■NYダウ急落、終値372ドル安の1万1015ドル
朝日新聞 2008年9月23日6時12分
22日のニューヨーク株式市場は、米国の金融安定化策だけでは金融不安を完全には振り払えないとの悲観的な観測から金融株を中心に売り注文が膨らみ、ダウ工業株平均の終値は前週末比372.75ドル安の1万1015.69ドルと急落した。同日の原油先物相場が急騰したことで、米国内の消費に悪影響が出るとの不安が広がり、消費関連株などの株式が売り込まれたことも株価下落に拍車をかけた。
■NY原油、一時130ドル突破 2カ月ぶりの高水準
朝日新聞 2008年9月23日6時7分
22日のニューヨーク商業取引所の原油市場は、国際指標となる米国産WTI原油の先物価格が夕方の時間外取引で一時、2カ月ぶりに1バレル=130ドルを突破した。
終値は前週末比16.37ドル高の120.92ドルで、上昇幅は過去最大となった。米政府による金融救済策が下落基調にあった相場の流れを変えたことに加え、中国の需要が再び拡大傾向にあることやサウジアラビアが9月から原油の供給調整に踏み切ったことも価格急騰の要因になった。