player / Kaotic Style (Next Level / 1996)
9. Mix Master USA / Brainsick Enterprize (United Recordings / 1996)
10. We Can Get Down / A Tribe Called Quest (Jive / 1993)
11. Be A Father To Your Child / Ed O.G & Da Bulldogs (PWL America / 1991)
12. Return Of The Crooklyn / Crooklyn Dodgers '95 (MCA / 1995)
13. Scandalous / Tefelar Cordell (Such A Sound Recordings / 1998)
14. Hot / Artifacts (White / 1999)
15. Resurrection '03 / Common Sense (White / 2003)*
16. Rhyme Trainin'/ Down Ta Erf (BeatFactory Music Inc. / 1998)
17. Too Complex / L. The Head Toucha (Direct / 1997)
18. Remember We (Salaam Remi Version) / Da Bush Babees (Reprise / 1995)
19. Boom / Royce Da 5'9" (Game Recordings / 1999)

これまでも幾つかヒップホップ系のコンピは作ってきましたが、おそらくそれらの中でも最も王道。今回はヒップホップ黄金世代のベストということで、今まで収録を躊躇っていたようなド定番曲も普通に収録しています。プリモやピートロックなどなど95~96年頃のヒップホップ黄金期の雰囲気を再現しつつ、最後は当時まだ新人だったロイスで締めて次の世代へバトンタッチするイメージ。さんぴんキャンプくらいの雰囲気が好きな人にはどんぴしゃでしょう。リンク貼っておきますので気になる方は聴いてみてください。

To Have and Have Not
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

We Shall See Him As He Is / The Family Tree

2018-12-21 | CCM
少し前にかった中古レコード。このところめっきり中古盤を買うことが少なくなり、何だか寂しさを感じたりもしますが、まぁたまにはいいかなということで久しぶりに手を出してみました。The Family Treeなるグループによる一枚で、ジャンルとしてはモダン・ゴスペルになるのでしょうか。フェンダー・ピアノのJulius Brockington(ジュリアス・ブロッキントン)を中心とした大編成ユニットによる作品で、おそらく70年代後半に制作された一枚かと思われます。リリース元はCheri Recordsというゴスペル系のマイナー・レーベルですが、Alaというレーベルからもジャケ&タイトル違い(God Is Big Enoughという作品になっています)でリリースされており、どちらが先かは不明。ボーカリストが14名もクレジットされていますが、この手のゴスペルものにありがちな合唱モノではなく、曲ごとにしっかりとリード・ヴォーカルが配置されており、やたらとジーザスが連呼されていることを除けば、かなり真っ当なモダン~クロスオーバー・ソウル作品と言えましょう。全体的な質感としては、コーティアルとエロール・ノウレズの人気盤「Don't You Think It's Time」あたりに近いかなという印象。冒頭からミディアム・ソウルで聴かせるA-1のタイトル曲や、グルーヴィーなベースラインにフルートやエレピなどの優しい上モノとジェントルな歌声が乗るB-1のJesus、イントロがミニー・リパートンのLovin' Youに少し似ているB-2のNever Be The Sameあたり、この手の音が好きな人はハマると思います。特に初期のフリーソウル編集盤が好きな人には、かなりおすすめ。そして何といっても本作最大の注目は、A-4に収録されたスティービー・ワンダー"As"の高速カバー。原曲とは全く異なる、パーカッションを効かせたラテン・ソウル風アレンジとなっており、同じくスティービーのカバーで有名なSolのBird Of Beautyに近い雰囲気になっています。Muroさんのスティービー・ワンダー・トリビュートミックスや、川辺ヒロシさんのRise-1で効果的に収録されているのがコレですね。あいにくCD化はされておらず、ゴスペルという性質上これからもCD化されることは難しいと思いますが、中古市場にはときどき流れている感じなので、気になる人はチェックしてみてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

La Schiava Io Ce L'Ho e Tu No / Piero Umiliani

2018-12-05 | OST / Library
巷ではあまり話題にならないまま、本国イタリアのレーベルからLPのみで再発された一枚。ピエロ・ウミリアーニが1973年に手掛けた同名映画のサントラです。正直この辺りのサントラ盤の再発LPなんて買うのは、パオロ・スコッティのDeja Vuレーベルがブームとなっていた2004年頃以来なので、かれこれ15年ぶり。この辺りのイタリアン・サントラは古くから国内/輸入盤問わずコンピも数多くリリースされており、有名どころの曲は各種コンピを5~6枚抑えておけば概ね網羅できるため、これまでほぼコンピで済ませてきていたのですが、本作収録曲に関しては権利関係からかほとんどコンピに収録されることがなく、再発自体も一度もなかったので実は前々から密かに再発を期待していました。内容的には、ウミリアーニが手掛けたボッサ~サンバ系サントラとしてはおそらくベスト。この手のサントラでよくあるように、収録曲はメインテーマのアレンジ違いがほとんどながら、どのアレンジも異様にクォリティが高く、アルバムのどこに針を落としても即座に幸せな気持ちになれる至福の一枚になっています。中でも映画全体のタイトル曲と思われる冒頭A-1のLa Schiavaは、軽快なサンバのビートに、I Cantori Moderni(イ・カントーリ・モデルニ)のコーラスと管弦のオーケストレーションが乗る屈指の名演。モリコーネのBelinda May、トロバヨーリのジェラシーことSei Mesi di Felicita、ピッチオーニのIn viaggio attraverso l’Australiaあたりと肩を並べることが可能なチネボッサ~サンバの大傑作です。正直イタリアン・サントラ好きならこの一曲のためだけにLPを買ってもいいくらいだと思います。続くA-2のSambandoはマリンバをフィーチャーした、軽快ながら異国情緒漂う哀愁の一曲。中盤以降加わるコーラス含め、日本人の琴線に触れる展開と言えるかと。またA-6のCoppietta Di Rioはフルートがリードする軽快なチネボッサ。2000年頃に流行ったライブラリー音源の雰囲気によく似た雰囲気なので、そうした楽曲が好みの方はツボだと思います。あいにくCDやデジタルでのリリースがないため、今のところLPを購入するしかありませんが、LPを聴ける環境にある方ならチェックしてみてもいいかもしれません。イタリアン・チネ・ボッサ好きは必聴です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする