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救援本部ニュース449号 2013.5.2
「沖縄を米国支配下にした日が、主権回復の日か」がってぃんならん!(絶対に許されない)
政府が「主権回復の日」として式典を行った4月28日の同じ時間に、沖縄県宜野湾市では「屈辱の日」沖縄大会が開かれ、1万人の沖縄県民が参加して激しい怒りをぶつけました。東京新聞は、参加者の思いを紹介しています。
「式典まで開かれて、踏んだり蹴ったりじゃないかと思う。沖縄への認識を改めてもらいたい」「基地はなくならず、むしろ強化する方向へ行った。憲法の理念は沖縄では今まで実現されなかった。さらに9条が改正されれば、沖縄はもっと悪くなる。戦争になれば、基地のあるところが攻撃されるのだから」(伊江島から参加した反戦地主の平安山良有さん)。「主権が回復したことはない。たとえようもない怒りを感じる」「基地があるのは仕方ない、地元は経済効果で潤うんだなどという人たちは、一度その地で生活してみればいいと思います」(名護市辺野古で生まれた村山友子さん)
万余の結集で安倍政権への怒り噴き出す
沖縄現地からの報告を紹介します。
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安倍政権が主催した「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」に抗議する「4・28政府式典に抗議する『屈辱の日』沖縄大会」が宜野湾市海浜公園野外劇場からあふれる万余の結集で行われました。
政府式典と同時刻(午前11時)の開会の1時間以上前から、沖縄全県から参加者が宜野湾海浜公園野外劇場に結集。開会時間の時には海浜公園野外劇場は立錐の余地もないくらいの超満員の参加者で埋め尽くされました。
集会開始に先だって、参加者全員がスクラムを組んで「沖縄に返せ」の斉唱。参加者の思いが一つになっていきます。
連帯あいさつとして発言した座間味村議会議長の中村秀克さんは自らの祖父の「集団自決」の歴史を語りました。
沖縄戦の元女子学徒隊有志「青春を語る会」の山中きく会長は、「政府の対応は沖縄の苦悩をまったくかえりみない、歴史認識を欠いた心ない行為」と批判し、「今日がスタートです」と参加者に呼びかけました。
集会の最後には、参加者全員が「がってぃんならん(絶対に許されない)」五唱で拳を突き上げました。
集会には、「4・28」を経験した世代から、「復帰」闘争の世代、さらには青年や学生も数多く参加。小さな子ども連れの家族参加も多数見られました。なにより1万余の結集を支えたのは自治労や沖教組・高教組といった沖縄の労働組合の力です。
集会はオスプレイ配備を強行し、さらに辺野古新基地建設を強行する日米両政府への怒りの決起となりました。安倍政権の「日米同盟強化」とその下での「主権回復」という攻撃に対して、沖縄の労働者民衆が「がってぃんならん」と非和解的な闘いを開始したのです。安倍政権の攻撃は「逆」のものに転化しました。「4・28」が世界大恐慌と3・11情勢下において、新たな闘いの日となってよみがえったのです。
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福島を切り捨て、原発政策を進めて、人々の命と暮らし、未来を奪い続ける国家が、同じように沖縄の基地強化と改憲、戦争政策を進める。こんなことは直ちにやめさせなければなりません。福島と沖縄の怒りとひとつになって、ともに闘っていきましょう。
★当面する闘争スケデュール
★いまこそすべての原発なくそう!全国会議 HP
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