末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

12・4 日比谷野外音楽堂に「派遣切るな」2千人

2008-12-05 07:12:59 | 世界の闘い

「派遣社員はモノじゃない」。契約を打ち切られた非正社員らが集会で抗議の声を上げた=4日夜、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂

■「派遣切るな」2千人 怒りと不安、東京・日比谷
朝日新聞 2008年12月4日23時6分

 世界不況のあおりを受けて、非正社員らを減らす勢いが加速している。相次ぐ「派遣切り」に、不安を抱える労働者からは、対策を求める大合唱が起きている。
 4日夜、東京・日比谷野外音楽堂は、2千人の非正社員や労働組合の関係者らで埋まった。怒りと不安が満ちていた。
 「僕たちにも2009年を迎えさせて下さい」「寮から追い出さないで下さい」「どうかホームレスにしないで」
 壇上にのぼった派遣社員の叫びが、会場に響き渡る。「厳冬のなか、数十万人が放り出されようとしている」。
 自動車、電機、工作機械……。製造業を中心に非正社員の大規模な削減が相次ぐ。その数は厚生労働省が把握しているだけでも来年3月までに約3万人。日ごとに増える。
 減産を理由に期間従業員や派遣社員ら440人が契約打ち切りを通告されたいすゞ自動車栃木工場(栃木県大平町)では、期間従業員らが労組を結成。4日午前、同僚らと解雇の撤回などを同社に求め、仮処分を申し立てた。泣き寝入りする非正社員が多い中、法的手段に訴えるのは異例だ。同社は「世界不況の大波が、想像を超えていた」
 「雇用に深刻な影響が出ている。悪化のスピードが速く、早いうちに手をうたねば深みにはまる」
 だが、麻生首相が1日、経団連会長の御手洗冨士夫キヤノン会長を官邸に呼び、非正規雇用の維持を求めたわずか数日後、キヤノンのカメラ生産子会社、大分キヤノン(大分県国東市)が同社で働く請負会社の従業員を年内に約1100人削減する見通しが明らかになった。政治の要請も、景気低迷から身を守る経営の論理にのみ込まれた格好だ。
 派遣ユニオンは「急がないと、このままでは年末には路上に大量の失業者があふれかねない」と危機感を募らせている。

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