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■中山国交相が辞任へ 問題発言に批判、麻生新政権に打撃
朝日新聞 2008年9月27日22時55分
「日教組が強いところは学力が低い」などと発言し、野党から辞任を求められていた中山国土交通相が28日に辞任する見通しとなった。政府・与党内で、国会審議や総選挙への悪影響を避けるため、早期に事態を収拾する必要があるとの判断が強まった。政権発足直後の閣僚辞任は、解散総選挙に臨む麻生首相と与党にとって大きなダメージとなりそうだ。
中山氏は25日の報道各社とのインタビューで、「成田空港は『ごね得』」「日本は単一民族」「日教組の子どもなんか成績が悪くても先生になる」などと発言した後、26日に発言を撤回し謝罪した。
千葉県の堂本暁子知事やアイヌ民族最大の団体「北海道ウタリ協会」、日教組などから抗議を受けたほか、民主党など野党各党は中山氏の辞任か罷免を要求。中山氏は文部科学相だった04年にも「歴史教科書から従軍慰安婦とか強制連行といった言葉が減ってきたのは良かった」と発言して問題になっており、野党は首相の任命責任も追及する構えを見せていた。
ここのところ引退、辞任と自民党の閣僚が労働者の怒りで倒されている。経済界や自民党の本音がぼろぼろでてくるだけでだれが代わっても同じこと。個人の問題ではない。議会で政治が決まるのではない。職場や学園や地域で労働者、学生、住民が権力を握らなければならない。ストライキで団結の力を示そう。