末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

8・6広島 朝鮮戦争阻止・安倍内閣倒せ ヒロシマ大行動 大集会・デモに950人 日韓労働者が熱い連帯

2016-08-08 15:31:18 | #反戦・反核闘争






■8・6広島 朝鮮戦争阻止・安倍内閣倒せ ヒロシマ大行動 大集会・デモに950人 日韓労働者が熱い連帯

前進 速報版 2016年8月 8日 12:57

改憲阻止・国際連帯8・14大集会へ
71年の8月6日、広島で改憲と朝鮮戦争・核武装の安倍改造内閣打倒の闘いの火ぶたが切られ、「ゼネストと国際連帯で戦争も基地も原発もなくそう」という熱い呼びかけが発せられた。5日の動労西日本のストライキに始まり、各産別労働者集会と青年労働者集会、学生集会、6日の原爆ドーム前集会と安倍の式典参加弾劾デモ、8・6ヒロシマ大行動が高揚し、闘いは長崎へ引き継がれた。この地平から改憲阻止8・14大集会の成功をかちとり、労働法制大改悪と改憲粉砕の今秋決戦、日韓労働者が呼びかける11月東京・ソウル・全世界共同行動へ進もう。
 6日昼から広島県立総合体育館で「被爆71周年8・6ヒロシマ大行動大集会」が950人の参加で開催された。オープニングの「希望診療所」「ソリダリティ」の歌に続き、「安倍政権反対」とメッセージを書いて朝のデモに参加した中学3年生が「戦争で将来の夢を奪われたくない。私たちの力で暴走している政府を止めましょう。核をなくしましょう」と飛び入りアピール。

