2)実際はメリットどころではない。人が亡くなっている。
6月4日岐阜県在住の78歳の高齢女性が胸痛の症状を訴えて地域のクリニックを訪れ病院の窓口にマイナ保険証を提示。しかし資格確認情報なしと表示されて10割負担を持ち合わせがなかったため受診をあきらめて、「明日紙の保険証を持って出直します」と告げて帰宅。翌日未明に様態が悪化して搬送先で心筋梗塞のために亡くなりました。
また竹田智雄・全国保険医団体連合会会長の経験でも、
「50代の女性が朝から急にろれつが回らず言葉を発しにくいことに気付き、
どう見ても、脳梗塞の初期症状でした。女性はマイナ保険証を持参したのですが、
(不具合で)被保険者の資格が確認できなかったため帰ろうとされました。
その人の場合は、家族が慌てて紙の保険証を届けに来てくれたので診療が可能になり、大きな病院でMRI検査もできた。結果、脳梗塞だと診断されたのです」
「そのまま帰ってしまっていたら、半身不随など最悪の事態につながりかねないケースでした」
現場では常に通信エラーや機械の不具合が起きています。紙の保険証であればこんなことは起こり得ませんでした。
6月4日岐阜県在住の78歳の高齢女性が胸痛の症状を訴えて地域のクリニックを訪れ病院の窓口にマイナ保険証を提示。しかし資格確認情報なしと表示されて10割負担を持ち合わせがなかったため受診をあきらめて、「明日紙の保険証を持って出直します」と告げて帰宅。翌日未明に様態が悪化して搬送先で心筋梗塞のために亡くなりました。
また竹田智雄・全国保険医団体連合会会長の経験でも、
「50代の女性が朝から急にろれつが回らず言葉を発しにくいことに気付き、
どう見ても、脳梗塞の初期症状でした。女性はマイナ保険証を持参したのですが、
(不具合で)被保険者の資格が確認できなかったため帰ろうとされました。
その人の場合は、家族が慌てて紙の保険証を届けに来てくれたので診療が可能になり、大きな病院でMRI検査もできた。結果、脳梗塞だと診断されたのです」
「そのまま帰ってしまっていたら、半身不随など最悪の事態につながりかねないケースでした」
現場では常に通信エラーや機械の不具合が起きています。紙の保険証であればこんなことは起こり得ませんでした。