連日マスコミで「医療制度が変わったのにまだ保険証が届いていない」ことが報道されています。診療所の電子カルテに75歳以上の患者さんの保険番号がほとんど登録できない状態です。このこと一つとっても今回の改正(改悪)が上からの一方的押し付けだと分かります。
後期高齢者医療制度は、年寄りは早く死ねという制度です。
75歳以上の年金から保険料を天引きし、70歳から74歳の窓口負担を1割から2割にし、15万人の入院患者を追い出し、在宅死を2割から4割に増やすなんて許せない。 安保闘争の力で勝ち取った、皆保険制度(1961)と医療の無料化(1973)を新自由主義=民営化で戦前に戻してはならない。
映画「シッコ」で、保険会社と製薬会社が医師に保険を使わせないアメリカや、労働者のストやデモで無料の医療制度を守るイギリス、フランスが紹介されました。この時イギリスの病院職員は「皆保険制度がなくなったら革命が起きる」と答えています。今日本でその時が来ています。
これ以上銀行や大企業や政治家・官僚に私達の命と健康と生活をまかせるわかにはいきません。世界は革命情勢です。労働者が団結して立ち上がり、後期高齢者医療制度の撤回を勝ち取りましょう!