高揚の中、8・6ヒロシマ大行動共同代表で被爆2世の中島健さんが開会あいさつ。中島さんはオバマと安倍を広島に引き入れ「平和宣言」でオバマ発言を引用した松井市長を弾劾し、核武装を狙う安倍政権打倒と朝鮮侵略戦争絶対阻止を訴えた。
広島と長崎の被爆者が訴え
 被爆者の訴えは、大行動共同代表の吉原美玲子さん、NAZENナガサキの城臺美彌子(じょうだいみやこ)さん。ともに、核ボタンを携えて広島に来たオバマへの怒りを語り、吉原さんは「声を大にして行動しましょう。安倍政権はいらない!」、城臺さんも「世界・韓国から見られています。日本の労働者の皆さん、一緒になって平和をつくるため頑張りましょう」と熱く呼びかけた。
 「ヒロシマ―沖縄―福島の怒りをひとつにゼネストで原発・基地・戦争をなくそう!」「国際連帯で朝鮮戦争・核戦争阻止!」「改憲・戦争・核武装の安倍を倒せ!」をメインスローガンに掲げた大行動の基調提起を、大行動事務局長で広大生協労組書記長の谷口恭子さんが行った。「1950年8月6日、朝鮮戦争下で一切の平和集会が禁止された広島で、在日朝鮮人とともに実力で反戦集会がかちとられた。この闘いを引き継ぎ発展させてきた8・6ヒロシマ大行動を核と戦争を絶対に許さない国際連帯の行動として闘おう」と訴えた。さらに、今年の大行動が動労西日本のストライキと一体でかちとられた意義を強調した谷口さんは、自らの職場の労災闘争を語り、「職場から分断や困難をのりこえて団結をつくり労働法制改悪・改憲を阻止しよう」と訴えた。最後に「この時代を戦争・核戦争による破滅ではなく、労働者が主人公となる新しい時代、人間的な共同性を取り戻す希望の時代に転じよう。民主労総のゼネストと一体となって職場・学園・地域から国際的なゼネスト、11月国際共同行動に進もう」と呼びかけた。
福島、沖縄と怒りを一つに
 続いて、福島から福島診療所建設委員会の佐藤幸子さん、ふくしま共同診療所の布施幸彦院長、沖縄から沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長が発言した。布施院長は帰還政策に対し、特に東京での自治体労働者を始めとする労働者の決起が必要だと呼びかけた。
 ドイツ・ゴアレーベン核廃棄物処分場反対同盟役員のケアスティン・ルーデックさんからの「原子力の平和利用など存在しない。原発はいらない。戦争反対!」のメッセージが読み上げられた。またこの日、獄中42年目に突入した無実の星野文昭さん(徳島刑務所在監)の「階級的労働運動と国際連帯で核・原発、改憲・戦争を打ち破ろう」というメッセージを、つれあいの星野暁子さんが紹介した。
 今年も韓国・大邱(テグ)から城西(ソンソ)工団労組の2人の労働者が来日。パクギホン副委員長が「反戦反核はこの時代の基本命題であり、労働者が先頭で実践しなければならない。サードが配備される星州(ソンジュ)はソンソ工団から30分の距離です。弾圧・差別されるところであり、これまでも今もこれからもともに闘います。闘争、また闘争! 労働者階級の解放は労働者自身によって獲得されなければならない。全世界の労働者民衆よ、団結せよ。闘争(トゥジェン)!」。全参加者が声を一つに「トゥジェン!」とこぶしを上げた。
 被曝労働拒否を闘う労働組合から、愛媛県職員労働組合の宇都宮理委員長と動労水戸の高野安雄副委員長が発言に立った。
◆被曝労働拒否闘う労組から
 宇都宮さんは「労働運動の力で伊方原発再稼働を絶対に止める」と決意を述べ、高野さんはJR東労組が常磐線全線開通に率先協力していることを弾劾し、動労水戸―動労総連合の被曝労働拒否の闘いで全線開通を阻止すると宣言した。
 島根人類愛善会の松浦武生会長が改憲阻止のアピールを行い、地元広島から8・5ストライキで8・6闘争の先陣を切った動労西日本の岡崎昭夫組合員、高陽第一診療所労組の森末一義委員長、広教組組合員の倉澤憲司さん、広島大学学生自治会の森田寛隆委員長がそれぞれ決意を語った。
 「日韓労働者の連帯で朝鮮戦争・核戦争を絶対に阻止する決議」を大行動共同代表の室本けい子さんが提案し、満場の拍手で採択。最後に大行動共同代表の大江照己さん(動労西日本委員長)が閉会のあいさつ。灼熱(しゃくねつ)の太陽が照りつける広島の街へデモに出発した。
 警察の不当なデモ規制にもかかわらず続々と飛び入り。ネットで調べて参加したという、民主労総ゼネストに連帯して闘っているオーストラリアの労働者たちも合流、国際連帯の輪を広げた。
 デモを終え、平和記念資料館前で全学連の斎藤郁真委員長が「闘いは新たなステージに入った。日韓労働者が呼びかける11月世界共同行動へ! 闘えば勝てることを示すために京大で無期停学処分撤回をかちとる。私たちこそが夢を語り、次の社会を語る人格として登場していきましょう!」と呼びかけ、団結ガンバローで大行動を締めくくった。

原爆ドーム前集会 核武装狙う安倍弾劾 右翼・警察の妨害うち破り

2016-08-08 15:15:25 | #反戦・反核闘争




■原爆ドーム前集会 核武装狙う安倍弾劾 右翼・警察の妨害うち破り

前進 速報版 2016年8月 8日 12:45

 6日早朝、広島市の平和記念公園・原爆ドーム前でヒロシマ・アピール集会(被爆71周年8・6ヒロシマ大行動実行委主催)が行われた。原爆で命を奪われた20万人もの人びと、被爆者の怒りと悔しさ、新たな戦争を絶対阻止するという決意をともにし、510人の労働者・学生が結集した。「改憲・核武装宣言の安倍を倒せ! 国際連帯で朝鮮戦争・核戦争阻止!」――これが全参加者の思いだ。
 安倍の先兵として集会を暴力的に破壊しようとうごめく右翼、警察、市当局と対決して集会は闘われた。全学連の学生たちと広島の青年労働者が次々とマイクを持ち、決意をみなぎらせて集会への参加を訴えた。機動隊は公園入り口を封鎖し、ドーム前に集まった人びとの結合を阻もうと躍起になったが、それをものともせずドーム前は闘いの熱気が満ちあふれた。

