末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

「生活保護は後発薬」

2008-04-28 10:17:05 | 医療の民営化と闘う
 
 厚生労働省が「生活保護受給者は4月1日から後発医薬品しか使えない」通達をしていたことがわかりました。本人にそのことを指導し、従わなかった場合は診療明細書をチェックして「保護の打ち切りも検討する」というのです。
 保護を受ける理由の43%が傷病。新自由主義が競争、安全性無視、差別と格差と貧困で生み出した傷病は増えるばかり。医療扶助は国の義務であり労働者の権利です。
 それなのに「生活保護の医療扶助は最低限の医療を受けてもらうのが目的だから」とは憲法25条もびっくりです。健康で文化的な最低限の生活を保障するために医療は平等に最高でなければならないのだ。
 国は「有効性や安全性は先発薬と同等」といいますがこれはうそ。私たちも患者さんの希望で安い薬も使いますが、効果が違うものがたくさんあります。主成分は同じでも溶剤やコーティング剤が違うからです。
 4月から始まった新医療制度が、お年寄りだけでなく全ての国民の医療を抑制することがますますはっきりしてきました。
 私たち労働者は国家が医療の内容まで管理、強制することは許さない。
 直ちに医療・福祉の現場から新医療制度廃止、福田内閣打倒の行動に打って出ましょう。

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