 午前7時半、集会が始まった。反戦被爆者の会で被爆2世の中島健さんが「朝鮮戦争の時、すべての集会が禁止された。被爆者は厳戒を突き破り、『朝鮮の友の上に爆弾を降らせるな』と立ち上がった。今、朝鮮戦争と核武装を狙う安倍を倒そう」と訴えた。
 長崎の被爆者でNAZENナガサキの城臺美彌子さんは「『空から死が降ってきた』と他人事のように言ったオバマを許しません」と怒りを表明した。
 NAZENヒロシマの渡子(とのこ)健さんは沖縄・福島と結んで核をなくすために闘おうと訴え、福島市から参加した椎名千恵子さんは被曝労働拒否のストライキにこそ展望があると訴えた。婦人民主クラブ全国協議会の鶴田ひさ子事務局長は「相模原事件の責任は安倍・麻生の新自由主義政策にある。人間を返せ!」と弾劾した。
 動労千葉の繁沢敬一副委員長は「11月、東京・ソウル・全世界の共同行動を闘い資本主義を打ち倒そう」とアピール。
 韓国・テグから来日したソンソ工団労働組合のパクギホン副委員長が、「新自由主義が『地獄のような韓国』をつくり出している。静かな農村にサード配備が通知され、海岸部に核発電所が建設されている。沖縄と成田の闘いが大きな教訓だ。反戦反核は労働者が先頭に立って闘わなければならない」と力を込めた。
 8時15分、全参加者は原爆犠牲者に黙禱(もくとう)を捧げ、朝鮮戦争・核戦争阻止へ闘う決意を新たにした。全国被爆者青年同盟の壱貫田康博委員長(広島連帯ユニオン書記長)がヒロシマアピールを読み上げ、全学連の斎藤郁真委員長が「京大生への無期停学処分を撤回させる。職場・大学で進められる戦争の攻撃と闘おう」と呼びかけ、デモに出発。
 「改憲阻止! 安倍打倒! ストライキで戦争止めよう!」。デモのコールが平和公園一帯に響きわたり、式典会場内の安倍を直撃した。


7・24関空反対全国闘争 今こそ32年間の関空闘争の真価を発揮するとき! 動労水戸迎え135人で成功

2016-08-01 17:11:04 | 関西空港反対闘争






■7・24関空反対全国闘争 今こそ32年間の関空闘争の真価を発揮するとき! 動労水戸迎え135人で成功
前進 速報版 2016年8月 1日 11:05

 7月24日、大阪府泉佐野市の末広公園で「戦争反対!改憲と労組破壊の安倍打倒!関空の軍事使用反対!」関西空港反対全国集会を行いました。地元40人をはじめ135名が結集し、ビラを見た近所の婦人が「子や孫を戦争に行かせたくない、戦争だけは絶対にダメ」と参加されました。
 司会は関西新空港絶対反対泉州住民の会の小林順子さんと中山綾子さん。冒頭、「沖縄高江での工事再開強行弾劾! 安倍政権を許さないぞ! 沖縄と連帯して闘うぞ!」のシュプレヒコールで集会が始まりました。

 関西労組交流センターの深町加代子代表が「32年間の関空反対闘争は、戦争が切迫するこの日のために闘ってきた。世界中の労働者民衆がもうがまんできないと立ち上がっている。乳飲み子を抱えた女性も立ち上がっている。絶対反対で団結し、労働組合の闘いを軸に全民衆総決起で闘えば、戦争を止め、社会のすべてを奪い返すことはできる」と力強く主催者あいさつを行いました。
 動労水戸の国分勝之副委員長と全国水平同盟の久原正子委員長、婦人民主クラブ全国協議会関西ブロックの山本美知子代表、8・6ヒロシマ大行動実行委員会の中島健さんが連帯のあいさつを行いました。
 国分副委員長は、「戦争は絶対許してはいけない。動労水戸も結成30年、軍事空港化を止めてきた関空闘争と同じくらい闘ってきた。政府のごまかしの極致がフクシマだ。7月12日動労水戸は17人のストライキで常磐線原ノ町―小高運行再開反対を闘った。小高では動労福島の闘いがセレモニーを直撃した。住民に帰還と被曝を強制することは許せない。フランスの労働者は実際原発を止めている。動かすのも止めるのも労働者だ。ともに闘おう」とあいさつ。
 森田恒一・前泉州住民の会代表、三里塚芝山連合空港反対同盟、動労千葉などからのメッセージが紹介され、泉州住民の会代表の国賀祥司泉佐野市議が基調報告を行いました。
 国賀さんは「今日の集会には特別の思いがある」と、32年前、市が集会場を貸さないという妨害をうちやぶって、野出の浜で関空反対集会をはじめたことを振り返り、「毎年現地で闘争をやり、米軍や自衛隊が軍事使用するたび抗議闘争をやり止めてきた。三里塚闘争とともに、偉大な反戦闘争の地平をつくってきた。今の情勢でこそ関空闘争が反戦闘争の拠点として真価を発揮する時だ」「作戦計画5015は関空や成田空港の定期便を止め、軍事使用することを不可欠にしている。自治体労働者が水の供給など真っ先に動員され、関空労働者が運送、荷役などに動員される。これに反対して自治体労働者、関空労働者が戦争に協力しなければ、戦争も軍事使用もできない。兵士も労働者、労働者こそ反戦闘争の主体だ! 労働組合が団結して闘えば戦争は阻止できる。沖縄、三里塚、福島、動労千葉、韓国・民主労総、世界の労働者と団結して闘おう!」と訴えました。
 泉州住民の会役員の井上敏幸さん、塩満留夫さん、奈良市従業員労働組合、八尾北医療センター労働組合、関西合同労組泉州支部とS工機分会、全学連が決意表明に立ち、泉州労組交流センター・黒瀬博匡代表が閉会あいさつを行いました。
 井上さんは「橋下が関空をオスプレイの基地にと言い出した時抗議に行き止めた。沖縄高江反対住民への政府の暴挙は許さない。改憲、戦争を止めよう」。奈良市従業員労働組合は「激しい労組解散攻撃のなかで、正規と非正規の団結をつくりだし、下水道の民間委託を止めてきた。新自由主義はウソとだましと脅ししかない。労組が絶対反対で団結して闘えば粉砕できる。ストライキで闘う労働組合に変えるため26日集会とデモを行う、結集を」。八尾北医療センター労組は「政府の医療制度改悪で、保険がない、低所得の人が病気を重症化させ悔しい思いで死んでいっている。病気になった人を待ってる医療ではなく、予防医療、患者も医療者も対等に団結の力で命と健康を守る拠点として、来るべき社会の準備としてたたかう」。関西合同労組泉州支部は「私たちには勝利の方針がある。労働者には力がある。ゼネストと国際連帯で闘おう」、ともに登壇したS工機分会長は、大幅賃下げ、パワハラ自殺への怒りから組合を結成し、前進を勝ち取っている報告を行い、「労働法制改悪阻止、堺から世界へゼネストと革命、労働者の勝利を信じともに闘う」。全学連は「京都大学での4学生への無期停学処分と徹底的に闘い、第二波反戦バリストを必ず実現する」と意気軒高と決意表明しました。
 関空の見えるりんくうタウンまで、太鼓に合わせて元気よくデモ行進しました。沿道や団地、マンションから多くの住民がデモに注目し声援を送ってくれました。
(泉州地区委員会・M)